6月が旬の初夏の花。クレマチスの花とフラワーアレンジメントをご紹介。

夏のフラワーアレンジメント大きいフラワーレッスン

こんにちは。

 

横浜市泉区 1000㎜²の大きな花に特化したフラワーアレンジメント教室

ブーケットパフュームの相沢知美です。

 

本日は

「6月が旬の初夏の花。クレマチスの花とフラワーアレンジメントをご紹介」

と言うタイトルでお届けします。

 


庭に咲いたクレマチスの花をご紹介します。


まずはこちらのクレマチスの花をご紹介したいと思います。

 

我が家に咲いたクレマチスです。

もう10ほど前に買った花鉢で花の品種はわかりませんが

とても大輪のクレマチスです。

 

と、言っても買った当初はこんなに大きな花ではなかったのですが・・

 

直径7㎝程の花が今では直径12㎝はあるのではないかと思います。


クレマチスのエピソード


◆女王様と呼ばれるクレマチス

イギリスでは「蔓性植物の女王様」と言われるそうで、この大輪の花が満開になるとその圧巻の華やかさに納得してしまいます。

 

◆名前の由来

日本では「風車」(がざぐるま)や「鉄線」(テッセン)という和名があります。

確かに、花は飾車のような形をしてますし

茎は針金のように細く硬いです。

 

では、クレマチスの名前の由来は、ギリシャ語の「巻き付けひげ」「つる」から来ているそうです。

クレマチスを育てている方でしたら1度は経験があると思います。

髭のように伸びたつるが他の茎に巻き付いてしまい取れない事が。


クレマチスを楽しむには


◆切り花のクレマチス

切り花としての出回りは4月から10月です。

とても長く花を楽しむ事が出来る花です。

 

色は赤、ピンク、青、紫、白といろがあります。

シックな濃い色から、淡いパステル色と色も豊富です。

夏のフラワーアレンジメント

◆クレマチスには花びらが無い

このクレマチスの花、ちょっと驚きのエピソードがあります。

それは、花びらに見える所は実はガクなのです。

これは、あじさいなどにもある事ですが、クレマチスの場合は、花びらはありません。

実は花びらは退化してしまったようです。

 

本来なら、花びらを支えるために額がありますが、その役割を果たすものがないため花びらはもろく、触れただけ簡単に花びらが取れてしまいます。

 

皆さんの中にも、余りにも簡単に花びらが取れてしまい、ビックリされた方もいる方と思います。

 

その為、クレマチスの花を長く楽しんでもらうためにはそっと丁寧に扱う事。

一重先も、八重咲も、そして花びらが硬そうで丈夫に見えるベル咲きのクレマチスもです。

アレンジや花束を作る時は仕上げに入れるのが花はを美しく仕上げるためのコツです。

 

最近は花が終った後、雄蕊と雌蕊だけになったクレマチスも出回っています。

とても趣のある花でこのクレマチスを使うとアレンジメントがドラマチックになります。

 

◆クレマチスの花の咲き方

そして、花の咲き方にも種類があります。

我が家の庭のクレマチスは一重咲きです。

花びらは4枚です。

手前のクレマチスは雄蕊が開いてませんが、次第に奥のクレマチスのように開いてきます。

雄蕊が開くと華やかさが出ます。

 

こちらの写真はベル咲きと言います。

鈴のように咲くこのクレマチスは他のクレマチスとは違ってひっそりと咲く野草の様でとても可愛らしい花です。

フラワーアレンジメントにもこのベル咲きのクレマチスがとても人気です。

 

クレマチスのフラワーアレンジメント

 

そして、とっても豪華な印象の八重咲です。

一重とは違う花の印象がありこちらはインパクトのある花です。


クレマチスの水あげ方法。庭のクレマチスもこれで水揚げ。


クレマチスは水揚げが難しい印象がありますが、最近の切り花の品種は改良され日持ちが良くなりました。

しかし、長く楽しむためにはしっかりと水あげは欠かせません。

方法は茎の太い物は金づち、細い物は花切はさみの柄の部分で枝をたたき、深い水につける事です。

私も早速この方法で庭のクレマチスを水揚げしてみました。


おわりに


さて、本日はわが家の庭に咲いたクレマチスからはじまり

クレマチスのエピソードをお話しさせていただきました。

 

こんな風に花の事を少し知るだけで益々その花が好きになりますね。

 

最後に、クレマチスをアセントに使った花で

シャクヤク、アリウム、バラ、アスチルベのフラワーアレンジメントをお届けします。

 

それでは、本日も最後までありがとうございました。

 


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