【フラワーアレンジメント ひまわり】水あげ方法、花言葉、フラワーアレンジメントの使い方などヒマワリの基礎知識/フラワーアレンジメント教室 横浜 神奈川

アレンジメントの作り方

こんにちは。

 

横浜市泉区 1000㎜²の大きな花に特化したフラワーアレンジメント教室

ブーケットパフュームの相沢知美です。

 

本日は

「夏が旬の人気の花。ひまわりのフラワーアレンジメントを楽しむための基礎知識」

について

1m越すブーケットパフュームのフラワーレッスンの作品と共にご紹介します。

 

はじめに

このブログをご覧くださっている方はきっと花が好きな方々だと思います。

それは、何かのきっかけで。と言う方もいらっしゃると思いますが、子供の頃からなんとなく花が好きと言う方も多いいのではないでしょうか。

 

子供の頃、夏休みと言えば、絵日記や暑中お見舞いのハガキにひまわりのイラストを描き。

ひまわりの芸術品と言ったらゴッホの代表作「ひまわり」がとても有名ですね。

 

私もそうですが、ゴッホの独特の絵のタッチ、表現からゴッホの人生に興味を持ちました。

 

本日はそんな私たちにとても馴染み深いひまわりの事を深くご紹介し

ひまわりの魅力をご一緒に再発見してみましょう。

夏の花

 

 

ひまわりの基礎知識から魅力を発見。

原産地アメリカ大陸北部では先住民の貴重な存在

原産地がアメリカ大陸北部でもヒマワリは英語で「Sunflower」(サンフラワー)と呼ばれています。

これは太陽に似ているから。という説と、太陽に従うという意味の「following the sun」からという説があります。

 

ひまわりの歴史はとても古く、紀元前、アメリカ先住民族の間でタンパク質と脂質を多く含むひまわりの種は彼らの生活では欠かせない栄養源だったようです。

 

例えば、ひまわりをすり潰し粉にしたものを主食にしたり、お菓子にしたり、油も取っていたのではないかと言われています。

 

他には、ボディーペイントをしたり、薬、茎は住居の材料など様々な形で利用されていたようです。

 

漢字の由来とヒマワリが咲く向きの関係

日本には江戸時代初期に中国から渡ってきましたが「太陽に向かって花がまわる」そんな特徴から「向日葵」という漢字がつけられたひまわりですが、昔はそのままの読み方でリュウガアオイ」と読まれていた時期もあるそうです。

 

しかし、実際。ひまわりの花が太陽に向かって移動しているイメージがなく、以前から不思議に思っていたので調べてみました。

 

ひまわりが太陽に向かって回っているのは成長が活発な花が開くまでの時期成長ホルモンが活発になり太陽を追うように茎をのばします。

 

その後、茎が硬くなると向きは変わらなくなり、ひまわりは東を向いて大きく花を咲かせるそうです。

 

ひまわりの花言葉

ひまわりの花言葉は「あなただけ見つめている」「愛慕」「崇拝」「情熱」「あなたを幸せにします」「あなたは素晴らしい」

と、非常に情熱的な花言葉が並びます。

 

まさに夏の暑い季節に太陽に向かって大きく花を咲かせる太陽そのものの花言葉です。

 

そして、もう一つ、13世紀~16世紀。インカ帝国ではひまわりは太陽神の化身として崇められていたそうで、黄金のひまわりの冠などが祭壇に装飾されていた。そんな歴史的な背景から「崇拝」という花言葉があります。

 

しかし、西洋では「偽りの富」「偽りの金貨」という意味もあるそうで、スペインからの侵略でこの黄金のひまわりの冠が略奪されたという歴史が言い伝えられているからです。

 

ひまわりの種類

ひまわりと言えば、花の大きさは直径20㎝~40㎝。明るいオレンジ色の大きな花びら。

葉は10㎝~30㎝となり、丈は大きい花で3mにもなります。

 

しかし、いま花屋さんで出回っているひまわりは切り花として楽しみやすく品種改良された花です。

花も直径7~10㎝程度で、全体の丈は70㎝ほど。

 

花の色も黄色、オレンジと言った一般的なひまわりだけではなく、白いヒマワリ、赤茶のひまわり、そして八重のひまわりとその種類はとても多くあります。

 

色によって印象がシック花だったり、フレッシュな印象などとガラリと変わるので、ひまわりの種類によって合わせる花も変えて楽しむ事が出来ます。

そんなひまわりを求め花屋さんをめぐり、まわりとの新しい出会いを楽しむの良いですね。

向日葵, 花, 夏, ブルーム, 花びら, ひまわり畑, フローラ, 自然

 

 

ひまわりの水あげ方法と生き生きとさせるポイント

ひまわりは水揚げがとても簡単な花です。夏の暑さにも丈夫な花ですのでこれからの季節におすすめの花です。

そのため、今迄花を飾る機会が無かったという初心者の方でも手軽に楽しめる花です。

 

水揚げ方法

花を新聞紙で包みます。

新聞紙で包むときは下(切り口の方)は細く、上(花の方)は大きくなるようラッパ型にまきます。2~3㎝斜めに切り、花瓶等に入れてそのまま半日以上ゆっくりお水を吸わせてあげます。

 

この時、使用する花瓶はずっしり重みのある花瓶、特に下に重心のあるを花瓶を使ってください。

何故なら、ひまわりの花は上の花の部分に重心がありとても傾きやすい花だからです。

 

もし、そのような花瓶が無い場合は水を多めに入れ、花が人の体に触れない所に置くのがおすすめです。

 

下を向い元気がないひまわりを生き生きとさせる方法

花が下に向いて咲いているヒマワリは折角の顔が見えません。

 

それでは少々残念なので正面を向くように水揚げをしてあけるときれいなひまわりの花を眺めることが出来き

ひまわりの一番の魅力でもある元気に生き生きとした姿を感じることが出来ます。

 

また花の向きが悪いと花束、フラワーアレンジメント、花瓶に飾る時に花の形が決まりにくく、思い通りの花を飾る事が難しくなりますが、茎がしっきりして真っ直ぐな花は簡単に上手に飾る事が出来ます。

 

ひまわりの向きを直す方法はこちらの動画でご覧ください。

この方法は、ひまわりを飾っていたら元気がなくなってきた・・と言う場合にも使える方法です。

 

注意点は、動画でもお話をしていますが、ひまわりのはなびらはとても傷がつきやすいので、新聞紙から花を出して巻くのがポイントです。

そして、花が正面、ましくは上に向くように、特に花のすぐ下(花首といいます)を持ち上げるようにこの部分をきつめに巻く事が大切です。

 

 

ひまわりの花持ちがよくなる管理方法

ひまわりの茎はとても細かい産毛があり、夏という暖かい季節のせいもあり水が濁りやすくなります。

また、切り口も黒くなりやすくこれは水を吸い上げる導管が詰まっている証拠です。

このままの状態ではバクテリアが発生しやすくなるので、毎日の水替えと、切り戻しをしてあげる事が花を長く楽しむためのコツです。

 

そして、葉は傷みやすく、乾いた印象になってしまいます。

折角花は綺麗に咲いているのに、元気のない葉が一緒にあると花の印象は悪い方に見えてしまいます。

これは、花を綺麗に飾るコツで、例えばレストランの活け込みや、受付の花などのような人をおもてなしする花では特に気をつけると良いでしょう。

 

ただ、不思議と花と言うのは、その花の葉がぴったり馴染む葉であり、葉がある事で花が綺麗に生き生きとした印象に見える事もあります。

 

従って、花のすぐ下の葉ともう1枚残すか、場合によってはもう1枚残すくらいの葉の数にして飾るのがおすすめです。

夏の黄色い花

《品種:フレッシュレモン》

 

 

ひまわりのフラワーアレンジメントの作り方

初夏の5月の頃からヒマワリが出回ります。

 

そんなひまわりを見かけると早速フラワーアレンジメントを楽しみたくなりますが、まずはその前にひまわりの特長を観察してみましょう。

 

そしてひまわりの魅力を発見したらフラワーデザインに生かして見ましょうみましょう。

 

まず、ひまわりは、下に向いた花、前を向いた花、そして上を向いた花があります。

これらの花を流れる様に活けると花にストーリーを感じることが出来ます。

 

例えば、正面を向いた花は一番低く、

上を向いた花を真ん中に、

最後に下を向いた花は上に使います。

 

そしてひまわりの茎は真っ直ぐに伸びています。

このような綺麗なラインを見せるデザインはフラワーアレンジメントでは花の特長を生かすロジックとして使います。

 

もう一つ、大輪のひまわりを使う時はシンプルな花合わせがアレンジメントがよく合います。

それはひまわりが、ダイナミックで壮大なな印象が最大の魅力だからです。

 

壮大なダイナミックさを表現する1つの方法として花の種類は少なく、その分、本数を増やして活けると心に響くような感動的なフラワーアレンジメントを作ることが出来ます。

 

ミニひまわりでしたら小花と合わせ可愛いラワーアレンジメントも良いでしょう。

今の時期ならベリーと合わせたり、ミニバイナル(パイナップルリリー)やクルクマと合わせたら如何でしょうか。

 

では、ひまわりを実際活ける時のセオリーとしてお話しを進めていきたいと思います。

ひまわりの花は重心が上になります。そのため、花を斜めに挿すと茎が回ってしまい、花の向きが決まらなくなることがあります。

 

小振りのひまわりで、茎がしっかりしている物でしたひまわりを斜めにアレンジすることも出来ますが、大きなひまわりは真っ直ぐに使うと活けたい所に花をアレンジすることが出来す。

 

また、花を斜めに挿す時は勿論、真っ直ぐにアレンジする時も深く挿すことで安全に活ける事が出来ます。

 

これは、花の重心が上にある為、アレンジメントを移動する際など茎への負担がかかる事があるからです。

 

そして、オアシスに茎を深く挿す事を考慮してオアシスの高さを高くなるようにセットする必要があります。

ひまわりのアレンジメント

《品種:プロカットプラム》

 

 

その他のひまわりの楽しみ方

ひまわりを逆さまにつるすとドライフラワーなります。

作り方は花びらがある状態でも良いですが、花びらを全て取ってしまうのも面白いです。

ドライフラワーが完成したら、スワッグにして楽しめば新たな楽しみ方が出来ます。

 

例えば、たユーカリの葉など大ぶりの葉と相性が良いです。

他にはピンクッションなどのような大きな花同士を組み合わせるとワイルドさを感じるダイナミックな花になり、夏の気分にとても合います。

 

ギフトフラワーでは、夏になるとひまわりの花束が人気です。

大きな花の特長を生かして、縦長のダーな花スレン束は男性へのプレゼント夏生まれの女性に如何でしょうか。

 

ミニひまわりを使えばかわいいブーケタイプのひまわりが出来ます。

子供にも人気のひまわりですので、小さなお子様へのプレゼントにはおすすめです。

東北の八重

《品種:東北のひまわり》

 

 

おわりに

私が子供の頃みたひまわりと言えば、丈は背丈より高く、花は顔よりも大きく。

葉に手のひらよりずっと大きく。ひまわり畑に出てくるようなそんなひまわりをよく目にしました。

 

しかし最近はそんな大きなひまわりを見る機会も無くなりましたがつい先日、わが家の近所の家庭菜園の片隅に2m位のひまわりを見ることが出来ました。

 

花びらが垂れ始め、種が出来る頃になってました。

夏の終わりにこのような哀愁を感じるひまわりの姿をよく見たな。

 

そんな懐かしいひまわりの姿をフラワーアレンジメントの表現に取り入れてみたいなと思いながら

新たなヒントに胸が膨らむ思いがしました。

 

そんな風景をヒントにブーケットパフュームらしい大きなフラワーアレンジメントをまたいつか皆様にご覧いただきたいと思います。

ひまわりフラワーアレンジメント