こんにちは。
横浜市泉区。
1mを越す大きいアレンジを基礎から学べるフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
晩秋の花をアレンジしてみましょう。
横浜の街も美しく紅葉し、普段見慣れた街もドラマチックに染まっています。
そんな景色にピッタリの晩秋をテーマにした10月のフラワーアレンジメントレッスン。
そこで本日は
【フラワーアレンジメント 秋】花材選びと、色合わせで演出。秋のフラワーアレンジメント
と言うタイトルで
晩秋のフラワーアレンジメントを作る時のおすすめの花材や
色合わせやポイントを
10月最後の1mを越す大きいフラワーレッスンのアレンジメントで解説したいと思います。
花ともう一つ。色で晩秋を表現しましょう。
花材で秋の季節感を演出する
今月はトライアングルと、オーバルという基本のフラワーアレンジメントの形から
花を枠にはめず、伸び伸びと使っていただく応用スタイルでのレッスンを致しました。
バラや、ムラサキシキブ、紅葉したトラノオといった秋の花を使うだけ季節感を演出することが出来ます。
但し、秋の花を使っただけでは季節感を演出することはできません。
では、どの様にしたら秋が終る「晩秋」を伝える事が出来るのでしょうか。
秋の色で晩秋を表現する
それには、一番大切なのは「色」です。
秋は他の季節に比べ濃い色(ストロングカラー)やシックな色(ディープカラー)を使うと秋らしくなります。
同じ赤、黄色、ピンクでも、これらの色味のものを選ぶと良いという事です。
下の2つのアレンジメントは9月にレッスンした初秋のアレンジメントです。
そんな秋の花も晩秋はより深い色、発色の良い色を使うと表現する事が出来ます。
葉の選び方も実は大切
また、アレンジメントに使う葉の色も大切です。
アクセントに明るい黄緑色(ニューサイラン)、白っぽい葉(ユーカリなど)を使っても
赤味のあるグリン(赤のドラセナ、紅葉した葉、)
深緑の葉(ルスカス、アカシア)も合わせて使うと秋らしくなります。
花の色で印象をコントロールする
色を繋いでアレンジメントの印象を柔らかくする
今回、花材に選んだバラは「ディープパープル」という品種で、青味のかかった色をしたバラでした。
私も花市場で一目で気に入ったのでが、生徒さんからもとても好評なバラでした。
そして、色だけではなく、バラの咲き方もとても綺麗なバラでした。
今までお話をしてきたような、ストロングカラーでも、ディープカラーでもありませんが、赤いスナップドラゴン、紫色のトルコキキョウや、ムラサキシキブと相性が良く
更に、赤と紫というインパクトある組み合わせを淡いパープルピンクのバラが柔らかくしてくれています。
パープルピンクの色は、ピンクに青味のかかった色です。
そのため、赤と紫色の組み合わせが強いと感じた時は、この2色の色を繋ぐようなパープルピンクの花を使うと印象がソフトになります。
アクセントに明るい色を入れる効果
今回、花を選んでいる時、少し暗く感じました。
晩秋なので、アンダーな印象がイメージではあるのですが華やかさが無いと感じたのです。
そこで、淡い黄色のセロシアを花材に加えました。
アンダーな色に明るい色を入れた事でアレンジメントに光と影が出来
アレンジメントに奥行きが生まれました。
そして、明るい色があるからこそ、スナップドラゴンやトルコキキョウのアンダーな色が映え
色彩豊かな華やかな晩秋のアレンジメントを作る事が出来たのです。
代わりに黄色のケイトウなどを使っても良いかと思います。
まとめ。素敵なアレンジの構成を見てみよう
今回ご紹介した
晩秋のフラワーアレンジメントを作る時のポインとをもう一度おさらいしましょう。
1.秋の季節の花を使う
2.秋色のディープカラー、ストロングカラーを使う
3.葉の色も深緑、鮮やかな紅葉の葉を使う
更に、暗いと感じたり、華やかさが欲しいと感じた時は
明るい色の花を足す。
季節感を出すフラワーアレンジメントは様々な花の組み合わせで表現する事が出来ます。
本日ご紹介したお話も1つの例です。
皆さんが素敵だな。と感じたアレンジメントがありましたら
そのアレンジメントがどのように花合わせをされているのか。
その構成を自分なりの解釈で良いと思いますので考えてみるととても参考になります。
私も皆様がもっと楽しくなるように「素敵だな」「参考にしたいな」と思っていただけるフラワーアレンジメントをご紹介したいと思います。
それでは最後に、撮影にご協力下さった生徒さんのお写真をご紹介したいと思います。
いつもご協力下さる皆様。本当にありがとうございます。
また、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。