日本生まれのアンティークな色合いが人気のブラックティーというバラがございます。
色も素敵ですが、咲き方や花びらにも魅力を感じます。
そんなブラックティーをご紹介します。
こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
ブラックティーは1973年に岡本 勘治郎さんによって作られてバラです。
私がこのバラに初めて出会ったのは今から30年も前になります。
今までにない珍しくオシャレな色のバラにすっかり心は奪われ日本中でとても人気となったバラです。
私も例外ではなく、ブラックティーを見つける度に手にしていたと言っても過言ではございません。
そんな美しいバラ「ブラックティー」を皆様にご紹介したいと思いますので
しばしこのバラの美しさをご堪能ください。
さて、先ほどもお話をしましたが、ブラックティーの一番の魅力は紅茶色をしたアンティークな花の色ですが
もう一つ、魅力を感じるのが花の咲き方です。
バラには様々な咲き方がございます。
その中でこのバラは半剣弁平咲きと言います。
バラには様々な咲き方がありますが、剣弁咲きとは花びらの先端が反り返り、尖ったような形をしているバラでとてもバラらしい咲き方をしています。
また、花びらの縁が丸く、ティーカップの様に丸く開く丸弁咲きと言う咲き方もあります。
バラの花びらの重なり、豊かさを感じる可愛らしい咲き方のバラです。
そしてこの半剣弁咲きとはこの2つの中間的存在になります。
花びらの縁は反り返っても尖らずクルッとひっくり返った花びらの丸みだけを感じる事が出来るバラで剣弁咲きより柔らかい印象で、丸剣弁咲きよりバラっぽくエレガントな印象のバラです。
そんなブラックティーの花をじっくり見ていて更に思ったこのバラの魅力があります。
それはなんとも柔らかな花びらです。
花の中心がホロホロとほどけるかのように開き
何とも言えない柔らかさを感じるバラです。
もしかして見た目以上に花びらが薄いのでしょうか・・・
これはあくまでも私の印象になりますが、この柔らかい花の姿形がバラの色と掛け合わさり
より魅力を増しているように思えてきました。
そう思うとこのバラの魅力は底知れず、唯一無二の存在かもしれませんね。
さて、そんな魅力的なバラを使い、3月は1mを越す大きいフラワーレッスンをしました。
最後にブラックティーとカーマインクラシックという2種類のバラを使いアレンジして下さった生徒様の作品をご紹介したいと思います。
【花材】
バラ/カーマインクラシック
バラ/ブラックティー
スターチス/白
スカビオサ/淡いピンク
ビバーナムスノーボール/淡いグリーン
クリスタルキャンドル/白
ライラック/紫
矢車草/青
レースフラワー/白
他グリン
5月はバラが旬を迎える季節です。
お気に入りのバラを見つけて是非楽しんで下さいね。