こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
10月の大きいフラワーアレンジメントではクレッセントが人気でした。
クレッセントは三日月型のフラワーアレンジメントの基本のデザインですが
上を向いたクレッセントもあれば、下を向いたクレッセント
そして、横を向いクレッセントなど、様々な向きのデザインがあります。
私も好きなデザインですが、1度、2度では上手に生ける事ができない上級者向けのデザインです。
本日は大きいフラワーアレンジメントレッスンで生けて下さったクレッセントをご紹介しながら
クレッセント作りのヒント、花材のご紹介などをしたいと思います。
さて、まずはクレッセントが難しいデザインの理由は、花々で曲線のデザインを作る事が難しいからです。
しかし、花々の動きをを見極める事で綺麗がクレッセントの形を作る事が出来ます。
花々なは真っ直ぐな茎もあれば、自然と曲がっている茎もあります。
そして、茎を手で曲げて形を作る「矯め」をする事で自由に形を作る事が出来る花材もあります。
これらの動きのある花を上手に使う事で綺麗な曲線を作る事が出来ます。
例えばお写真の作品では
右は曲がったレボリューションゴールド(黄色い葉)を使い
左は曲がったオンシジューム(黄色い小花)を使い形を作っています。
そして、もう一つ大切なのが花の高さです。
クレッセントの三日月の形を作るには、短い所は短く生ける事で長い所が際だったり、曲線を作る事が出来ます。
従って長い所、短い所
そんな花の高さの違いを作る事で綺麗な形を作る事が出来るのです。
さて、クレッセントにもデザインの形からはみ出ないよう形を強調したような作り方もありますが
今回の受講生様が生けて下さったような花々の柔らかい動きを感じられる生け方も素敵です。
この様な柔らかさを出す為にも、黄色い葉っぱ(レボリューションゴールド)や、コスモス、オンシジウム(黄色い小花)など柔らかい花々を長く使い、更に、デザインから少しはみ出るくらい形の枠にこだわらず生けています。
花器を動かした時、これらの花々が揺れ動く姿がとってもカワイかったです。
では、花材をご紹介します。
・ダリア(オレンジの大輪)
・コスモス
・スブーレマム(サーモンピンク)
・オンシジューム(黄色い小花。蘭の花)
・ケイトウ(濃いピンク)
・フォックスフェイス(黄色の大きな実物)
・レボリューションゴールド(黄色い葉)
・ドラセナ(大きい葉)
こちらのアレンジメントを見返してみると、形も良いですが、花の使い方も良く、1つ1つの花が存在感があり、アレンジメントの中で生きているのが感じられますね。
今回ご紹介したアレンジメントの他にも、素敵な大きいフラワーアレンジメントが沢山完成しましたので、また後日ご紹介したいと思います。
是非、また遊びにいらっしゃって下さい。
最後までありがとうございました。