こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
丸い花瓶にチューリップと春の枝物を生けました。
その時の花生けを動画にしましたので、本日は丸い花瓶にチューリップを生ける時のポイントをお話ししながらご紹介したいと思います。
花材紹介
まずその前に花材をご紹介したいと思います。
・チューリップ
・リューココリーネ(紫)
・ミモザの蕾
・スイートピー
・アオモジ(枝物)
以上、5種類の花を使って生けました。
花瓶の花の生け方のコツ
チューリップの葉っぱの処理
花が新鮮なうちはチューリップの葉はとても美しい姿をしています。
しかし、時間の経過かと共にチューリップの葉は垂れ下がってきてしまい
更に葉が折れたり、切れてしまう事もあります。
葉が元気なうちはそのまま花につけて生けると良いですが
生ける時に既に葉が垂れ下がっていた場合は、葉をとって生けると良いでしょう。
たったそれだけで花が生き生きとして見え、チューリップの可愛さも際立ってきます。
スイートピーの向きを見る
スイートピーには裏と表があります。
裏とは、花が後ろを向いてしまっている状態で、茎が目立って見えています。
そして、表は花が正面を向いている状態です。
裏と表を見つける時は花をクルッと回しながら探すと良いでしょう。
必ず花が一番見える所(表)が有ります。
そして、スイートピーを生ける時はこの表が正面を向くようにしながら生けます。
つい流れて花を生けてしまうと思いますが、1本1本花を生ける前に確認しながら生ける事で完成した花瓶の花の華やかさが違います。
チューリップが垂れ下がった時
花が下を向いてしまった時の原因は、何らかの原因で水が吸えてなく元気が無くなってしまった時
か、花の寿命で元気が無くなってしまった時です。
しかし、チューリップの場合は、それだけではありません。
チューリップは時間の経過と共に茎が伸び、茎が柔らかくなります。
そうすると花の重みで茎が曲がり、下を向いてしまいます。
しかし、花が元気が無いわけではなく、その状態からも長く楽しむ事が出来ます。
そんなチューリップを生ける時は、その下を向いた普段のチューリップとはちがう表情を楽しむように下に垂らして花瓶に生けてみて下さい。
ただ、その時も立体的になるように、花の長さを変えたり、花の高さを変えたりしながら生けると奥行き感が感じられ、花の動きを感じる花瓶の花となります。
動画のご紹介
最後に
今回は私のとってもお気に入りの花瓶に花を生けました。
お花と一緒に蝶々が描かれていてとても春らしい花瓶である事から、他の夏や秋冬には出番がなかなかない花瓶です。
水色の花瓶の色がピンクのチューリップとのコントラストでとても華やかに見えます。
花は器の色で印象が変わります。
是非お気に入りの花瓶や花器を見つけて、花との組合せを楽しんでみて下さい。
それでは、皆さんもチューリップの花を楽しんで生けてみて下さい。