こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
初夏におすすめの花と、その花を使った花瓶の花をご紹介したいと思います。
チューリップやラナンキュラすなどの花が終わると初夏の花が花屋さんに並んできます。
その中でまず特に人気の花と言えばバラにあります。
切花のバラは一年中出回っていますが、本来は春と秋が旬になります。
(但し種類によっては一部異なります)
バラの花と花瓶
まずご紹介するのは口の狭い一輪挿しの花瓶に生けたバラの花です。
こちらのバラは中心は淡いピンクで周りが濃いピンクと色の濃淡が美しいバラです。
バラは真っ直ぐ伸び直線的なラインが目立つためドラセナの葉の反り返りやライラックの枝のしなりを生かし、花瓶の花に柔らかさを出しました。
それに対してこちらのバラの花を使った花瓶の花はオクラレルカの葉っぱの直線とバラの直線を生かしシャープさを表現して生けてみました。
パープルのバラと青く染めたガーベラで生花のフレッシュさは感じませんが、光に当たった花の艶感、滑らかさは生花の魅力。
バラの香りが漂ってきそうです。
ジャーマンアイリスの花と花瓶
昨年、大きいアレンジメント、花瓶の花レッスンで花の魅力に気づいてしまった「ジャーマンアリス」をご紹介します。
まるで花に水彩絵の具をこぼしてしまったかのような美しさと、ヒラヒラとフリルの様になった花びらのから花の優雅さが感じられます。
花は、1本に数輪咲く楽しみもある花です。(個体差で1輪しか咲かない事もありました)
先ほどのバラの花でもご紹介しました白いコの花瓶は口が横に長く、更に奥行きがないため思ったより花を入れる事が出来ません。
しかし、その分沢山の花や葉っぱを用意しなくても形になるためとても生けやすく私のおすすめの形の花瓶です。
ジャーマンアイリスを生ける時は、花びらが折れやすいため丁寧に優しく扱ってあげましょう。
例えば、花を生けている時に手にぶつかってしまった
テープ―るに置いた時にジャーマンアイリスの上に別の花を置いてしまった
この様な事で花びらが折れてしまうと花の形が悪くなってしまいます。
アリウムの花と花瓶
次にご紹介するアリウムです。
この花はバラやジャーマンアイリスの様に主役になる花ではなく、アクセントに使う花になります。
何故なら、アリウムの茎は動きがあるものが多いいからです。
この花を生ける時は、茎の光沢感や、動きを最大限表現する為に長く使う事がおすすめでになります。
こちらの花瓶では上に伸びるように生けてますが、横に伸ばして生けるのも良いでしょう。
デザインを考えアリウムをどのように使いたいか、心のおもむくまま生けてみて下さい。
ビバーナムスノーボールと花瓶
最後にご紹介するのは「ピケバーナムスノーボール」です。
この花もとても人気な花で、明るい黄緑色の花は新緑の季節の初夏にピッタリの色になります。
また、この花は最初は明るい黄緑色をしていますが、次第に花が白くなり色が変わってきます。
ビバーナムスノーボールを生ける時は、花瓶に水を沢山入れる方が花持ちが良くなります。
この花は水が下がりやすい為、水が少ないと花が元気が無くなってしまうのです。
そして、切り口は必ず斜めに切ります。
出来るだけ斜めにして枝の中にある白いワタ状のスポンジを取り除くとより花持ちが良くなります。
また花のボリューム感で花が豊かな初夏の花瓶の花を演出する事も出来ます。
おわりに
以上のように4つの春から初夏の花をご紹介して来ました。どの花も花瓶だけではなくフラワーアレンジメントとしても楽しむ事が出来る花です。
花瓶の花の一番の良さは手軽に花を生ける事が出来る所です。
フラワーアレンジメントでは吸収スポンジの準備が無い分楽に生ける事が出来ます。
透明の花瓶に生ければ初夏の汗ばむ季節も爽やかに感じる事が出来ます。
是非、皆様も素敵な初夏の花に出会って花を楽しんでみて下さい。
最後までありがとうございました。