こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
芍薬とカーネーション、そして枝物を使い、初夏のフラワーアレンジメントを生けました。
このアレンジメントでポイントになったのはカーネーションの生け方です。
こちらのフラワーアレンジメントでは、カーネーションを右にまとめて生けていますが
長い花、短い花と凹凸を付けて生けています。
この様な生け方によってカーネーションに陰影が出来、光が当たって明るく見える花と、陰になり暗く見える花と
同じ色のカーネーションなのに違う印象の花になります。
もし、カーネーションを左右、真ん中と散らして生ける時は花を長く生け、丸くポンポンと弾むよう花の姿を見せたり
短く生けて花のモコモコとした可愛さを見せるのも良いでしょう。
しかし、1カ所に同じ色の同じ花を生ける時、同じ長さで生けてしまうと花に表情がなく単調な印象になってしまいます。
そうならないように、今回の様なカーネーションの配置の時には花の長さに凹凸を付けて花に表情を作ってあげます。
只、皆様の心境としては花を短く切るのは
「切りすぎてしまい失敗したらどうしよう」
「花を短く切るのは勿体ない」
と抵抗を感じるかと思います。
しかし、短い花の命をより輝かせ、命を吹き込んであげたいと私は思います。
従って、ちょっと勇気を出して花を短く切る事もしてみて欲しいと思います。
今回の芍薬の下にカーネーションがくるように短く切り
そして、その横のカーネーションは長くし、更にその横(上下)は長いカーネーションの下にくるように花の頭1つ分短く切っています。
この様な生け方はカーネーションだけではなく、バラやガーベラなど他の花でも同じです。
短くする花は思いっきり短くして凹凸をしっかり出して生けてみてください。
きっと皆様のフラワーアレンジメントがいまよりずっと良くなる事と思います。