この経験した事の無い大きい花をどんな風にアレンジしたらいいか。
この大きい花がフラワーアレンジメントの中で美しい存在感を引き出す事が出来るか
この瞬間、真剣に向き合い、バランスの良い高さ、花の向きなどを読んでいます。
【限られた花を効果的にアレンジする事】とはどんな事なのか
フラワーアレンジメントは常に限られた条件の中で作らないとなりません。
限られた条件とは花の本数や、予算、大きなどのデザインの事になります。
この花の限られた条件の中で花をいかに活かして活けるか。という事がフラワーアレンジメントの技術でもあり
花を１本、１本大切に思う気持ちでもあります。
フラワーアレンジメントの技術の中には「花の配置」というのがあります。
そもそもアレンジとは配置を意味するくらい、フラワーアレンジメントでは花の配置と言うのはとても大切です。
花の配置が悪いと、無駄に花が重なってしまったり
花の奥に花があって、存在を感じなかったり。
花の表情が悪く、花の輝く姿を見る事が出来なかったりします。
特に花が重なってしまっている時には残念な事にその花は人の目に触れる事なく、ただ枯れてしまうだけです。
更に、そこだけ花が込み合ってしまい、花が窮屈な印象すら感じる事があります。
花のボリューム感に偏りが出てしまいます。
そんな花の配置が悪いフラワーアレンジメントになった時は一体どうしたらよいのでしょうか。
花を足していけば何とかカバーする事が出来そうですが、そんな花の使い方をしていてはボリュームはあっても華やかなフラワーアレンジメントにはなりません。
花の表情もイキイキとしては見る事が出来ません。
花がいくらあってもきっと足りないでいょう。
では、そんな時の花の生け方をご紹介します。
それは、隠れていた脇枝の花を間引いて花の横に入れてあげる
重なっている花を別の場所でに刺してあげる
これが限られた花で効果的にアレンジするコツになります。
このような花のアレンジで花に命が吹き込まれ、花１本１本が生きたフラワーアレンジメントになります。
花１本１本を引き立たせ
花に存在感を出すようにアレンジを作る事で花は効果的にすべての花に光を当てる事が出来ます。
花のバランスも良くなり、アレンジメントとしての完成度がとても上がります。
フラワーアレンジメントの印象も大きく変わり、とても華やかなフラワーアレンジメントに感じます。
(１０月の体験レッスン・イメージになります)
