こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフューム 相沢 知美です。
花の色合わせにお悩みの方に。花合わせのコツをお話していきます。
本日は、
色合わせにお悩みの方
いつもワンパターンでお悩みの方
自分らしい個性を生かした花を探し求めている方などに
是非お伝えしたい内容になります。
花に携わる方でしたら特に必要なスキルと思われる
「花の色合わせ」の中から
「反対色の色合わせ」の法則。
そして、反対色のアレンジメントを作る時の「デザインの法則」などをお話したいと思います。
是非、反対色の花の使い方理解し
品が良く、センスの良い反対色の使い方を貴方の花に取り入れて
貴方の花との人生にお役だて下さい。
それでは本日は
【フラワーアレンジメント 色合わせ】反対色の花で品良く、センス良い色合わせにするフラワーアレンジメントの花合わせのコツ
と言うタイトルでお届けします。
反対色=補色とは
まず、反対色とはどういうものか
一番わかりやすいのは
白×黒だと思います。
それは、下の図の「色相環の図」のようにその色の反対の色となるもの。
正式には「補色」とも言います。
下の図で言うと
オレンジ色・黄色×紫・青
赤・ピンク×緑・青などになります。
このように反対色はインパクトが強く
そしてメリハリがあり元気で明るい印象になる色合わせになります。
その為、広いレストランの中心に反対色でアレンジした花を飾ると
広いスペースに華やかさが出ます。
幼稚園や、娯楽施設、イベントの会場など賑やかな活気が欲しい場所に飾ると
元気な明るい雰囲気の印象を出すことが出来ます。
反対色を使った11月のレッスン
ここからは先日、大きなドラマチックフラワーアレンジメントのレツスンで
反対色の色合わせとなる「オレンジと紫色」をテーマにした作品を参考にしながらお話をしていきたいと思います。
11月のテーマは「ドラマチックな晩秋」でした。
そもそも、「晩秋」と聞いて大きく2つの印象に分けられます。
1つ目は、深い秋。秋の終わりから連想されるダークな深い色合い。
例えば、暗るの茶色や、赤黒などです。
もう1つは、紅葉の葉が散る景色から想像する
鮮やな色にシックな色が交じり合ったような色
秋らしい「渋みのある赤・黄色・オレンジと栗色の様な茶色」です。
今回、11月のレッスンでは後者である鮮やかな色×シックな色で秋アレンジを目指しました。
また、それには赤く紅葉した葉が欠かせません。
するとアレンジのテーマカラーは「赤・オレンジ」に
色彩豊かな秋をイメージして紫を足しこの3色で決まりました。
反対色の法則
それでは、ここからは私の反対色の法則とともにお話していきます。
反対色のテーマが決まった後は
イメージを膨らませ、目指す方向性を考えていきます。
例えば、淡い色合いと合わせ
明るく落ち着いた印象にしていきたい場合は
パンパスのオフホワイトの色や
淡いクリーム色やベージュ系と合わせフンワリ柔らかい印象に
爽やかな秋風の様なアレンジメントが出来とても良いでしょう。
しかし今回は、「燃えるような情熱的な秋」をイメージにしてました。
そこでもう少し色を加えて鮮やかさを表現してみようと思いました。
しかし、色味が多くなるとインパクトが強くなります。
安っぽさが出たり
場の雰囲気に合わず
浮いてしまう事もあります。
反対色を上品に情熱的な大人カラーを目指し選んだのが
「赤・オレンジ」の中間色であり、色と色を繋ぐ色の効果がある
サーモンピンクの花を合わせる事。
更に全体的に落ち着つた印象にし
紫の印象を少しだけ沈め
鮮やかなアレンジメントを「引き締める」という効果を出す
濃い紫色のスカビオサ
黒緑のドラセナを足す事にしました。
ここで私が特に考えたのが、花それぞれの花のボリューム感=バランス感と
紫色のトルコキキョウの使い方です。
反対色の分量と花の使い方
オレンジ色と紫色。
この正反対の色は非常にインパクトが強くなります。
更に、一緒に合わせた紅葉の赤。
カンガルーポーの黄色
これらは紫色以外は暖色に
そして、紫色だけは寒色になります。
と言う事は、この紫色が無ければとてもまとまり感が生まれるのです。
従って、紫色の分量や、花の挿し方でバランスを取ることを考えました。
今回は、この紫色をアレンジ全体の中で下の方だけに入れ、
高低差を出し、アレンジの奥行き感を出すために使う。
更に高低差の中で5分咲き、蕾の花は色がまだ淡く
優しい色と茎にしなやかな動きがあるので
前に出して使う「高低差」の中で言う「高」の部分に使うように。
そしてこの日のレッスンでは濃い紫いは「高低差」の「低」の部分で使う様にアドバイスをさせていただきました。
フラワーアレンジメントは組み立てるブロックの様
ある生徒さんが花を活けながら言いました。
「まるでブロックを組み立てているみたい」だと。
これは、私もとても良く思う事です。
色、デザインはとても深い関係にあります。
自分で思い描いたイメージと
最初に選んだ花
そこにどんな花を
どんな色を合わせ
どんな風に花を使えばイメージになるか組み立てていくのです。
ご自分で花を合わせるが苦手な方
ワンパターンでお悩みの方はこのあたりの「組み立て」を振り返ってみて下さい。
そして、それが出来るようになる一番の近道は
色々な花の色合わせ
花の使い方に実際に触れてみる
ご自分で活けてみる事です。
いわゆる、経験値を上げる
出来れば雑誌やSNSで見るだけではなく
実際ご自分で経験する事が非常に大切だと思っています。
何故なら実体験は、心に響き感動と共に脳裏に焼き付きます
それが、貴方にとっての引き出しになります。
今回お話をした反対色(=補色)の使い方は
パステル色の反対色はその柔らかい印象から作りやすいのですが
濃い色は深い考えの「組み立て」が必要になります。
オシャレで、上品な大人の色合いを目指すには
「組み立てる」感覚で色合わせ
デザインを考えてみて下さい。
それにより、貴方の花がもっと彩り豊かになり
花の世界が広がる事となると思います。
最後に。反対色の色合わせのコツ
反対色の色合わせは同系色や、グラデーション色でまとめるより難しい色合わせになります。
しかし、「難しい色」だからこそ、上手く組み合わせ出来た時は非常に嬉しいものです。
私も失敗しながら私なりの法則が出来
それが確信となり皆様にお伝え出来るようになりました。
皆様もまずは素敵な色合わせを見つけ真似してみる
好きなフラワーアレンジメント講師に学びに習いに行くなど
まずはご自身の手で触れて感じて下さい。
そして、時には自分でもチャレンジしてみましょう。
その時、失敗したら何が良くなかったのか考えれば良いのです。
上手く行った時は何が良かったか
それは貴方にとって大切な「自分の花」になります。