こんにちは。
横浜市泉区 大きな花のフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
本日は
【枝ものアレンジメント 基本】枝を矯めて曲げる。枝物アレンジメント、基本の作り方
についてご説明したいと思います。
枝ものを曲げて「矯める」方法とは
真っ直ぐな、枝ものを曲げて、自由な形を作る事を「矯める」と言います。
枝物を矯めて曲げると、表情が出て、そのまま枝ものを使うより、魅力的なフラワーアレンジメントを作る事が出来ます。
しかし、枝ものを矯めるには、コツが必要で
更にためる事が出来る枝物と、出来ない枝ものを知る必要があります。
そこで、本日は、自宅リビングで大きい花、枝もの、葉っぱを使い
1mを越す大きいフラワーアレンジメントを作る花教室を主宰するブーケットパフュームが
枝物の矯める使い方をご紹介します。
①枝を利き手と反対の手で、しっかり持ちます。
持つ場所は、曲げたい所から下を持つようにします。
②曲げたいところを利き手で親指を下にし
残りの指4本を上にして枝を挟むように持ちます。
③親指に力を入れ枝を曲げながら指の場所を少しずつ下から上にずらしていきます。
④曲げたいところを重点的に③を繰り返します。
どんどん曲がっていますので、イメージの曲線を作ります。
この時、あまり強く力を入れてしまうと枝が折れてしまいます。
強度はその枝の種類や、太さなど個体差があるので探りながら少しずつ曲げていきました。
矯める事ができる枝ものの種類
矯めに向く枝
ドウダンツツジ、柳、ヒペリカム、ユーカリなど柔らかくしなる枝
矯めに向かない枝ものの種類
桜、こでまり、雪柳など、乾いたような枝・硬い枝は為に向きません。
更に矯められる植物は枝物だけではなく、カラーなどの花。ユーカリなどの葉なども曲げる事が出来ます。
少しずつ矯める事に慣れてきたら、色んな植物で試してみると新たな発見があり楽しいと思います。
枝ものを矯める事のメリット
①枝ものを好きな形に変える事が出来る。
②枝物に大きな流れをつけて、躍動感、哀愁など表情を表現することが出来る。
③シンプルな花材でも華やかなデザインにすることが出来る
④デザインの幅が広がる
その枝に存在感が増すことでアレンジメントが華やかになります。
矯めたアレンジメントのデザイン
①垂れ下がる動き
②横に流れる動き
③引き戻る動き
④向かい合う動き
他にも様々な動きをデザインすることが出来ます。色々試しながらデザインする楽しさを味わってみて下さい。
まとめ
枝物を使ったアレンジメントは作品をダイナミックにしてくれます。
そのため、大きなスペースに飾るときにはとても便利な花材です。
そして、季節折々の花を咲かせ、葉を広げ新緑の生命力を感じるもの
紅葉し季節の彩りを感じる事が出来ます。
「枝物のアレンジメントを難しい」
と思うかもしれませんが、そのコツを知れば1本1本枝振りを読み取り、そして自分の感じたものを表現することの楽しさに感動する事と思います。
今の季節でしたらこでまり、ビバーナムなど華やかな枝物がお勧めになります。
ドウダンツツジも春になると流通し、長い期間出回ります。
扱いやすいこれらの人気の枝物からまずはチャレンジしてみては如何でしょうか。
最後に、実際に枝ものを使いながら矯め方を動画で紹介しています。
こちらも是非ご覧ください。