こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きなドラマチックフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
本日は
「春のお花は香りを集めてフレグランスアレンジメントを」
についてご紹介したいと思います。
春に楽しみたいフレグランスフラワーとは
春はとても香りのよい花で町が賑わいます。
普段、人が行きかうだけの駅周辺でも、花屋さんから春の花のほのかに香る花の香りにいつもと違う景色が広がります。
そんな香りに心も弾み足取りもいつもより軽くなります。
特におすすめの春の花はスイートピー、ストック、ヒヤシンスの香りです。
本日はこの3つの花の香りの特長や効能。
そして利用のされ方などそれぞれの花の香りについてのエピソードや、出回り時期、花持ち、そしてフレグランスフラワーを集めた花の楽しみ方などをご紹介いたします。
ぜひ、花の香りを想像しながらお楽しみください。
スイートピーは甘くさわやかな香り。
◆スイートピーの香りについて
甘酸っぱい香りスイートピー
「Sweetpea」は英名で「香りのよいえんどう豆」。和名でもジャコウエンドウ(麝香豌豆)、カオリエンドウ(香豌豆)、ジャコウレンリソウ(麝香連理想)と言われる代表的な芳香花です。
年末から切り花として出回り春を告げる花としてフラワーアレンジメント、花束に人気です。
現在切り花として出回るスイートピーは原種「ラティルス・オドラタス」の園芸品種だと言われ、ヒヤシンス、スミレのような香りと、ジャスミンのような濃厚で力強い香りがあります。
この香りは現在流通しているスイートピーの品種に受け継がれています。
スイートピーの香の分類には以下のような特徴に分ける事が出来ます。
①バラ、ヒヤシンスの様な香りに柑橘類、ブドウに似たフルーティーな香りを合わせた強い香り。(スイートスノー、スイートピンクなど)
②バラ、ブドウに似た甘い香りにフルーティーな香り。(アーリーラベンダーなど)
③流通しているスイートピーの8割を占める微香のスイートピー。バラの香りにフレッシュグリーンの爽やかな香りがする。(ステラなど)
◆スイートピーの出回り時期
切り花のスイートピーは12月~3月に出回ります。
◆スイートピーの花合わせ
スイートピーの香りはとても優しい香りがします。
そのため、合わせる花も香りの優しい物で気持がホッと和むような花でまとめてみてはいかがですか?
例えば、バラの甘くさわやかな香やフリージアもおすすめです。グリンならヒバなど爽やかな香りもスイートピーに合うのではないでしょうか。
優しいパステル色から、シックな赤紫。
最近は色を吸わせ染めたスイートピーなどもあり、花の少ない冬に彩りを与えてくれてます。
その為お子様の発表会、大人の女性へのギフトフラワーなど用途に合わせスイートピーの色を使い分けたり、更に香りで使い分けるとより贈る方をイメージした花を贈ることが出来ますね。
ストックの甘くスパイシーな香り
ストックはフラワーアレンジメント、花束、ガーデニングの花としてとても人気な花です。
南ヨーロッパ原産の多年草でギリシャではローマ時代から薬草として栽培され利用されてきたとても人との関わりが深い花。
その後、香りのよいストックの花に魅了された欧米の人達によって改良されていきました。
ストックの花の香りはカーネーションに似た香りがします。これはカーネーションと同じ「オイゲノール」という香りの成分が含まれているからです。
パウダリーでほのかに甘く。そしてスパイシーなクローブの香りがするのが特徴です。
このストックの香りは香水(フレグランス)の調香として必要な香りの要素を広く利用されてします。
蕾が咲き、長く楽しめ、更に花持ちに合わせ香りも長く続くから「永遠の美」はという花言葉がつけられたそうです。
◆ストックの出回り時期
切り花のストックは12月~4月に出回ります。
◆ストックの花合わせ
ストックは香がとても強いので、同じく香りの強いカサブランカなどと合わせると人によつては強すぎると感じるかもしれません。
同じパウダリーな香でまとめるなら桜やカーネーションなどの花と合わせてみても良いでしょうね。
他にはさりげなくもしっかりと香りを楽しめるリューココリーネのような爽やかな香もアクセントになってお勧めです。
ストックは華やかな香りで、この香りを香ると気持ちがゆったりと贅沢な気分になります。
合わせる花も花びらの多いい薔薇やラナンキュラス、また香りの弱いユリなど見ているだけで華やかな気持ちになる花と合わ、花を見る方に「特別なひと時」をお届けしてみては。
また、スプレー咲きより、スタンダードの花の方が香りが強くなりますのでご参考にして下さい。
ヒヤシンス
ギリシャやトルコが原産のヒヤシンスはユリ科の植物。
日本名では「風信子」と言います。
球根の花の為、水栽培や花壇に植え育てる楽しみもありますが、上手に使えばフラワーアレンジメントにも使う事が出来ます。
アロマオイルに使われる事もあり、ヒヤシンスの精油はとても高価なものになります。
古来ギリシャではヒヤシンスの香りには疲れた心を回復させる。そんな話もあったそうです。
そして花の開花と共に香も強くなるヒヤシンス。
部屋いっぱいに広がるヒヤシンスの香りをかぐととても幸せな気持ちなります。
ヒヤシンスの香りには「グリーンノート」と呼ばれる青葉を思わせる爽やな香りと甘い香りを混ぜたようなエレガントな香が特徴です。
花が終る直前の時が一番香りが強くなりその短い生涯を終えます。
まるで命を美しく燃やし尽くしたかのように終わるヒヤシンスにドラマチックな花の姿を感じます。
◆ヒヤシンスの出回り時期
切花で出回るのは12月~3月
◆ヒヤシンス花持ち
ヒヤシンスの花自体は次から次と花を咲かせ、とても日持ちをします。
しかし、頭が重くなると下に垂れさがり茎を痛めてしまうのが難点です。
その為、フラワーアレンジメントの場合は茎にワイヤーをインソーションする。または添えるなどを補強をしてあげると良いです。
花束を組むときは茎を縛る時痛めないように優しく縛る。または葉や他の花の茎で軽く囲うようにするなど直接縛らないようにすると良いです。
また、花瓶に活ける時は水により茎が痛みやすくなるため少なめの水の中に入れて下さい。
◆ヒヤシンスの花合わせ
ヒヤシンスは球根が付いた状態て切り花として出回っているものもある為、同じように球根がついている切花であるムスカリ。他にはチューリップなどと合わせて球根のフラワーアレンジメントなどにするととても楽しいアレンジメントが出来ます。
また、とてもエレガントな香がするりで、スイートピーやリューココリーネの様な爽やかな香りで花びらも繊細な花と合わせるととてもフンワリとした印象になります。
春には春を楽しむ
香は人を幸せにする力があり、そしてその幸福感は記憶に残ります。
春にどんな花がお勧めかと聞かれたら・・・
私は真っ先に「香りのよい花」と答えると思います。
スイートピー、ストック、ヒヤシンス、フリージア、リューココリーネ。
他にもほのかに香る桜、レモングラスのような爽やかな香のアオモジ、甘さのあるフルーティーな香りのモクレンなど。春の枝物の中にも香りが良い花があります。
これらの花を使い是非、春の香りをお届けするフレグランスフラワーをお届けしてみては如何でしょう?
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