【お花 アレンジメント】花選びの疑問。メインの花にふさわしい花の選び方とは/フラワーアレンジメント教室 横浜

葉の使い方アレンジメントの作り方

こんにちは。

横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室

ブーケットパフュームの相沢知美です。

 

フラワーアレンジメントのメインの花の選び方には基本の理論があります。

花選びではその理論を理解したら応用編や2種類の花をメインにする事も出来ます。

メインの花選び方法、アレンジ方法をこのブログで解説していきたいと思います。

 

そこで本日は

【お花 アレンジメント】花選びの疑問。メインの花にふさわしい花の選び方とは

と言うタイトルでお届けします。

 

 

 メインの花の選び方がわからない

フラワーアレンジメント教室に通いっていた時は先生が用意してくれた花でアレンジメントをしていたと思います。

先生が花の構成を考えて選んできた花だけに、メインの花、中輪の花、小花と花の大きさのバランスも良く

後はその花でデザインや、花の扱い方などを気にしながらアレンジメントをすれば良いだけです。

 

しかし、自分で花を買ってフラワーアレンジメントを楽しもうと思う時は自分で花を選ばないとなりません。

沢山の花を目の前にワクワクし、「どの色の花が良いかな」「この花可愛いくって使ってみたいな」と楽しくなりますが

次第に花選びで困ってしまう。

この可愛い花にどんな花を合わせようか・・・

そもそもメインの花は何にしよう。

 

大好きな花を目の前にあの花も使いたい、この花も使い。

気付いたら品種は違うけど似たような大きさの花ばかり選んでしまった。

その結果、どの花をメインに使ったら良いかわからなくなってしまった。

 

そもそもメインにふさわしい花とはどんな花なのでしょうか。

アンスリウム

 

 メインの花選びの基本はアレンジメントの大きさで変わる

メインの花、いわゆるフラワーアレンジメントの用語では「メインフラワー」言いますね。

メインフラワーでアレンジメントの印象が大きく決まると言っても良いほど重要なポジションの花になります。

と、言う事はメインの花を一言で言えば

一番目立つ花、主にインパクトのあり、目を惹く花になります。

 

例えば、大きなフラワーアレンジメントでは春は芍薬、夏は向日葵。他に百合やダリアと言った花がメインの花におすすめです。

小さなフラワーアレンジメントでしたら春はチューリップ、秋はバラ。他にカラーやガーベラなどがあげられます。

 

このようにメインの花わ選ぶ時はアレンジメントの大きさによって変わり

大きなフラワーアレンジメントには大輪の花

小さなフラワーアレンジメントには中輪の花を選びます。

 

では、大きなフラワーアレンジメントには中輪の花を選んだらいけないのか

小さなフラワーアレンジメントに大輪の花はふさわしないのか。

実は全てがアレンジメントの大きさで決まるわけではありません。

 

大きなフラワーアレンジメントでメインの花をバラやコスモスにしたり。

時には桜の花をメインの花に選ぶ事もあります。

小さなフラワーアレンジメントで大輪のユリや向日葵を選ぶ事もあります。

 

《基本のスタイルは》

前者の大きなアレンジに大きなメインの花、小さなアレンジに中輪のメインフラワーになります。

《応用のスタイルは》

大きなアレンジに中輪の花、小さなアレンジに大輪の花もメインフラワーになります。

 

それは季節の花を楽しみたい時など、応用のスタイルで花を選ぶ事もあります。

只、アレンジメントの大きさと花の大きさが対象的な応用スタイルの時は

主役が無いアレンジメントに、花のインパクトが強すぎるアレンジメントになってしまいます。

しかしこの問題は、花のアレンジ方法を工夫する事で解決します。

 

 メインフラワーの条件は一番目を惹く花である事

基本のスタイルも、応用のスタイルもどちらも共通してメインフラワーに大切な事があります。

それはメインフラワーにふさわしい花は一番目を惹く花」であるという事です。

従って大きなフラワーアレンジメントにはその大きさに合った大きな花をメインにし。

小さなフラワーアレンジメントでは中輪の花をメインにすればメインフラワーに惹かれてしまいます。

 

そして応用のスタイルでメインフラワーにふさわしい「目を惹く花」が無い時はアレンジメントの中に目を惹くようなインパクを作れば良いのです。

フラワーアレンジメントは季節の花を使い、四季折々の花を楽しむ事が出来るのが魅力です。

大きなフラワーアレンジメントでコスモスやバラ、桜と言った中輪の花をメインの花に選びたい時もあります。

 

例えば、大きなフラワーアレンジメントに中輪の花(コスモスやバラ、時には桜など)をメインに使いたい時

花をまとめて使います。

このような中輪の花をまとめて使う事でインパクトを作り、小さな花に迫力のある美しさを演出します。

 

ポイントは花の種類を少なくし、1種類の花を沢山使う事です。

これは、1本の花では目立たない花も多く集まる事で存在が大きくなる事になります。

大きなフラワーアレンジメントの広い空間に中輪のメインフラワーが堂々と、そして華やかに。

印象的で目を惹くような大きなアレンジメントを作る事が出来ます。

 

また、小さなフラワーアレンジメントで、百合や向日葵と言った大輪の花を使いたい時もあります。

アレンジメントの大きさとメインの花のバランスは大切です。

何故なら大輪の花ばかりが目立たってはインパクトが強すぎしまい、他の花が台無しになるからです。

その為、大輪の花のアレンジの仕方を変えてインパクトを調整すれば良いのです。

 

例えば、横幅15㎝花器に花の大きさが12㎝あるヒマワリを活けては向日葵の印象しか残らず、インパクトが強すぎます。

しかし、向日葵をアレンジメントの中心から左(右)にずらして配置する事で

向日葵の印象が優しくなり、他の花も引き立ったアレンジメントになります。

 

このようにメインの花のアレンジの仕方を工夫し、花の印象を変える事でフラワーアレンジメントと花のバランスを整える事が出来ます。

 

まとめると、基本のスタイルも応用のスタイルでも

アレンジメントの大きさと、メインフラワーの印象のバランスが大切

という事です。

大きなフラワーアレンジメント

 

 2つの花をメインにしたい時はメリハリをつける

では、違う種類で同じような大きさの花が2種類ある時はどちらをメインの花にすれば良いのでしょうか。

例えば、百合と大輪の向日葵。

チューリップとガーベラなど良くある花合わせです。

このように主役となる目を惹く花が2種類ある場合もありますね。

その時はどちらの花もメインの花にします

 

ただ、似たような花を同じ長さで同じように使うと花が重くなったり

互いが花の印象を消し合ってしまい、ぼんやりとした印象の花になってしまいます。

 

従って花の使い方にメリハリをつけ、それぞれの花に違った存在感を持たせることでその花が生きてきます。

それには2つの花に高低差を作ります。

2つの花を比べより大きい方の花。又はこれから大きく開く花を短く切り

もう1つの花を長く切り、アレンジする事で花に高低差が出来ます。

 

このように高低差をつけてアレンジする事でアレンジメントにメリハリが生まれ

2つのメインフラワーが引き立つ=「目を惹く花」になり

ぼんやりした花から印象的なフラワーアレンジメントになります。

 

 メインの花の正しい選び方とは

メインフラワーにふさわしい花の選び方をお話ししてきました。

フラワーアレンジメントには様々なデザインがあり、花の使い方も奥深いものです。

従ってメインの花の選び方も答えは1つではなく、色んなパターンが考えられました。

その中でも今回は基本的なメインフラワーの選び方から応用的なやらび方をご紹介してきました。

 

今迄のお話しをまとめると

一番目を惹く花がメインの花になります。

簡単に言えば旬の花、大きな花がメインの花にふさわしいと言えます。

 

目を惹く花にはアレンジメントの大きさと花の印象のバランスが大切である。

そして、本来はメインの花は1種類ですが、2種類の花をメインにしたい時は花の長さを変える事で花にメリハリをつけ、それぞれに存在感を出す。

という事をお話ししてきました。

 

花選びは難しく、そしてフラワーアレンジメントの出来栄えにも大きく影響する所です。

その中でも一番目立つポジションとなるのがメインフラワーです。

だからこそ慎重に、そしてアレンジメントの出来上がりをイメージしながら選ぶ事も上手に選ぶコツになります。

今は難しいと思う方も、花選びの経験を重ねる事できつと上手に花選びが出来るようになります。

 

フラワーアレンジメントで大切なのは様々な花に触れる事です。

沢山の種類の花、デザインの花に触れ、フラワーアレンジメントのコツを1つ1つ積み重ねていく事が大切です。

 

そして、もう1つ大切なのが整った美しいフラワーアレンジメントを作るためには

フラワーアレンジメントの理論を積み重ねていく事です。

その為にもフラワーアレンジメントに沢山触れる経験と、正しい知識を知る事にが大切

フラワーアレンジメントは積み木の様に知識の積み重ねだと思います。

その積み重ねで、フラワーアレンジメントは上達し、今よりもっと楽しくなる事と思います。