濃いピンクの花の色合わせのコツをお話します。
こんにちは。
横浜市泉区 大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームを主宰しています。相沢 知美です。
5月の大きいフラワーアレンジメントレッスンは、今が旬のシャクヤクの花を使い
大輪で、花びらが幾重にも重なった絢爛豪華な花を楽しみたいと思っています。
シャクヤクは白、ピンクの淡い色から、濃い色があります。
白や淡いピンクは花の色合わせが比較的簡単ですが
濃いピンク色のシャクヤクは、とても主張を感じる色です。
一歩間違えるととても派手になりすぎ、折角用意したお洒落な花器や、お洒落な花達が台無しになってしまう
ちょっと花の色合わせが難しい色の花です。
しかし、色の合わせ方によってはとてもお洒落で、ラグジュアリー感を感じる色です。
そこで本日は
【花 色合わせ】濃いピンク(マゼンタ色)に合う花の色合いとは。花合わせのコツ
と言うタイトルで
濃いピンク色(マゼンタ色)の花に合う、お洒落で、ラグジュアリー感を感じる花の色合わせのコツと
実際に1mを越す大きいフラワーレツスンで、生徒さんがアレンジして下さった濃いピンクのシャクヤクを使ったアレンジメンをご紹介したいと思います。
濃いピンク色(マゼンタ色)とはどんな色?
濃いピンク色(マゼンタ色)はトーンの下がった沈んだ、落ち着いた色のイメージなります。
色を季節で表現する事がありますが
淡いピンクが春ならば、濃いピンクは秋、冬の色になります。
そんな濃いピンクは、同じ秋冬の色と良く合います。
例えば、茶系、濃い紫、紺色などです。
(写真は濃いピンク色のダリアです)
シックに明るい色と合わせ。初夏の花合わせのコツ
今回、濃いピンク(マゼンタ色)に合わせたのは茶系のスモークツリー、スプレーマムです。
スプレーマムは、明るい茶系(ベージュ)にしたことで初夏らしく明るくなりました。
花の質感で明るさを演出
そして、更に白×サーモンピンクの2トーンカラーが華やかなアルストロメリアを合わせました。
サーモンピンクは茶系の花ととても相性が良い花です。
更にアルストロメリアの光沢のある花で光を感じるアクセントになりました。
花合わせを考える時は光を感じる光沢感、重厚な印象のマット感など花の素材も一緒に考えてみましょう。
花合わせがワンランク上になります。
(こちらのアルストロメリアは白×パープルです)
白い花で柔らかい印象のアレンジメントに
白い花はどんな色とも合う万能な色です。
更に、白い花を使う事で印象が柔らかくなる便利な色です。
そんな白い花を入れる事で濃いピンク色(マゼンタ色)の印象が優しくなります。
但し、だからと言って白い花を沢山使うと、白が目立ちすぎてしまいます。
実は、白い花はとても人の目を惹きつける華やかさがあるのです。
今回はスプレーマムやスモークツリーの茶系
テッセン(クレマチス)のこい紫色のシックないろが損なわないように白い花は少量にしました。
白い花はカスミソウ、スターチスなどの小花は一年中あります。
シャクヤクと同じ初夏でしたら、リョウブ、ライスフラワーなどの旬のお花もおすすめです。
是非、白い花は皆さまも分量を考えて使ってみて下さいね。
濃いピンク(マゼンタ色)色のシャクヤクのフラワーアレンジメント
それでは、大きいフラワーアレンジメントのレツスンで生徒さんがアレンジして下さった
濃いピンク(マゼンタ色)のシャクヤクを使ったアレンジメントをご紹介します。
新緑の5月らしく葉っぱも沢山使ったアレンジメントで
更に、ギガンジウムという大きい球体の花を螺旋階段の様に螺旋状にアレンジした作品です。
タイトルは「静寂なワルツ」です。
終りに。花の色合わせの楽しさ
バラや、ガーベラ、百合など様々な花で濃いピンク色の花を楽しむ事が出来ます。
どの花もとても華やかな色の花です。
しかし、そんな素敵な花を生かすには花合わせはとても大切で
その花の印象が合わせる花の色によって全く変わってしまう事があります。
もし、濃いピンク色の花合わせに迷った時は、本日ご紹介したように
シックな色と合わせてみる
白を適量(使い過ぎに注意して)合わせてみましょう。
本日ご紹介したほかにも、黄色、オレンジ、そして意外と水色ともとても相性が良い花です。
そして先ほどもお話ししたように、どの色と合わせるかで印象が変わります。
そんな花合わせも時にはちょっとした花の色味、そして分量でイメージ通りいかない事もあります。
他にも、花の色合わせについて知りたい方は
動画「花の色合わせ3つのコツ」をもらえる「LINE公式アカウント」にご登録がおすすめです。