こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
花持ちを良くする為には花の管理が大切です。
例えば
花瓶の水替えの頻度やその方法
更に、花瓶の花を飾る場所も関わってきます。
そこで本日は
【花瓶 水替え】水替えの頻度、方法、飾る場所など花を長持ちさせる管理方法とは
と言うタイトルで
花瓶の水を替えをするタイミングと、忙しくて水替えが出来ない方に知って欲しい
花瓶の水を綺麗に保つ秘訣 をご紹介したいと思います。
花瓶 花 水替え頻度、方法
花瓶の水は細菌やバクテリアが繁殖し、見た目では綺麗であっても汚れています。
その為、花の切り口に水の中の不純物、細菌などが詰まり、花が水を吸う量が少なくなり、弱くなってしまいます。
切り口を見ると黒くなっているのがわかると思います。
この黒い部分が詰まった証拠です。
その為、花瓶の水換えは毎日(毎日が難しい方は1日おきでも)行いましょう。
毎日水替えが出来ない時
只、忙しく毎日水を替え出来ないけど、花瓶に花を飾りたいという方も多いいでしょう。
そんな時は花瓶の水を汚れにくくする事で花瓶の水替えの頻度を減らす事が出来ます。
その方法とは、
1.花瓶の水を清潔に保つ
2.置き場所を工夫する この2つです。
花瓶の水を清潔にする方法
花瓶の水を清潔に保つことでバクテリア、細菌の繁殖が無くなり、花持ちが良くなります。
例えば
・漂白剤を数滴入れる
・5円玉、10円玉などを入れる(銅製の物)
・備長炭を入れる
・花の活性剤を入れる
など、どれも殺菌成分のある物です。
これらを花瓶の水の中に入れると、細菌、バクテリアの繁殖を防ぎ水替えの回数を減らし、花持ちも良くなります。
これら殺菌成分の強さには違いがあり、私が一番効果を感じるのは漂白剤になります。
水替えの時に一緒にやる事
花瓶の水を替え、水を清潔にするだけでは完ぺきとは言えません。
更に花持ちを良くするためには
1.花瓶の掃除
2.切り口を切り戻す 事が大切です。
花瓶の掃除
水替えで空になった花瓶の内側を触るとヌルヌルしていると思います。
これは花瓶の内側に汚れ(バクテリア、細菌)が付いてしまっているからです。
そこで、花瓶の水替えと同時に花瓶の内側も綺麗に掃除をしましょう。
ガラスや、塗装が傷つかなように柔らかいスポンジで洗ってあげる良いです。
細長い花瓶で手が奥まで入らない場合は、漂白剤で薄めた水を入れつけ置き洗いがおすすめです。
茎を洗い清潔を保つ
更に、花瓶の汚い水に漬かっていた茎も花瓶の内側同様ヌルヌルとしています。
茎を流水に掛け、手で洗い、ぬめりをとりましょう。
また、汚れ方は花の種類によって変わるので、丁寧に洗ってあげる事が大切です。
花の切り口を切る
花瓶の水を替え、花瓶、茎が清潔になったら次に行って欲しいのが,
切り口を切って(「切り戻し」と言います)あげる事です。
何故なら、花の切り口には細菌やバクテリアなどが詰まり、花が水を吸う事が出来なくなるからです。
花の切り口を見ると黒くなってるのがわかると思います。
この黒い部分が詰まったり、茎が痛んでしまった所になります。
また、花を切ると短くなり、花瓶の大きさに合わなくなると心配されると思います。
しかし基本、切る長さは2.3㎜で大丈夫です。
但し、ガーベラは不純物や細菌が詰まりやすく、黒い部分が他の花より長くなります。
その場合、出来れば黒い所の上で切るのが望ましいのですが、1.2cmにもなり黒い部分の上で切ると花が短くなりすぎてしまいます。
その様な場合は、私は花が新鮮で元気うちは2.3㎜と短く切り
花が元気ないなと感じたら黒い所の上で切るなど、花の状態に合わせて切る長さを変えます。
花瓶を飾る場所
また、花瓶の水は飾る場所によっても水の汚れ方が変わります。
何故なら、場所によって気温が違うからです。
例えば、南に面したお部屋は気温が高く
東向きのお部屋や、窓の少ない階段、玄関(エントランス)などは気温が低いかと思います。
気温が高くなると花瓶の水温も上昇し、バクテリアや細菌が繁殖しやすくなります。
花瓶の花は涼しい場所に飾るのが望ましいですが、リビングや受付など人が集まる場所に飾りたい。と言う場合は、窓から一番離れた所に置くのがおすすめです。
このように花瓶の水が清潔である事は花持ちを良くする事にもなり
水替えを毎日出来ない時は水替えの頻度を減らす事にもなます。
楽しく花を楽しむためには負担なく花を飾る事も大切な事だと思います。
是非参考にしてみて下さい。
花の管理の心構え
花を上手に管理し、花持ちを長くするには、ご紹介した水替えはとても大切なります。
花には個体差があり、同じ種類の花でもその花によって強さが変わります。
従って、花を良く観察してあげる事が大切です。
そうする事で花が元気が無くなった時に置き場所を変えてあげたり
切り口を切ってあげたりすることが出来ます。
この対応が遅くなると花の回復も難しくなります。
花を管理し、世話する事はとても大変な事ですが
このような花との触れ合いの時間で、今迄気付かなかった花の色のグラデーションや
蕾がほどけ始めた時の可愛い花の表情など
花の神秘的な魅力に気付く事が出来、とても楽しい時間になると思います。
是非、楽しみながらお世話をして欲しいと思います。
それでは最後に、ブーケットパフュームの「大きな花瓶レッスン」の作品をご紹介したいと思います。