【花瓶の花　生け方】大きな花瓶の生け方。バランス、花の選び方で形よく綺麗に生ける方法とは／大きいフラワーアレンジメント教室　横浜

こんにちは。

横浜市泉区　1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室

ブーケットパフュームの相沢知美です。

大きな花瓶に花を伸び伸びと生けてみましょう。

これからの時期、ヒマワリなど夏の花を花瓶に大きく生ける事が出来たら嬉しいですよね。

しかし、大きな花瓶は花が安定しにくく、

結果、花が動いてしまい、形を思い通りに生ける事が出来ない。

という事が良くあると思います。

そこで本日は

【花瓶の花　生け方】大きな花瓶の生け方。バランス、花の選び方で形よく綺麗に生ける方法とは

と言うタイトルで

皆様に大きな花瓶の生け方のヒントをお話したいと思います。

大きな花瓶の問題点と解決策

大きな花瓶の問題点

大きな花瓶の問題点は、小さい花瓶に比べて花瓶の開口が大きい事です。

開口部とは、花を入れる間口です。

例えば、小さい花瓶は開口部が小さく、一番小さい一輪挿しでは1.2本の花を入れただけで開口部がいっぱいになり、花が固定されます。

大きな花瓶はこの開口部がとても大きくなる為、花を生けるのが難しくなります。

２つの事を心掛けて花瓶に生ける

では、大きな花瓶に花を生ける時は、花瓶の開口部の大きさに合わせて花を沢山用意すれば良いのか・・・

それも大変な事ですよね。

ましてや花の種類によって茎の太さが違う為この花瓶の時は何本、という目安を作る事は出来ませんし

その時の花の量に合わせて花瓶を選ぶようでは沢山の花瓶が必要になります。

従って、

・高さのバランス

・花材選び

この2つの事を心掛けて花を生けてみましょう。

高さのバランスとは

花は見た目以上に重く、ヒマワリ、ユリなど、花が大きく咲くものは特に重くなります。

その為、花を花瓶から長く伸ばして使うと、花の重みで動きやすくなります。

従って大きい花、重さのある花を生ける時は短く使う事でバランスが良くなり、花が安定して大きな瓶に思い通り生ける事が出来ます。

花材の選び方とは

花材の選び方を工夫するだけで花はぐっと生けやすくなります。

先ほども触れた様に、花や葉の茎の太さは種類によって違います。

例えば、バラやガーベラに比べてスイートピーは茎が細く、更にカスミソウはより細くなります。

そしてグラジオラスという花の茎はとても太く、ガーベラに比べて約3倍はあります。

枝ものや、葉っぱでしたらドラセナ、コンシンネなど茎が太い花材は沢山あります。

この様な茎が太い花や葉を選ぶ事で、茎をまとめた時太くなり

大きな花瓶の開口部に隙間が少なくなり、花が固定されやすくなります。

以上の様に

・花のバランス

・花の選び方

この２つを参考に生けるだけで、今迄以上に大きな花瓶に生ける事が楽になるはずです。

大きな花瓶レッスンの作品

花瓶に花を生ける事を「投げ入れ」とも言いますが

ブーケットパフュームでは只今大きな花瓶に花を生けるモニターレッスンを行っています。

大きな花瓶を使い、花の伸びやかな姿を映し出す。

花瓶に花を生ける為の方法から、様々な花瓶、生け方のデザインをお伝えする予定でございます。

先日開催した花瓶に花を大きく生けるレッスンでは参加者様が大きく、そして華やかに花を生けて下さいました。

例えば、「ウイキョウ」という黄色い長い花を使ってますが

花を長く使いウイキョウの茎の曲がり、花の向きを生かし、動きを表現した花が出来上がりました。

更に、本日ご紹介した茎の太い花(スモークツリー、ウイキョウ)を使用して、大きな開口の花瓶に生ける事が出来ました。

レッスンで使用した花材はこちらです。

アンスリウム(赤)

・アジサイ(水色)

・スモークツリー(グリーン、赤)

・ウイキョウ(黄色)

・デンファレ(白)

・ドラセナ(大きな葉)

・フトイ(長いグリーン)