こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
初めてこの大輪のラナンキュラスに出会った時は、こんなに素敵な花があるのかと、感動したのを覚えています。
それは、それまでのラナンキュラスとは大きさも、花びらの形も、色も全く違う「シャルロット」という品種のラナンキュラスです。
本日はこのラナンキュラスの魅力をお伝えしたく
【花 ラナンキュラス】大輪のラナンキュラス。シャルロットの出回り時期、名前の意味、大きいアレンジメントの作り方のコツ
というタイトルで
シャルロットを使ったブーケットパフューム大きいフラワーアレンジメントの作品と共に
シャルロットの基本的な知識と、
ラナンキュラス(シャルロット)を使ったフラワーアレンジメントの作り方のコツをお伝えします。
シャルロットの名前の意味
シャルロットは「女性的で可愛い」という意味があります。
中世の時代から女性の名前に使われており
マリーアントワネットの長女は「マリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス」
エルメスのバーキンでも皆さんもご存じたと思いますが、フランスの女優、ジェーン・バーキンの娘もシャルロット・ゲンズブールと言う名前で有名なモデルでしたね。
シャルロットの特徴・出回り時期
花の大きさは特大級
一般的なラナンキュラスは真ん丸とした形をしており、透き通るような薄い花びらがとても幾重にも幾重にも重なり、花の芯までギュッと詰まった贅沢な花です。
しかしこの、シャルロットという品種のラナンキュラスは中心が見えるほど大きく開き、花びらも八重咲きといっても、一般的なラナンキュラスほど多くはなく、アネモネの咲き方に似ていることから「アネモネ咲き」と呼ばれています。
そして、シャルロットの魅力と言えば、花の大きさです。
15cm前後の超大輪の花ですが、細く動きのある茎の先にとても大きな花が咲くその姿は優雅で、可憐。
それでいて、花の中心が黒く、花びらに切れ込みが入りフリンジのあり
この花の表情は何処かドラマチックな印象を感じる魅力的な花です。
シャルロットは変わり咲きの女王
1つの花を元に、違った咲き方をする品種の花を「代わり咲き」と言います。
例えば、本来は一重の花ですが、八重咲きに品種改良された花
花びらの形を変え、フリンジをつけた品種などを言います。
バラ、チューリップ、ガーベラなどが沢山の花に変わり咲きの花がありますが
そんな数ある変わり咲きの中でもラナンキュラスのシャルロットは「変わり咲きの女王」と言われるほど、華やかでゴージャス感あふれる花です。
シャルロットの出回り時期
ラナンキュラスとほぼ同じ時期に出回り始め
12月~3月に出回ります。
日本から海外に。人気は世界に
シャルロットを育成したのは、育成家として有名な宮崎県、綾園芸の草野さんという方です。
この花の人気は日本だけではなく、海外へも輸出されるほどです。
ラナンキュラスを大きいアレンジメント
大きいフラワーレッスンではシャルロットと合わせ、一般的な花びらがギュッと詰まったラナンキュラスと2種類のラナンキュラスを贅沢に使い生けて頂きました。
春の花である、ラナンキュラスとスイートピー
そしてコデマリという枝物を使い春らしいパステル色のアレンジメントが完成しました。
花の華やかさを前面に感じられ、花々が咲き誇る印象から春の豊かさを感じる大きいアレンジメントが完成しました。
ラナンキュラスの生け方のポイント
ラナンキュラスの茎は空洞になっており、細くとても折れやすい茎をしています。
その為、花を花瓶から持ち上げるときや、オアシスに挿すときなどは注意が必要です。
実は、花が重たい花は、花を持って振り返った時に遠心力が掛かり、茎に大きな負担がかかります。
ちょっとした動きでも、急激な動きをしない
茎を強く握らないなどの注意が必要です。
また、花に微妙な傾きがあるため、この傾きをよく見て生けるとアレンジメントに華やかさが出ます。
一見どこから見ても変わりが無いように見えますがよく観察して見てみましょう。
使用した花材
・ラナンキュラス/シャルロット
・ラナンキュラス
・スイートピー
・スイートピー
・アカシア(ミモザ)
・スターチス
・ドラセナ
・サンデリアーナ
切り花の春は3月まで。今を楽しんで
本日はラナンキュラスのシャルロットについてご紹介してきましたが
春になるとこの花が恋しくなり、花に触れたときは毎度新たな気持ちで感動をします。
これも日本に四季があるからこその楽しみですね。
これから春本番に向けて、ますます花が楽しい季節になりますか゛
4月にもなると初夏の花が出回り、チューリップ、ラナンキュラスなどの春の切り花は3月までとなります。
あと1ヶ月半の間にもしラナンキュラスのシャルロットに出会えたら、これも運命かもしれません。
是非、大輪でドラマチックなシャルロットの魅力を思う存分に楽しんでみて下さい。
花の出会いも一期一会。
そう思うと、あの花も、この花とも触れ合いたくなる今日この頃です。
本日もありがとうございました。