スモークツリーと秋色あじさい、ギガンジウムで幻想的なフラワーアレンジメントを紹介

夏のフラワーアレンジメント大きいフラワーレッスン

こんにちは。

横浜市泉区 1000㎜²の大きな花に特化したフラワーアレンジメント教室

ブーケットパフュームの相沢知美です。

 

本日は

「スモークツリーと秋色あじさい、ギガンジウムで幻想的なフラワーアレンジメントを紹介」

したいと思います。

 

 

アレンジメントの花材を紹介します

・ギガンジウム

紫色の球体の花です。小さな花が集まりとても柔らかい花です。
・カラー

淡いパープルピンクが綺麗なカラーです。
・秋色アジサイ

ブルーとグリンのグラデーションが綺麗なアジサイです。
・スモークツリー「ホワイトファー」

白い所にほんのり赤く褐色した所もあるスモークツリーです。
・クレマチス「籠口」

「ロウクチ」という品種のベル咲きのクレマチスです。肉厚の花びらですが、花びらが当たると取れてしまう事も。
・ハラン「ブラックリーフ」

光沢感のある黒。ダークな印象のアレンジメントにおすすめです。
・シースター

シダ系の葉ですが、とても細くまるで魚の骨の様です。ドライフラワーにもなります。
・モンステラ

丸く大きな葉。光沢感と青々としたグリンはアレンジメントに艶感や瑞々しさを演出します。

スモークツリーのフラワーアレンジメント

 

花の空間、凹凸感、遊ばせる。3つの花のポイント

 

花で均等な花の空間を作る

ギガンジウムを活ける時、花に空間を作る事で丸くやわらかな印象を強調しました。

その為、花は垂直に活け、等間隔に空間を作っています。

ギガンジウムは花だけではなく、真っ直ぐ伸びた茎も美しいのであえて見せるように活けます。

するとまるでギガンジウムが浮いているかのように幻想的な印象になりました。

 

秋色あじさいとスモークツリーで凹凸感を出す

秋色あじさいもスモークツリーもとても大きな花です。

どちらも平面的にアレンジをすると幻想的な印象が出なくなるため凹凸感を出して陰影を出しました。

 

繊細なクレマチスとシースターを遊ばせて

クレマチスやシースターは長めにアレンジしました。

それによって大きな花が多く重みわ感じるアレンジメントに軽やかさが出ました。

 

更に、可愛いクレマチスとお洒落なシースターのグリンがアクセントになり、アレンジメントが楽しく華やかになりました。

夏のフラワーアレンジメント

 

 

アレンジメントのデザインのポイント

 

ギガンジウムの配置と大きさ

こちらのフラワーアレンジメントのポイントはギガンジウムをリズミカルにアレンジしたことです。

まるで螺旋階段のように見えるとおもいます。

 

そして、ギガンジウムの大きさも大きい物から小さい物へと大きさを変えています。

ギガンジウムの花は小さな花集まっていますが、満開になるにつれて花も大きな球体になります。

 

従って小さい物は蕾の多いいギガンジウムになります。

この大きさの変化も螺旋階段のようにアレンジしたギガンジウムにきれいな流れを生みだしてます。

 

上下のバランス

このアレンジメントのメインはギガンジウムです。

皆さんに大きなギガンジウムを見ていただくためにデザインの構成も上にあります。

 

例えば、カラーやクレマチスなどがその役割をしています。

そして上にあるポイントに対し下にアジサイやスモークツリー、モンステラなどの大きな花、葉を下にアレンジする事で下にも重みを出して上下のバランスをとってます。

 

カラーの配置はシンプルに

流れる様にアレンジしたギガンジウムを活かすように、カラーはシンプルに活けました。

 

上下左右と並んでいるかのようで、花の高さも同じ。少し詰まらないようにも思えますが、もしカラーをグルーピングしたり、凹凸感を出すとアレンジメントが複雑になりギガンジウムが活きなくなります。

グルーピングする時、均等に散らす時。花の凹凸を出す時、同じ高さにする時。
デザインに合わせて使い分けています。

クレマチスのフラワーアレンジメント

 

まとめ

こちらのアレンジメントは湖のある静寂な森の中で、葉から水滴が落ちる様子をイメージしてアレンジした花です。

 

水滴のリズミカルに落ちる様子。

湖からの冷たく澄んだ空気。

 

「秘境」と呼ばれるような湖を頭に描きながらそのイメージを花で表現しています。

これから梅雨に入ると雨で空気が洗われ、植物から滴れる水滴、雨水で生き生きとした花が見られます。

 

そんな6月にピッタリなこの花を皆様にお届けしました。

そして私はアレンジメントを活ける時、2つの方法があります。

素敵な花に出会い、この花を活かしたフラワーアレンジメントを作りたい時

 

もう一つは
風景や感情のイメージから花を活ける時です。

 

前者は花とのインスピレーションで花を合わせたり、色を考えたりします。

皆さんも花とのインスピレーションからアレンジする事の方が多いいと思います。

私も同じです。

 

でも、時々このようにイメージから花をアレンジする事もとても楽しい事です。

想像力を働かせ、しばし空想の世界を描くのです。
頭でイメージするよりもデッサンを簡単に書いてみたほうが簡単です。

とっても簡単な絵で十分ですよ。

 

花を書くというより、形を書くようなイメージです。

是非、皆様も一度お試しになって見て下さい。

スモークツリーのフラワーアレンジメント