こんにちは。
横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【花 ダリア】秋におすすめダリアの花3種類と、ダリアの花と花言葉、花持ち、水あげ方法
と言うタイトルでお届けします。
秋のフラワーアレンジメントを華やかにする人気の花とは
秋になると沢山の種類の花が咲き始めます。
まるで夏の日差しから逃れていた花達が、暑さから解放され土から出てきたかのようです。
薔薇、コスモス、ジニア。沢山の花の中から、フラワーアレンジメントの花材を選ぶ時はどの花をチョイスしようか迷う事もあります。
そんな時は秋の豊かさかに満ち溢れ、そして紅葉の景色の様に燃えるような情熱さを感じる花を選んでみては如何でしょうか。
秋の豊かさと情熱を感じる花。
ダリアは大きく開いた花びらからそんな印象を感じる花です。
ダリアの花は切り花として一年中出回っていますが、開花時期は夏から秋です。
清楚な白のダリアやパステル色など明るい色のダリアから、中にはシックな深い色のダリアもあります。
シックな色のダリアは秋のフラワーアレンジメントの花材におすすめで、ダリアの美しく色気のある花は秋の雰囲気と調和させます。
私が一押しする秋の花ダリア。本日は皆様のフラワーアレンジメントにお役にたつお話をお届けしたいと思います。
時代背景を感じるエピソードと花言葉、原産地などの基礎知識
まずはダリアがどんな花か。その魅力を探るヒントを探して見ましょう。
ダリアの花言葉は赤が「華麗」、白は「感謝」黄色は「優美」とあります。
そして他にもダリアのはな言葉には「移り気」と「不安定」という言葉がありますがその花言葉には2つのエピソードがあります。
「移り気」
ナポレオン将軍の后ジョゼフィーヌは他リアの花をとても愛していて珍しい品種の花を宮廷に咲かせ、誰にもその球根を与える事が無かったそうです。
ある日、侍女が愛人の貴族に頼んでダリアを盗み自分の庭で花を咲かせたことを知ったジョゼフィーヌはそれ以降ダリアへの興味を失ってしまったそうです。
「不安定」
フランス革命後(18世紀後半)の政情が不安定な時期に栽培されたことから来ているそうです。
堂々と真っ直ぐ伸びた茎に大きな花と葉。花の印象とは全く異なる印象の花言葉に歴史的時代背景を見る事が出来るエピソードですね。
原産地はグアテマラ、メキシコ。
キク科のダリア属になります。
確かに、どことなく菊の様な花であり、オリエンタルな花とも良く合う花です。
買うならこの花、日持ちが良い品種。水あげ方法、アレンジの注意
ダリアの日持ちは実はあまり期待する事が出来ません。
早いと3日程で花びりの周りから反り返るように元気が無くなってしまったり、茶色変色をしてしまいます。
花を選ぶ時は新鮮な花を選ぶ事が必須です。
花屋さんで購入する場合は月、水、金曜日が花市場の日なので、水あげ処理が終わる午後以降に花を買いにと新鮮なダリアが並んでいます。
品種によっても日持ちが変わります。
ダリアの花には沢山の種類の咲き方がありますが、雄蕊が隠れている種類のダリアは花持ちが良いように思われます。
例えば、ポンポン咲きやカクタス咲き、ボール咲きのダリアです。
(ボール咲きですが、雄蕊が見えています。)
涼しくなるにつれて花持ちが良くなるので4.5日ほど楽しむ事が出来るようになります。(但し、新鮮な花を選ぶことは大切です)
水あげ方法は必ず湯上げをして下さい。
湯上げの方法を動画にしていますので是非こちらからご覧ください。
アレンジメントに使う時の注意は茎が空洞になっているので茎を潰さないようにしましょう。
また、カクタス咲きは花びらが柔らかく繊細なため折れ曲がってしまわないように花びらの扱いに注意してください。
秋の装いのフラワーアレンジメントを作るダリア3種類
秋のフラワーアレンジメントにおすすめのダリアを3種類ご紹介します。
・赤×白のコントラストが可愛い小ぶりのダリア「ポリシャスキッズ」~ポンポン咲き
・マゼンダ色の大輪のダリア「ナマハゲマジック」~カクタス咲
・白から深い赤への変わるグラテーションの美しいダリア~カクタス咲き
形の違う花と合わせる花合わせが華やかになるテクニックとは
ダリアの花はどんな花とも相性が良いですがその花達の中から最もダリアが綺麗に見える花合わせをご紹介します。
ダリアが綺麗で、華やかな印象になる花合わせはカラーやユリなどと言ったシンプルな花びらを持つ花です。
他にも、アルストロメリアや一重のトルコキキョウなどもおすすめです。
選ぶ花のポイントは
全く違う形の花を合わせる事です。
でそれぞれの花が引き立ち花にメリハリがでます。
そして、沢山の花が入っている事が一目でわかり、見る人に華やかさが伝わり、見ていて楽しい花になります。
画像紹介。ダリアのフラワーアレンジメント
こちらのダリアは淡いベージュのダリアです。オレンジ味かかっており、明るい印象のダリアでした。
秋のイメージカラーでもある赤やオレンジ、黄色と言った花との相性が良い色をしています。
淡い色でも充分存在感を感じるのは、大輪の迫力のある大きさと、幾重にも重なる豪華な花びらがあるからでしょう。
紫や黄色と言ったインパクトの強い花にも負けないていませんね。
このように濃い色に合わせても美しく輝くのはダリアの魅力の大きな魅力です。
秋におすすめダリアの花。おわり
ダリアの花の魅力は息を呑むほどに美しい花びらと、繊細な花びらです。
花びらの色や咲き方でダリアの印象が微妙に変わる為イメージに合ったダリアを選ぶ事からアレンジメント作りが始まります。
ダリアが持っている花の印象とフラワーアレンジメントの印象がびったりハマった時、素敵な花が完成すると思います。
ブーケットパフュームでも秋には定番の花材ですが、今年はどんな花に出会えるでしょうか。
とびっきり美しいダリアに出会う事が出来ますように。