香りの良い花を集めてみませんか?
こんにちは。
横浜市泉区 大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
春のフラワーアレンジメントの花材に、どんな花を使おうか
春らしくピンク、黄色と色で決めたり
春の花と言えば・・・なんて花の種類から考える事と思いますが
時には「香りのよい春の花」をテーマにお花を集めてみるのは如何でしょうか。
本日は花歴20年以上のブーケットパフュームが
【春の花 10選】香りのよい春の花10種類と、春のフラワーアレンジメント作品集
と言うタイトルで
皆様の春のフラワーアレンジメントにおすすめしたい
香りの良い春の花、10種類をご紹介したいと思います。
花に香りがある理由、効果など。花の香り色々
香りの良い春の花10種類をご紹介する前に、皆さんに花の香りについてお話をしてみたいと思います。
香りの強い花には白い花が多い
香りのよい花は沢山ありますが、一般的には白い花の方が香りが強いと言われているそうです。
確かに、クチナシ、カサブランカ、スズラン、水仙(黄色い水仙もありますが)、ジャスミンなど、これら香りが強い花達は白い花達ですね。
何故、花に香りがあるの? 香りの役割りとは・・
花の香りに誘われて・・・
そんな経験がある方もいると思いますが、それは人間だけではなく虫も同じ。
花に香りがあるのは虫を誘う為だそうです。
蝶や蜂などといった昆虫に蜜を吸ってもらい花粉を運んでもらう。
そうやって子孫を残す花達は蝶や蜂が好む香りを出しているそうです。
だから花は甘い香りがするんですね。
更に、花の香りには人間にはわからない香りもあるとか。
花のミステリアスな一面を感じますね。
人に与える花の香りの効果とは
花の香りは人の自律神経に働きかけ穏やかなリラックスした気持ちにしてくれます。
そんな事からストレスを感じている時、疲れた時、気分転換をしたい時に花の香りを嗅ぐと癒されるのですね。
香りは脳に直接働き、記憶として残る
更に、香りは人間の五感の中で唯一直接「大脳辺縁系」に働きかけます。
この「大脳辺縁系」は人間の本能や感情を支配している部分で
その中には「海馬」と呼ばれる記憶を司る部分があります。
その為香りは記憶に残りやすいと言われています。
皆さんも、「この匂い懐かしい」
「この匂い、○○に似ている」と思う事があると思いますが香りが記憶の中にある証拠ですね。
春の香りの花10種類
それでは、春におすすめの香りの良い花を10種類ご紹介したいと思います。
ミモザ
ミモザに香りの印象が無い方も多いいかと思いますが、実は天然の香料が撮れる程、ミモザから香りを楽しむ事が出来ます。
そのミモザのは太陽の様な香り。
それはまるでお日様の下で一日欲した洗濯物やお布団の様な気持ちの良い香りがします。
だからミモザの香りを嗅ぐと心が温かくなるような気分になるのですね。
スイートピー
スイートピー=Sweetpeaとは、「香りのよいえんどう豆」というくらい香りが豊かなお花。
大きく3つに分けられる香りは、甘いフローラルの香、甘酸っぱいフルーティーな香、そして清涼感のある甘いグリーンの香りとあります。
ヨーロッパでは、リラックス効果を感じる香りから天然のルームフレグランスとして愛されている花です。
ストック
ストックは香水の調香にも使われる香りの成分が含まれる花です。
カーネーションの香りを強くしたような甘く、パウダリーな香りがします。
ストックの香りは贅沢な気分にしてくれる上品でエレガントな香りで
華やかでエレガントな花を作りたい時におすすめです。
桃
ぽってりした花が可愛らしい桃の花。あまり香りは感じませんが、顔を近づけると甘い香りを楽しむ事が出来る春の枝もの。
花の香が苦手な方や、場所等に飾るは丁度良いでしょう。
フリージア
優しい春の香りを楽しめるフリージア。香りは強いですがツンとくるような香りではなく心地よい香りを楽しめます。
また、品種によって香りが違い、フローラルな香、スパイシーな香、グリーンの香と様々な香を楽しめるところも魅力です。
桜
パウダリーなフローラルの香りがフンワリ、ほのかに香る花。
4月を代表する桜の花は気持も華やぐ春の枝物です。
ヒヤシンス
甘く、強い香りがするヒヤシンスは、男性や、花の香が苦手という方には香りが合わない方もいますが、ヒヤシンスの可愛らしさ、豊かな香りから女性からは人気の花。
次から次と花が咲くので涼しい所に置いてゆっくり楽しむのがおすすめです。
リューココリーネ
パウダリーでフローラルで香りは小さいお花から想像できないくらい強香な香りがします。
エキゾチックな花の印象と、つぼみまで咲く丈夫さ
そして豊かな香りは春におすすめの花です。
スズラン
可愛い姿から人気のスズラン。ルームフレグランスとしてもスズランの香りの商品はとても人気ですね。
それもそのはず、エレガントな香りは香水の原料にも使われるほど。
とは言っても実際とれる香りの成分はほんの少量しか採取できず高値で取引されます。
更に使われるスズランも大きいドイツスズランだそうです。
蝋梅(ロウバイ)
蝋梅(ロウバイ)=「Wintersweet」と言われるほど香りが豊かな枝物です。
高貴な甘い香りは化粧品の香料に似も使われる主成分であるシネオール、ボルネオ―ル、リナロール名との芳香油によるものだそうです。
更に、アロマテラピーでは鎮痛剤、精神安定、空気の浄化などの効果もあるそうです。
香りのよい花のフラワーアレンジメント作品例
これまで10種類の香りを楽しめる春の花をご紹介してきましたが
ブーケットパフュームでは、様々な花を使いレツスンをしています。
特に、春は花の香りも楽しんで頂きたいとご紹介した春の花々を使い香りを楽しみながらレッスンしています。
本日は、ご紹介した春の香り良い花を使ったブーケットパフュームの大きいフラワーレッスンの作品例を3つご紹介したいをと思います。
【リューココリーネのフラワーアレンジメント】
リューココリーネの花の色と同じく、赤系、ブルー系でまとめた花です。
こちらのアレンジメントはクリスマスのレツスンとして作ったアレンジメントですが
春のフラワーアレンジメントでしたら白い花をもっと多くし
白×ブルー×赤にポイントとしてリューココリーネを使うとグッと春らしい明るいフラワーアレンジメントになります。
【ストックとスイートピーのフラワーアレンジメント】
お部屋いっぱいに春の香りを楽しみたい方におすすめなストックと、スイートピーを使った鳥かご風のフラワーアレンジメントです。
雪柳で大きな円を作り、その中にスリックやラナンキュラスと言った春の花を花器から溢れるように生けて
花々の新しい命の誕生を感じさせるフラワーアレンジメントをレッスンしました。
【桜とミモザのフラワーアレンジメント】
ミモザと桜でほのかに香るフラワーアレンジメントにしたフラワーアレンジメントです。
こちらの作品では、桜や大きい葉っぱの「ハラン」をダイナミックに使い、躍動感のあるフラワーアレンジメントをレッスンしました。
黄色と淡いピンクはまさに春を感じる色。気持ちが華やぐフラワーアレンジメントとなりました。
生けて、飾って、香りを楽しむのが春のフラワーアレンジメントの魅力
春の花屋さんはとても良い香りがします。
私はその香りを嗅いだ瞬間「あ~。この香り。春が来たな~」と思い、独身時代に務めていた生花店での日々を思い出します。
春の花は私にとってまさに「思い出の花」
花の香りが当時の日々と共に記憶されてます。
そんなホテル専任のフローリストとして沢山のフラワーアレンジメントを生けてきた中で
とても楽しかったフラワーアレンジメントがロビーの大きい花でした。
大きいフラワーアレンジメントを生けた時の感動は
花の香りの記憶と共に今でもしっかり覚えています。
そんな当時の「感動」という記憶を忘れる事が出来ず、自宅リビングで大きい花を生けるフラワーアレンジメント教室を開講しました。
皆さんも、是非、本日ご紹介した春の花で香りのフラワーアレンジメントを楽しんで頂き
花との思い出を作ってみては如何でしょうか。
それでは、本日もありがとうございました。