こんにちは。
横浜市泉区のフラワーサロン、ブーケット パフュームです。
暑くなるとお花が長持ちしない、とお困りの方。
そして、日持ちする花は無いか、と探していらっしゃる方。
そんな方に本日はグロリオサを紹介しながら、燃える炎のような個性的なフォルムを活かしたアレンジを皆様にご紹介したいと思います。
目次
1.グロリオサについて
2.グロリオサのお手入れ方法
3.グロリオサの魅力とは
4.グロリオサのアレンジメント
5.アレンジの後の楽しみ方
1.グロリオサについて
ユリ科のイヌサフラン科。
その為、グロリオサリリーとも呼びます。
グロリオサとは英語で「栄光」という意味です。
和名は花の姿が狐の顔に似ていることから「狐百合」、葉の先が輪生することから「百合車輪」と言います。
熱帯アフリカ、熱帯アジアなど暑い地域に生息します。
暑さに強く一年中流通している花のため、夏におすすめだったり、クリスマスなど赤い花として需要も高い花です。
球根の植物の為、ガーデニングの花として毎年楽しむ事も出来ます。
1本の茎には3輪~7輪ほど花や蕾をつけますが、その割には、茎が細いため、お買い求めの際は茎がしっかりしており、枝がお辞儀をしてしまうものよりまっすぐ立つものがおススメになります。
2.グロリオサのお手入れ方法
グロリオサはユリなどと同じく雄蕊に花粉が付きます。
その為、花粉が開くと葉や花びらを黄色くしてしまいます。
花粉が開き、黄色い粉を出す前に取っ手あげると良いです。
花粉は軽く引っ張ると簡単に取れます。
手に着いた花粉は石鹸で洗いこすっても残念ながら落ちません。
開いた花粉をとる時は、ピンセットなどを使用するか、ティッシュで摘まむなど直接手に触れる事を避けてください。
同様に、洋服に着いた場合も選択しても落ちづらくなりますのでお気を付け下さい。
グロリオサの葉の先は何かに絡まろうとするツルの修正があります。
傷んだ葉を取り除こうとする際、葉先が花に絡まっていることがありますので、十分に気を付けてください。
また、葉や花びらは折れやすいため、扱いには十分注意してあげてください。
3.グロリオサの魅力とは
グロリオサの魅力は花の姿と、色、そして枝ぶりです。
花の姿は先ほどもお話をしたように、燃え上がる炎のようなインパクトの強い、個性的なフォルムです。
そして、蕾の時は花びらは下に向いていますが、花が開くと横に広がりを見せながら大きく開き、更に開くと花びらは真上に向かって反り返ります。
私はその姿に力強い躍動感と、たくましさを感じることがあります。
そのため、男性へのプレゼント、華やかなお祝いなどパーティーの席におすすめです。
また、私はグロリオサが反り返って開いだ状態が悪魔の長く鋭い爪のある恐ろしい手にも見えます。
何かそんなインスピレーションから毒々しい雰囲気のハロウィンや、ダークな内装のお店などの装飾にとても面白く飾ることが出来るのではないかと思います。
また、花の色も黄色のグロリオサは爽やかな黄色をしていますが、真っ赤な色から燃え上がる情熱のようなドラマチックさと、赤に黄色のラインというコントラストから夏の暑さなどを吹き飛ばすようなパワーを感じることが出来ます。
更にひまわりなど発色の良い夏の花などとの相性もとても良いです。
そして枝ぶりは、1本の茎から枝が前後左右に勢いよく広がり出しその枝の先に花を付けます。
そのため、花と花の間に大きな広がりが出来、花と花の間から流れる空気を作ることが出来ます。
このように個性的な花だからこそ、他の花では表現できないデザインを楽しむ事ができ空間を華やかでダイナミックに飾ることが出来るのがグロリオサの魅力だと思います。
4.グロリオサのアレンジメント
グロリオサの個性的で華やかな花を引き立たせるには、花を詰めて活けるより、伸びた枝を活かして花に埋もれないように活けるのが大切です。
枝も長い事から、長さを出して活けるととてもダイナミックな作品になりますし。
短めに使う場合は、他の花より長く飛ばすような感覚で使うと良いです。
5.アレンジの後の楽しみ方5
グロリオサは、下から徐々に咲き、蕾まで楽しむ事ができます。
花が悪くなると、反り返っていた花びらに元気がなくなり次第に色も黒ずんできます。
そうなった時は、枝ごと茎から切り取ってあげます。
その際は、ハサミで切り落としてください。
そして、いよいよアレンジ自体が悪くなったとき、グロリオサで綺麗な花があれば、花を茎から切り落として、小さなアレンジメントにしてしてみてはいかがでしょうか。
グロリオサは百合の様な香りが無いため、食卓のテーブルに飾っても食事の邪魔にはなりますせんのでお勧めです。
最後に。
グロリオサは1本のお値段が高く感じるかもしれませんが、日持ちする花の為、経済的なお花かも知れませんね。
是非、この夏は、グロリオサで燃えるような情熱的か、
または、大人っぽく格好良くか。
皆さまのその時感じた心の感動をお花に表現して楽しく飾ってみてください。
以上、最後までお読みくださりありがとうございました。