白い小さな花と、香りが魅力のマトリカリア。
花言葉や名前の由来、出回り時期、そしてアレンジメントの実例と生け方のコツなどをご紹介したいと思います。
こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
マトリカリアとはどんな花?
マトリカリアは白い小さな花が1本に沢山咲くスプレー咲きの花です。
一般的なマトリカリアは一重咲きですが、八重咲きの華やかなマトリカリアもあります。
切花の出回り時期
周年出回っている花ですが、特に春になると多く出回ります。
鉢物では5月から7月ごろに開花し、暑さにも強い花です。
花言葉
マトリカリアの花言葉は
鎮静、喜び合う、楽しむ、楽しむ心、忍耐、恋路
です。
可愛く賑やかに咲く花の姿通りの花言葉ですね。
名前の由来
マトリカリアは、婦人病のヒステリーやのぼせなどの時に薬として使われていた過去があり
「マトリックス」=ラテン語で「子宮」から名前が付けられたそうです。
また、和名は「ナッシロギク」(夏白菊)といわれ、夏に雪の様な白い花が咲く事から名づけられました。
マトリカリアの原産地
南ヨーロッパから西南アジアが原産地です。
マトリカリアに似た花
マトリカリアにはマーガレットとジャーマンカモミールと2つの似た花があります。
マーガレットとの違い
マーガレットは直径5cm程の大きさですが、マトリカリアは直径2cmととても小さい花になります。
更にマトリカリアには香りがありますが、マーガレットには香りが無い事も大きな近いです。
(写真はピンクのマーガレットですが、白のマーガレットもあります)
ジャーマンカモミールとの違い
ハーブのジャーマンカモミールとマトリカリアはとても良く似ていて一見違いを確かめる事は難しい程です。
花の大きさや花の形、花の香りも似ています。
ただ違う所は葉の形です。
ジャーマンカモミールは細い葉が密集してついてますが
カモミールはジャーマンカモミールより葉は大きく、菊の葉のような切れ込みの入った葉が枝分かれをした所に左に1枚、右に1枚。といったように葉を付けます。
マトリカリアの水あげ方法
マトリカリアは水中で斜めに切る「水切り」で水あげをします。
正しい水あげ方法はこちらをどうぞ
花を長持ちさせるコツ
花を長持ちさせるには葉っぱが黄色くなりやすいので、水あげの際に多めにとる事。
そして、葉が黄色くなってきたらお掃除をしてあげる事です。
悪くなった葉や花がいつもであると見た目も損ねてしまうだけではなく
余計な所にエネルギーを使ったり、水分が行きわたらなくなったりするため花の管理は大切です。
更に花瓶の水替え(同時に花瓶の中も洗って清潔に)、切り口の切り戻しなども花を長持ちさせるには大切な作業です。
マトリカリアのアレンジメント
こちらでは、1mを越す大きいフラワーレッスんで生徒様が生けて下さったアレンジメントをご紹介したいと思います。
花材
マトリカリアの生け方
マトリカリアは小さな花が密集しているため他の花より短く使うと空間を埋める事に使う事も出来ますし
逆に他の花より長く使うとアレンジメントに柔らかさが出ます。
但し、花にボリュームがある為、場合によっては重くなったり
アレンジメント全体の形を崩したり
マトリカリアの量が多すぎてしまう事があります。
その様な時は、スプレー咲きの特徴を生かし、上手に切り分ける事で解決します。
マトリカリアの組合わせ方
数ある小花の中でも特に花が小さいマトリカリアをレンジメントの花材にする時は
メインとなる花(バラ、ガーベラ、ゆりなど)と、マトリカリアより大きい小花を数種類合わせると良いでしょう。
例えば、スイートピー、アルストロメリア、スターチスなどの花です。
とても可愛さと軽やかさがある花なので、合わせる花も大人っぽい花と合わせるよりも可愛いチューリップやガーベラ。
淡いピンクや元気な黄色のバラなどと合わせてみては如何でしょうか?
おわりに。マトリカリアを是非どうぞ
ここまでマトリカリアの花についてお話をしてきましたが
これをきっかけにマトリカリアに触れて頂いたり
マトリカリアに興味を持って頂き、花の魅力を楽しんで下さったら嬉しいです。
私も皆様にお伝えしながら知らなかったマトリカリアの花言葉や原産地、名前の由来を知る事が出来
とても楽しかったですし
マトリカリアがより好きになりました。
普段は大きいフラワーレッスンではマトリカリアの花を花材に選ぶ事は少ないのですが
また使ってみようかな~と思うほど可愛いお花でした。
そうそう実は今回レッスンで花材に選んだきっかけが
黄色い花を探していたのですがイメージに合う花が無く
マトリカリアの中心の黄色がイメージの黄色(レモンイエロー)だったので選びました。
ピンチや失敗(今回なら思ったような花が無かった・・というピンチ)が新しい発見になり
自分のアレンジメントが広がるきっけになる
という事をブログやレッスンでも度々お話しさせて頂いておりますが
まさに今回のマトリカリアは「黄色い花が無い」というピンチからこの花を花材にした事で皆様に花の魅力をお伝えする事ができ
更に私も久し振りにマトリカリアに触れる事が出来
そしてやっぱり可愛い花だな~と思ったりしました。
また素敵な花に出会いましたら皆様にご紹介したいと思います。
最後までありがとうございました。