こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きなドラマチックフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
フラワーアレンジメントをもっと上手に
そして手際よく活けるためには様々なアレンジメントの知識を知ることが必要です。
本日はその中でもまずは第一歩となる基礎的な知識。
アレンジメント活ける時の7つの順番をお伝えします。
この順番1つ1にはアレンジメントを美しく
効果的に活けるロジックがあります。
そして、この知識の総体的な効果として
①無駄なく少ない花でも奇麗に活ける事が出来る。
②花をバランスよく活ける事が出来る
③スピード良く、アレンジメントを早く完成出来る
など効果があります。
それでは、フラワーアレンジメントで花をアレンジする7つの順番をご一緒にご確認ください。
1.器の淵に沿って葉っぱを挿す
どのデザインでもより大きくアレンジを活けます。
そのとき、
先に葉っぱを挿すことで
①デザインの横幅がきまります。
②花を入れる時、どのくらいの長さにしたら良いか目安になる
③しっかり下にグリンを入れることでアレンジメントに安定感ができます
2.フラワーアレンジメントのデザイン芯になる花を挿す
芯とは、一番高くなるところの花です。
花、もしくは存在感のある葉、枝ものでも良いです。
芯を入れることで
①高さが決まります
②デザインの中心が決まります
③デザインの印象・存在感が増します
どんな花、葉、枝を入れるか
それは、美しい存在感のあるものです。
例えば、
①まっすぐ伸びたもの
②つぼみが多いい花
③ある程度太い枝もの
(細いと芯として弱くなり作品の印象も弱くなります)
例えば、こちらのストレチアでしたら真っすぐに伸びた茎が特徴の花です。
そのため、芯として使うにはとても向いた花です。
何故なら短く切ってしまってはその魅力も半減してしまいます。
更に、この芯となるものはとても目立つところになります。
同じ種類の中から芯にふさわしい物を選んで使いましょう。
3.メインの花となる大輪の花をアレンジする
メインの花は一番見せたい花です。
そんな花はやはり特等席に入れてあげましょう。
何処に入れたら一番目立つか。
それは、置く場所による人の目線で決まります。
しかし、一般的にはメインの花は
①人の目線が集まるアレンジメントの中心
②器の淵と芯をつないだ延長線上かそれより少し低く
③器の淵から少し角度を挙げて斜め40度位。
ど真ん中より少し低くすることで重心のポイントを下げ
下から上に流れるようなラインが出来ます。
4.アウトラインの花でフラワーアレンジメントの輪郭を作る
次に、もう少し外側の枠を活けて
デザインの形をはっきりさせます。
①アレンジメントの下のラインを入れる。
②芯からと1で挿したグリンの横をつなぐ
外側のライン(アウトライン)がはっきりして中の花が活けやすくなる。
アウトラインに使う花は小ぶりな花、ライン状の花が向いてます。
①ストック
②キンギョソウ
③スイートピー
④ミニバラ
⑤スプレーマム
⑥トルコ桔梗の5部咲、またはつぼみ
5.大きい花から小さい花をアレンジしていく
スペースを埋めていきます。
この時、小さい花をから大きい花を入れると
①窮屈になってしまったり
②花のない穴が開いてしまう
その為、花は
①大きい花
②中くらいの花
③小さい花
の順番で入れます。
こうすることで、
①花と花が重ならずふんわり活ける事が出来る
②花が足りなくならずバランスよく活けられる
また、奥行き感のある花を活けるには
①大きい花、良く開いた花は低く活ける
②つぼみなどは長めに入れる
(こちらの写真ではスプレーマムが一番低くなり、次に洋花、そしてソリダコ、カトレアが高く入っています。)
そして一番注意して欲しいのは
①全体的に低く、横から見たときアレンジメントが薄い
→奥行き感が出ません
②花が全て同じ高さにある
→花に陰影が無く、無表情な印象になります。
③横から見たとき花が前に飛び出ている
→重心が前になりの店頭の危険があります。
ご自分のアレンジメントや、生徒さんの作品で思い当たるところがあれば直してあげるととても素晴らしい作品になります。
6.小さい花を飛ばし、フラワーアレンジメントに自由な動きをつける
最後にふんわりと飛ばす花や、グリンを入れます。
思いっきり長く
そして、遊び心を加えて花の生き生きとしたところを表現してみて下さい。
7.オアシス隠しし、フラワーアレンジメントを完成させる
アレンジメントの中にオアシスが見えているところがないか
あればグリンでオアシスを隠してください。
または
①ソリダコ
②スターチス
③スプレーバラ
④スプレーマム
など、スプレー咲きの広がりのある花でうめて埋めても良いでしょう。
終わりに
アレンジメントが180度展開の場合は後ろにグリンを入れて
アレンジの背中も綺麗にします。
これには以下のような効果が表れます。
①後ろから見たときも綺麗になる
②グリンの壁が出来、手前の花がはっきりする
③アレンジメントにボリュームが出て華やかになる
この場合のグリンの入れ方は
壁を作るように葉を立てて使います。
この手順で花を活ける事で、ご自身が活ける次のステップが分かりやすくなり
アレンジが作りやすく
そしてスピードアップに繋がるのでしょう。
初めての方もこの基本的な手順を踏まえてアレンジメントを活けてみてくだざい。
フラワーアレンジメント経験者の方はこの手順をご確認いただき
更なるスキルアップにお役立ていただけましたら嬉しいです。
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