こんにちは。
横浜市泉区 １０００㎜²の大きな花に特化したフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
「同じ花でもフラワーアレンジメントのデザインは変わる。そのカギは何か」
花を選ぶ時はアレンジメントのデザインは決めない時もある
アンスリウムとヒマワリを使った夏らしいフラワーアレンジメントと共にお話をしていきます。
実はこの日、私は市場に行く前からヒマワリを使ったフラワーアレンジメントにしようと決めていました。
いつもなら、市場に行って花を一通り見てから、気になった花をメインに使うのですが、今回は最初から夏らしいくヒマワリと決めていました。
何種類かあるヒマワリの中でも今回気にいったのは「プラネットプラム」という品種でした。
とても茎が長く、花も小ぶりなので、トップの位置か、または飛ばすような使い方が良いなと思っていました。
そして、ギボウシとモルセラを見つけた時、この２つを入れたらとても面白い作品が出来るだろうと思い期待に胸が膨らんできました。
そして、夏らしくアンスリウムと、色のアクセントにケイトウ、そして白いアスチルベで今回はレッスンをする事にしました。
この時点では、いったいどんなフラワーアレンジメントのデザインになるのか、正直全く想像も出来ませんでした。
ただ、素敵な花に出会えたことが嬉しくてレッスンが待ち遠しく感じていました。
と言うのも、今回はフリースタイルという自由なレッスンでした。
６回コースの最後はこのフリースタイルをやりたいなと思っていたのでした。
今回に限らす、花を決める時はデザインから花を選ぶ事もありますが
今回のように花から選ぶ時もあります。
どちらが先と決まりがあるわけではなく、その時の状況に応じ、どちらからでもアレンジできるという事になります。
リズミカルな花と情緒的な花。
では、花を手にとり１本１本向きや表情を確認しながらアレンジした作品がこちらになります。
ギボウシを中心に、空を仰ぐように段差をつけてリズミカルにアレンジしました。
そして、モルセラはとても力強く、ダイナミックに使い、空間を作る事でグリンの爽やかさを引き立たせてみました。
もし、このフラワーアレンジメントにストーリーを考えるなら。
タイトルは「大地と空」です。
夏の乾いた大地と、空の力強さが舞台と言ったところでしょうか。
そして、もう一つ、こちらのフラワーアレンジメントもご紹介します。
こちらはギボウシを階段のように段差を使い、花を葉の下にアレンジするなど、まるで風景を切り取ったような情緒を感じます。
同じ花材ですが、ギボウシの使い方、そして花のアレンジの仕方で印象が変わるのがわかるかと思います。
こちらのアレンジメントは左右に分けて花を入れているなどの工夫がされていてグリンが引き立っています。
色を変えてデザインを同じ
デザインは同じですが、色が違う場合もご一緒にご覧いただきたいと思います。
オレンジ色が優しい印象ですね。
黄色、オレンジのグラデーションにコデマリがとてもアクセントになってます。
こちらはピンク色の花が映えて華やかな印象です。
エデンを思わせるようなエレガントであり賑やかな印象です。
２つのアレンジメントは春のレッスンの時の作品になります。
何方もラナンキュラスをメインにしてますが、色を変えてレッスンを楽しみました。
パステル色との組合せ、フレッシュ感のあるグリンで春らしい花になっています。
どちらも大変すばらしい作品ですが、花は同じでも色を変えるだけでも印象が変わる事がわかると思います。
フラワーデザインのカギは何か
同じ花を使ってもこのように印象が全く変わりました。
花の位置、長さ、場所の他に
空間の作り方。花の表情の見せ方。
それらをどのように表現するかで変わってきます。
それは、フラワーアレンジメントのデザインは無限にあるという事です。
さて、貴方ならどんなアレンジメントを作りますか?
その答えは、貴方が花の何処に魅力を感じたかが、カギになります。
そして、その感じた魅力が貴方にしか作り出せない、個性あふれる花となります。
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