こんにちは。
横浜市泉区。1mを越す大きいアレンジを基礎から学べるフラワーアレンジメント教室ブーケットパフューム 相沢 知美です。
本日は
【花 青】青く染めたケイトウを上手に使い初秋の幻想的なフラワーアレンジメントを作る
と言うタイトルでお届けします。
初秋におすすめしたいフラワーアレンジメントの色
まだまだ暑さを感じる8月の終わり。
あと、数日で9月に入ります。
もう向日葵やアンスリウムとバトンタッチして、秋のお花を楽しみたい頃です。
同時に色も夏の海のようなブルーや、太陽の様な赤、オレンジから少し秋を感じる色を楽しみたくなります。
例えば、青い花でしたらデルフィニウム、ラクスパーなどの爽やかで涼しげな夏の花から
深いブルーが秋のフラワーアレンジメントに使う花材としてはピッタリです。
何故なら、秋になると紅葉したヒペリカムや、シックなパープルピンクのフジバカマなどの深みのある花の色が多くなり、
そのような花の色に合わせる青い花も春や夏の様な透明感のある花より、深みのある青い花が合うからです。
花を選ぶ時のコツは一緒に使う花の色のトーンを合わせて選ぶと失敗ありません。
青く染色されたケイトウの花
今回紹介するこちらの青い花はケイトウを染めたものです。
水に色を溶かし花に吸わせることでこの様に花が青く染まります。
他にも、春には青、グレー、茶色、緑いろなどに染められたスイートピーなども攻めた花としてでまわります。
そして、中にはこの花が染めた花かわからない時があります。
その様な時は切り口や葉が染まってないかを見るとわかります。
この青いケイトウの魅力は、ビロードの様な花の質感に青い光沢を放ち美しく発色している所です。
そしてもう1つはケイトウの先端がピンク色をしている所です。
この青とピンクのコントラストが綺麗だとこの花を見た時に思いました。(先端の色は個体差があります)
鮮やかな青い花を使う時のポイント解説
このようにインパクトのある花はいくら綺麗だと思ってもそれはアレンジメントの大きさの中で占める割合によって大きく印象が変わります。
例えば、こちらのフラワーアレンジメントは先日のレッスンで生徒さんが作った花です。
今回は「幻想的な花」というのがテーマでしたので、青い花は目立つように長く活け青いケイトウのインパクトを大きくしました。
つまり、青いケイトウの長さ、そして本数、配置でアレンジメントの印象が大きく変わり
もし、ケイトウを短く、トルコキキョウを長くして立場を逆にしていたら、このアレンジメントの印象は「神秘的」から「エレガント」になっていました。
青い花におすすめの色合わせ
このフラワーアレンジメントをどのような印象にしたいのかで、青い花に合わせる色が変わります。
例えば、
青、水色、白い花にグリンを多くするとスタイリッシュで爽やかなフラワーアレンジメントになります。
青、黄色、白、オレンジ(又は赤)、グリンは強さやエネルギッシュな印象になり男性へのギフトフラワーにおすすめです。
青、パープルピンク、パープル、白、グリンはクールでありながらも華やかさのあるエレガントな印象になります。
実は青という色は短く使ったり、合わせる花の色(割合など)によって暗く沈んしまう色になります。
その為青い花には白とグリンを適度に入れるとソフトな印象のフラワーアレンジメントになります。
例えば、百合などの大輪の白でしたらダイナミックに、カスミソウのような白い小花でしたらフンワリトした花になります。
また、グリンも柔らかさがでるのでオアシスを埋めるだけではなく、花と花の間に長くポイント的にお使いください。
おわりに
今回、私がご紹介した青い花は染色された花でした。
青という色には「爽やか」「涼し気」「クール」などの印象と共に「神秘的」な印象もあります。
暮らし、そして人生までも豊かにする花が、時には神秘的な表情を見ることで更に私たちを幻想的な世界へと連れて行ってくれる。。
花は身近な物であり、時には私たちに架空の夢を見せてれる。
私にとって、この青いケイトウとの出会いでそんな事を再認識する事が出来た貴重な出会いになりました。
もし、今迄青く染めた花を飾る機会が無かったら、私がおすすめする青いケイトウを是非一度トライし、この神秘的な花の世界を肌で感じてみて下さい。