こんにちは。
横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント 作り方】ミステリアスなカラーと秋の花ダリア、アマランサスのアレンジメント
と言うタイトルでお届けします。
はじめに
ポンポン咲きの「フェスタローズ」という可愛いダリアにトキメキました。
規則正しく重なった花びらに引き込まれてしまう魅力。
まさに自然が作る芸術です。
そして、アマランサス(紐ケイトウ)はフラワーアレンジメントにニュアンスを出す花。
このダリアと紐ケイトウを手にしただけでこれから作るアレンジメントにワクワクと期待感が膨らみます。
このトキメキ、ワクワク感のまま花を飾れるように素敵なフラワーアレンジメントを作ってみましょう。
本日は
・アレンジメントの作るポイント
・花の配置と挿す順番
・花と色の合わせ方
についてお話をしていきたいと思います。
カラーとダリアのアレンジメントの作り方のポイント
-ミステリアスさを引き出すカラーの使い方
カラーの魅力はシンプルで洗礼された花です。
こんなにもシンプルで美しい花は他にはないのではないでしょうか。
明るい黄緑色の茎と花のコントラストも美しく、神秘的なカラーの花をよりミステリアスな印象にします。
そんなカラーの花は、花も茎もフラワーアレンジメントに活かし、カラーの魅力を余すことなく見せる事でシンプルなカラーが主役にもなる存在感を出します。
正面、横顔と様々な角度に向けて花を挿す。
全てが正面に向くより、表情が豊かになります。
カラーの茎を長く伸ばしカラーの茎の美しさと、洗礼された花の姿を見せるように意識してアレンジしましょう。
-ワイヤーをカラーに通して茎を長く伸ばす
カラーを長く伸ばす時、または茎を曲げて形を作りたい時はカラーの茎にワイヤーを通してみましょう。
使うワイヤーが細いとワイヤーを入れる時に手元でワイヤーが曲がってしまうので、硬いワイヤーがおすすめです。
ワイヤーの太さは20番~18番がおすすめで、このカラー(1.5㎝程の太さの)には20番を使用しています。
《ポイント》
・茎を持つ手の位置はワイヤーの先端の位置に合わせずらしていく。
・ワイヤーが常に真ん中に通るように、指で茎の向きを微調整する
・ワイヤーの先端が透けて見えたら曲がっている証拠。茎をワイヤーの先端側に曲げて通す
・練習あるのみです。
最初は難しく感じ、上手くいかないと感じると思いますが、この方法はチューリップやグリンにも使える手法です。
私も何度も失敗し、ようやく出来るようになりました。
頑張って練習を重ねて見ましょう。
-花の配置で奥行きを出し、表情を引き出すダリア使い方
ポンポン咲きのダリアの花びらは様々な角度から見るとより美しさを理解する事がでます。
正面から見ると中心から花びらが広がり
横からみると花びらの立体感と魅力があります。
その為、ダリアを正面、横と挿し、更に手前と奥と挿す事でフラワーアレンジメントに奥行き感を出しました。
花の配置のポイント
このフラワーアレンジメントの花の配置のポイントはカラーです。
正面から見た時に真ん中のカラーから左の長いカラーへとつながるようにアレンジしています。
アレンジメントの花器から大きくはみ出た長い1輪は花のポイントを花器から離す事で3本のカラーに大きな動きと存在感を強調しています。
そしてエレガント印象の中にも躍動感のあるアレンジメントになりました。
また、カラーを正面から左に3本とも配置する事で散らした他の花の中にアクセントを作ってます。
花を挿す順番で花を均等にし、アレンジメントをフンワリと仕上げる
フラワーアレンジメントで花を挿す順番は「茎の太さ」「花の大きさ」がポイントになります。
花を均等に挿す事が出来、フンワリとした印象にする事が出来ます。
1.グリン
2.カラー(メインの花)
3.ダリア(2番目にメインの花)
4.トルコキキョウ(大きい花)
5.ワックスフラワー
6千日紅とアマランサス、トルコキキョウのつぼみ
《ポイント》
・トルコキキョウは大輪で花の形が綺麗な物から挿していきます。
・ワックスフラワーは枝分けし、ボリュームの大きい枝からアレンジします。
・綺麗な花は(カラー、トルコキキョウ、ダリア、ワックスフラワー)は人の視線が一番最初に集まるフラワーアレンジメントの正面の中心に来るようにすると第一印象が華やかになります。
・千日紅は小さい花を長く、大きい花を短く使い、リズミカルと重心のバランスを作ります。
こちらでは実際に私がアレンジした時の様子を動画にしました。
縦動画で撮影していますので、スマホでご覧になる方は縦にしたまま、画面下の四角を押すと全画面で表示されます。
紫と黄緑色の花合わせで秋のオリエンタルカラーを作で
-反対色のコントラトを出し、繋ぐ中間色を使う
紫色と黄緑色の反対色を使い、コントラストが鮮やかフラワーアレンジメントにしました。
印象が強くなりすぎないようにはグリンを多くし、黄緑色とグリンを色の繋がりを作り、一体感を出しています。
また、黄緑色の分量を抑えている事もポイントです。
-アクセントカラーを入れ色に奥行きを出す
淡い色合いより、はっきりとした印象のイメージだったのでアクセントには紫のカラーと淡いピンクのトルコキキョウを繋ぐ色としてマゼンダ色の千日紅を使いました。
カラーの紫色、トルコキキョウの淡いピンク、マゼンダ色と色のグラデーションが色の奥行きを作っています。
秋の花との花合わせで季節感を演出する
-ドラマチックな花を作るアマランサス(紐ケイトウ)で魅力的なアレンジメントに
アマランサスを花に混ぜるだけでドラマチックな花になり、花にニュアンスが生まれます。
繊細で、柔らかな動きが花を魅力的にしてくれますので、秋には積極的に使いたい花です。
-小花はボリュームのあるワックスフラワーで華やかにする
ワクスフラワーはボリュームがあり、日持ちがする花です。
枝分けして残った葉もグリンとして使う事が出来、オアシス隠しに使ったり、花より高く使いアレンジメントに奥行きを出すのに有効です。
使用した花材
・カラー/ピカソ
・ダリア/フェスタローズ
・八重咲トルコキキョウ
・ワックスフラワー
・千日紅
・ブラックベリー
終りに
今回使用した「フェスタローズ」というダリアは花の中心はサーモンピンで、輪郭に行くにしたかって青味のあるピンクになっていました。
今回は紫やマゼンダと合わせ、とても相性の良い色合わせを作りましたが、オレンジ系とも合うピンク色でした。
この様に色にグラデーションがある花はフラワーアレンジメントに華を添えます。
これから沢山のダリアが楽しめる時期になるので、グラテーションが美しいダリアを見つけたら是非アレンジメントに取り入れてみてください。
そして今回のブログも何度かお伝えしたように「色を繋ぐ」方法でグラデーションの色から同じ色(又は似た色)の花を選ぶととてもまとまり感のある花合わせになります。
とても簡単な方法で綺麗な花合わせをする事が出来るので是非実践してみて下さい。
また、フラワーアレンジメントは花の魅力を見つける作業から始まります。
そしてその花の魅力を表現する事で素敵なフラワーアレンジメントが出来ます。
今回ご紹介したカラーにワイヤーを通すなど難し事にもチャレンジをすると最初は上手くいかなくても諦めず練習する事できっと出来るようになります。
その時の喜びはフラワーアレンジメントの楽しさになります。
是非、チャレンジしてカラーの使い方の幅を広げてみてください。
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