こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
真っ赤なダリアは華やかで、とても情熱的な印象を感じる花です。
花言葉でも「華麗」「英華」であり、花の華やかさを感じますね。
実は地植えのダリアは夏に開花しますが、切花では秋が一番の最盛期になります。
実は切花のダリアはの暑さが苦手です。
その為ダリアを楽しむなら涼しくなってからがおすすめです。
特に、11月以降の肌寒くなってきた頃は、花持ちがぐっと良くなります。
さて、赤いダリアと一緒に「サンゴミズキ」という赤い枝ものが手に入りました。
この枝ものは染めたものではなく、天然の色でこんなに真っ赤に染まっています。
10月末から12月に出回り、クリスマスの季節にはアレンジメントに多く使われます。
今回はこのサンゴミズキと、赤いダリアを花瓶に生けクリスマス風にしてみました。
全体的に赤い花でまとめるのもとてもアートっぽい装いとなり素敵ですよね。
そして、ダリアの向きを一定方向にせずに、花に合わせ変えて生けている事がポイントです。
何故ならダリアの様に大きい花は、同じ方向に向いていると花の存在感が強すぎてしまうからです。
と、いう事は
花の向きで全体の印象をコントロールする事が出来るという事でもあります。
例えば、ひまわり、アンスリウム、大輪のガーベラも花の向きが揃うと華やかさは出ますが、印象が強すぎてまい迫力感を感じてしまいます。
この様な大きい花の時は、写真のダリアの様に左右、上下と花の向き四方に向けて生ける事がおすすめです。
また、大きい花瓶と言ったら「枝ものも生けれるようになりたい」と思う方も多いいはずです。
例えば、5月ならドウダンツツジの新緑が美しい季節ですね。
また、3月なら桜を楽しむ事が出来ます。
今回はサンゴミズキを花から飛びてるように長く使い生けてみました。
枝は長さ、生ける場所を1本1本変える事で奥行き感や、全体像に動きを出しています。
また、「ミスカンサス」という白いラインが美しい葉をまとめて使い、花瓶にアクセントにして使いました。
このように細い葉もまとめて使う事で存在感が出て、モダンな印象にする事が出来ます。
また、葉をまとめず、数本ずつ分けて使うと柔らかい印象が出てナチュラル感が出てきます。
このように葉の使い方で印象が変わるので自分の作りたい花瓶花のイメージに合わせて葉を使い分ける事が出来たら楽しいですね。
さて、改めてこうして花を見返していると、オーナメントや、リボンなどを使うとクリスマス感が出て良かったかしら・・・と思ったり。
しかし、そんな後悔も又花を生けたいというワクワクにすれば花を生ける楽しさは尽きません。
さて、本日はダリアと赤い枝もの(サンゴミズキ)を使った花瓶の花をご紹介させて頂きました。
何か少しでも皆様のアイデアになったり、気づく事がありましたら嬉しいです。
それではまたお会いできますように。