こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
花留めを学ぶ花瓶レッスン
大きい花瓶に花を生けるレッスンのスタートに向けて、6月から開催してます
「花瓶モニターレッスン」ですが、最後の花瓶レッスンの作品を生けて頂きました。
今回の花瓶レッスンは特別な道具を使わず、花材だけで花を固定して生ける方法(花留め)を中心にレッスンをいたしました。
花留めの技術を身に付けると
・花と花瓶だけあれば気軽に花を生けることが出来る
・花を移動しても花が動かない
・花を立てたり、横に伸ばしたら好きなデザインに生けることが出来る
と3つのメリットがあります。
そこで本日は
【花瓶 花留め】オアシス、剣山など道具なしで花留めした花瓶(投げ入れ)のレッスン花
というタイトルで皆様に受講生様の作品をご紹介したいと思います。
果物を花瓶に使い季節感を
まずは、果物の輪切りを使った花瓶花を皆様に生けて頂きました。
果物はミニグレープフルーツです。
他にも、レモン、オレンジ、キウイフルーツなどを使う事が出来ます。
新緑が美しい季節なら、グリーンのキウイフルーツ。
夏は太陽のようなオレンジと、季節に合わせて果物を選ぶのも楽しいですね。
以前ワインレッドのキウイフルーツを買ったことがありました。
秋になったら、その果物を使って紅葉した葉、赤く色づいた実もの、深い色合いの花々を集めて秋色の花瓶の花を生けてみたいです。
花瓶を変えて花の生け方を学ぶ
果物の花瓶花を生け終わった後は、自由に花瓶を選び
同じ花材を使い、花瓶に合わた生け方をして頂きました。
ここからは受講生様の個性あふれる花瓶の花をご紹介していきたいと思います。
花のシャープを生かした花瓶の花
パンパスグラス(白い穂)を縦に2本、クルクマを横に1本伸ばしたとてもデザイン性のある生け方をしてくださった花瓶花です。
茎が真っ直ぐ伸びた花の魅力が生かされたデザインにとても感動しました。
縦、横にラインが強調された生け方の
アレカヤシの葉の使い方も右に3枚寄せて使い、シャープなデザインの中に柔らかなラインが生まれました。
このように1つの作品の中に花の緩急を作る生け方をするのもとても良いですね。
◆関連記事~一輪挿しの花瓶花
花を広げて柔らかさを出した花瓶花
こちらは広がりを意識して生けられた花瓶花です。
花瓶の特性を上手く使い、とても大きく花を広げることで出来ました。
花を大きく生けたい時におすすめの生け方です。
とても華やかさも感じられますね。
特に、黄色い小花は自然に花の向きを変えながら
それでいて散らかした感じがなく、とてもナチュラルな印象を感じます。
◆関連記事~広がりを出した青い花の花瓶生け
花を伸ばすダイナミックな花瓶花
こちらの花瓶は「クレイ」という花器メーカーの物でが、花瓶レッスンの受講生様、
大きいフラワーアレンジメントの受講生様、皆様からとても好評な花器です。
低い花器は横に広げる生け方がとても合います。
そして、丸いフォルムが魅力の花器です。
そのため花器の形が見えるような生けるのおすすめです。
何故なら、花瓶でも、フラワーアレンジメントでも花器はデザインの1つです。
花器に合わせデザインを考える
また、花に合わせ花器の色合いを選ぶと一体感がでて、より素敵に花を生けることが出来ます。
そして、パンパスグラス(白い長い穂)を思いっきり横に伸ばし、
それに沿うように黄色い小花を伸ばし、花の伸びやかさを感じますね。
何より、パンパスグラスを傾けて使ったことで、穂の美しい光沢感、華やかさが増しました。
パンパスグラスは上に立てて使うだけではなく、横に伸ばして生けるのも素敵ですね。
花瓶の形、生けたいデザインに合わせて、花の生け方を変えると楽しいと感じました。
◆関連記事~枝物を生けた丸い花瓶花
コツを掴み花瓶を上達しよう
本来は1レッスンで1作品を生けて頂くのですが、モニターレッスン最後の日は1つでも多くの花瓶で生け、様々な花瓶の生け方に慣れて頂きたいと思いました。
そのため時間のある限り繰り返し花瓶に生けて頂きました。
花瓶の花の最大の課題は、花を安定良く生けることです。
安定良くとは、花を固定する花留をして生けることです。
花留めの方法は様々な方法があります。
例えば、フラワーアレンジメントに使うオアシス
生け花に使う剣山。
他にも枝や防水テープ、網を使う方法などもありますが
今回、花瓶生けレッスンを開催した理由は、花を手軽に生けれるようになったら
もっと花との触れ合いが楽しくなると考えたからです。
そのため、一番手軽に生ける方法として花を生けながら花留めをする方法を学んで頂きました。
花瓶の生け方を理論的的に学び、体でコツを掴む。
そうすれば、花を生けるのがもっと楽しくなりますよね。
◆関連記事~花瓶の花の管理方法
花の生け方は真似することから
1つの花材で4つの花瓶の花をご紹介してきましたが如何でしたでしょうか。
少しでも気に入って頂けた生け方はございましたでしょうか?
花を生けることに慣れないうちは、見本を真似して生けるのもとても良い練習になります。
生け方以外、花の合わせ方や、色使いも気に入った花を見たときはまずは参考にしてみては如何でしょうか。
私自身もフラワーアレンジメントを始めた頃は素敵な花を見つけては真似をして学びました。
そんな練習の仕方をしながら自分の感性が磨かれ、自分のスタイル出来ます。
プーケット パフュームのレッスンは見本のカリキュラムを真似をしながら、最終的には自由に花を生けることが出来るようになる事を目指したレッスンです。
花を自由に生けることが、一番の楽しいと思いますが
基本の生け方を知る事で応力がつき、花の生け方に幅と個性が出ると受講生様の花を見ていて感じます。
花の使い方(デザイン)、生け方など、小さな事でも良いので今回ご紹介した花瓶の花を是非ご参考にしてみてください。