こんにちは。
横浜市泉区 1000㎜²の大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント オアシス】吸収性スポンジ。買える店、切り方、花器に入れセットする方法/フラワーアレンジメント教室 横浜
と言うタイトルでお届けします。
さて、生け花では、剣山という金物に針が付いたものを使用しますが
フラワーアレンジメントでは吸収性スポンジに花を挿して活けます。
このスポンジは樹脂で出来ていて、非常に軽く、必要なサイズに合わせて切れる事から非常に使いやすいものになります。。
本日は、この吸収性スポンジのセットの仕方
そして、注意点についてお話をしていきたいと思います。
吸収性スポンジ、オアシスが買える店
吸収性スポンジは大型のホームセンターや、100円ショップ、そして花屋さんなどで購入する事が出来ます。
しかし、吸収性スポンジの質で花が長持ちするか
それとも、直ぐに枯れてしまうのか変わってきてしまいます。
その為、100円ショップより、ホームセンター、花屋さんから購入する方が安心です。
また、吸収性スポンジは「オアシス」「アクアフォーム」など書かれていることもありますが
その中でも生花用、ドライ用、造花、プリザーブドフラワー用などがあります。
生花用以外はお水を吸う事が出来ず、硬さも硬いため小花などの細い枝を刺すことは出来きません。
その為、フラワーアレンジメントで使用する場合は必ず生花用を用意しましょう。
1個単位で購入する事が出来き、400円前後で買う事が出来ます。
吸収性スポンジの切り方
吸収性スポンジを器のサイズに合わせて切ります。
その時、深さ、内側の直径を測ります。
その時、定規などを使用して測るのも良いですが、もっと簡単に手を使っても良いでしょう。
例えば、深さは手を入れ、指の先を器の底にあて、器の淵が手のどのくらいの辺りになるか。
内側の直径もこぶし位だな
こぶしと指2本分だなと手を使う事で目安となります。
更に、器のサイズに合わせて、吸収性スポンジを縦に使うか横に使うか
なるべく無駄が出ないように方向を考えると良いです。
この時、器の淵より少し出るくらいの高さがある事も大切です。
(詳しくは下の「切る時のポイント」③をご参考下さい。)
こちらの写真は、オアシスを器の中にセットした時のイメージです。
このように横からも花や葉が刺せるようにししょう。
◆ポイント
・この時点ではスポンジを強くおして中に入れてしまうと、次の工程に進む際にスポンジを器から取り出すときに抜けにくくなり
更に抜くために強く推してしまい、スポンジを硬くしてしまう為、大きさの微調整は後程で大丈夫です。
・吸収性スポンジはを切る時は、専用のナイフを使うか、包丁などが刃の長い物が使いやすいです。
果物ナイフ、カッターなどは非常にカットが難しくなります。
・カットのする際は、乾いた吸収性スポンジの粉が出る為、下に新聞紙または、トレーなどの上でカットするとテーブルが汚れません。
・吸収性スポンジにある線の上、または線に並行してかっとすると上手に切ることが出来ます。
吸収性スポンジ、オアシス。お水のつけ方
カットした吸収性スポンジより深さ、幅など十分な大きさのあるバケツなど用意します。
この中にお水をたっぷりと吸収性スポンジの高さ以上に入れます。
お水の準備が出来たら、静かに吸収性スポンジをお水の中に落とします。
次第にお水を吸うと吸収性スポンジが沈んでいくので触らず、ゆっくり沈むのを待ちます。
◆ポイント
この時、絶対やってはいけない事があります
①吸収性スポンジの上から水を掛ける
②吸収性スポンジをひっくり返して沈める
③吸収性スポンジを押して水の中に入れる
これらをすると、吸収性スポンジの表面だけが濡れてしまい
内側は乾いた状態になってしまいます。
これは、表面が濡れてしまったことで、中の空気が外に抜け出せなくなり
中まで水が浸透せず、乾いた状態のままになってしまいます。
刺した花の切り口がこの乾いたスポンジの所に来た時は
その花は切り口から水を吸う事が出来す゛、直ぐに駄目になってしまいます。
必ず、写真のサイズ位のものであれば10秒~15秒程で沈むので触れる事なく待ちましょう。
オアシスの切り方
①吸収性スポンジを濡らしたら、更に器のサイズ合わせて切ります。
器が四角、または丸い形でもスポンジは四角く使います。
吸収性スポンジの角が器の内側にピッタリ当たっているのが理想です。
更に、器の大きさに合わせ吸収性スポンジの大きさの微調整しましょう。
例えば、底の方がつぼまっている形などはスポンジを縦の方向に斜めにカットすると良いです。
②高さを出します。
横からも葉や花を挿せるように器の淵より吸収性スポンジの高さは出すようにします。
この時、小さいアレンジメントの場合は2㎝位です。
しかし、アレンジの大きさ、デザイン、使用する花によって変わります。
例えばこのような場合は5㎝~8㎝必要になります。
・茎の太い花や枝を吸収性スポンジの横からも刺したい時
・下に垂れ下がるようなデザインを作る時
・大きさが横50㎝、位あるような大きなフラワーアレンジメントの場合
特に垂れるデザインは高さが必要です。
ここで、注意点は
・吸収性スポンジが器より上に出ている分、スポンジが乾きやすい
・横や正面からスポンジが見えやすくなる
・スポンジを隠すのに沢山の葉を使用する
従って必要に応じてスポンジの高さを出すようにしましょう。
花器に吸収性スポンジ、オアシスをセットして入れる方法
器、アレンジメントのデザインと大きさ、使用する花に合わせて吸収性スポンジをカットが出来たら器をセットします。
①この時の注意は吸収性スポンジを指で押さない事。
スポンジが押されてしまうと、その部分がつぶれてしまい、硬くなってしまいます。
すると、小花などの花を挿しずらくなり、切り口を潰してしまい、花の吸い上げる力をつぶしてしまいます。
吸収性スポンジを器にセットする時は手の平で押すようにします。
②吸収性スポンジは器の中でしっかり納まり、動かない事が重要です。
不安定だと、花の重みで吸収性スポンジが前に倒れてきてしまい、アレンジメントが崩れてしまいます。
そのため、器の中でしっかり動かない事が重要になります。
器より小さくなってしまい不安定な時は小さく切った吸収性スポンジを詰めると良いです。
③器の中に水が溜まる場所を作る
これはまず、器いっぱいに吸収性スポンジを詰めないことです。
お水が溜まる所がないと、吸収性スポンジの乾燥が早くなり、花が水を吸う事が出来なくなります。
④面取りをする
スポンジの角を斜めに切り落とすとし「面取り」という作業をすると、スポンジの角が取れ花を斜めからでも刺しやすくなります。
まとめ
スポンジはお花を長く楽しむために扱いが非常に重要になります。
その為には
・中までしっかり水を浸透させ
・器の中で固定させ
・指で押しつぶさない。
万が一、スポンジを濡らしている間、上から水がかかってしまった場合は
その場所に細いワイヤーを刺し、空気を抜かしてあげると、気泡が出できて中まで水が浸透します。
◆使用後のスポンジの処理
花を抜いて穴が開いた所を切り捨て、残りをまた水につけておけば使いたい時に使う事が出来ます。
この時、一度乾いてしまうと、二度と水を吸えなくなるので、乾かさないように水に浸けておくことが大切です。
そして、吸収性スポンジがあれば、自由にアレンジが出来ます。
正しい使い方を覚えて、是非とも季節のフラワーアレンジメントを楽しんでください。