主役となるバラ、ダリア、ガーベラなどメインの花の配置には2つの方法があります。
この2つの配置をアレンジメントを見ながらどんな違いかあるのか、どちらが良いのか解説してきます。
こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
メイン(主役)の花の配置ついて解説します。
フラワーアレンジメントの「アレンジメント」とは「配置」を意味するくらい
花を生ける際は「何処に花を生けるか」という事が大きく関わります。
きっとフラワーアレンジメントを生けながら「この花を何処に生けよう・・・」と悩む方も多いいと思います。
そんな皆様に是非知って欲しいフラワーアレンジメントの花々の中でもアレンジメントの印象を左右する主役の花の配置について
本日は
フラワーアレンジメント 配置】バラの配置は何処が正しい?配置で変わる花の印象とは
と言うタイトルでお届けしていきたいと思います。
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花材の分類とは
まず、フラワーアレンジメンの花材は大きく分けて3つに分類する事が出来ます。
1.メインの花
アレンジメントの主役となる花。
アレンジメントの花材の中で一番大きな花、一番目立たせたい花で
バラ、ユリ、ダリア、がーべらなどになります。
(ダリア/柚月)
2.ラインを作る花とは
アレンジメントの形。すなわち一番外側に配置する花。
スターチス、スプレーカーネーション、スナップドラゴンなどです。
(スナップドラゴン 別名:キンギョソウ)
3.空間を埋める花
メインの花とラインの花の間を埋める花。
アルストロメリア、スターチス、スプレーマム、カスミソウなどです。
(アルストロメリア)
それぞれ分類によって花の配置の仕方は変わりますが、今回はメイン(主役)の花の配置についてお話をしていきます。
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2つの花の配置で印象が変わる
それでは早速1mを越す大きいフラワーレッスンの生徒さんの作品を2つご覧頂きながらご説明をしていきたいと思います。
こちらのアレンジメントでは赤いバラをメイン(主役)にしました。
2つのアレンジメントは花の配置の仕方はそれぞれ違います。
1つはバラ4輪を離して生ける方法と
バラ4輪をまとめて生ける方法
この2つの花の配置を比べた時、フラワーアレンジメントの印象が変わるのをご説明します。
まずは赤いバラ4輪を離して配置して生けた場合はアレンジメントにソフトな印象が出来たり
バラと一緒に他の小花の印象も感じる事が出来ます。
次に同じ赤いバラ4輪のうち3輪を近くにまとめて生けた場合はどうでしょうか。
赤いバラがパッと目に入りとても印象深くなりますね。
バラの咲き方、シックな色合いが脳裏に焼きつきバラがアレンジメントの全体的な印象に感じます。
このように同じ花材の花を使っていても花の配置の仕方でアレンジメントの印象が大きく変わる事がわかりますね。
どんな花の配置が正しいのか
では、主役(メイン)の花を離して配置するのと、近くに配置するの
どちらが正しい花の配置だと皆さん思いますか?
答えは「どちらも正解」です。
皆さんが自由に選んで良いのです。
只、飾るお部屋の印象や、ギフトアレンジメントなら花を受け取る方のイメージなどを考え選んだり
もし、皆さんがご自宅に飾る花を生けるのでしたら
「どんなフラワーアレンジメントを生けたいのか」
「花材の花を見た時、どんな事を感じたか」
そんな2つの事を大切にして花の配置を選ぶと良いでしょう。
花の配置も生け方も試行錯誤が上達に
本日は主役(メイン)の花の配置についてお話を致しました。
最後は皆様が決める。という事でお話をしましたが、フラワーアレンジメントの基本では花を離して生ける事を学びます。
基本の生け方をマスターしたら花をまとめて生ける配置を試してみましょう。
フラワーアレンジメントは試行錯誤をして自分なりに様々な発見をしていく事が成長、上達へとつながります。
「練習」と思ってオアシスに沢山穴が開くくらい、花の配置を試してみて下さい。
その中で様々な発見をする事が出来ます。
そんな発見による感動もフラワーアレンジメントの楽しさの1つ。
それでは、今より益々フラワーアレンジメントが楽しくなりますように。