こんにちは。
横浜市泉区 大きな花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント 基本】少ない花で華やかに。花の配置と、花材の把握、基本の生け方のコツ
と言うタイトルでお届けします。
今回の内容は私の1mを越す大きいフラワーレッスンの時も生徒さんにお伝えしているフラワーアレンジメントの基本的な生け方です。
花材の合わせて作るアレンジメントの作り方
花をアレンジする時の配置とは
花の向きで華やかさが変わる
と言った事を大きい花レッスンの作品と共に解説していきたいと思います。
花が足りなくなる。フラワーアレンジメントの失敗を重ね
私がフラワーアレンジメント初心者の時。アレンジメントの途中で花が足りなくなる。
という経験が度々ありました。
当時は生花店で勤めていたので、このままでは商品にはならず、花を足して完成させていました。
しかし、それが出来るのは花に余裕が状況の時だけ。
花が沢山ある花屋とか、レツスンで花材に余裕がある時などです。
ただ、花を足すことが出来ても、アレンジメントはある程度の制限の中で作らなくてはなりません。
例えば予算であったり、時間もそうです。
従って、限られたお花でいかに綺麗に作る事が出来るか
それがフラワーアレンジメントに必要な技術だということです。
では、どのようにしたらフラワーアレンジメントを作る時に「花が足らない」という事にならずに、華やかにフラワーアレンジメントを作ることが出来のでしょうか。
花全体のボリューム感を把握する
作るアレンジメントの大きさに対して花が十分あるのか。
作る前に、想像をしてみる事が大切です。
例えば、私が1mを越す大きいフラワーレッスンの花材を準備する時
この花は、スプレー咲きだから花を沢山分けて使えるな。
この花はスプレー咲きだけど、切り分けて使えそうもないな。
更に、この花はとても大きいからこの花を入れるとかなり空間が埋まるな。
などを考えながら花のボリュームを確認します。
もし、作りたいアレンジメントに対して花が少なそうに感じたら
・グリンを足して材料にボリュームを出す
・花の間隔を広く開けてアレンジをする
・花の高さをアップダウンさせない
と、花のボリュームとアレンジメントの大きさに合わせて花の生け方を変える必要があります。
花をアレンジした時、花の高さを揃えてアレンジすると空間が埋まり花は最小限でアレンジできます。しかし、花の高さをアップダウンさせると花に凹凸が出来る分空間も出来てしまい花が沢山必要になります。
花の配置は等間隔。空間を埋めるようにアレンジする
限られた花で華やかなアレンジメントを作るには、花の間隔をつかむことが大切です。
これはフラワーアレンジメントの基本的な技術になります。
フラワーアレンジメントは花の空間を埋めて、華やかにアレンじをします。
いけばなは空間を作り、生かす引き算の花に対し
フラワーアレンジメントは空間を埋める足し算の花
この違いがアレンジメントの上達のポイントだと考えています。
では、花の空間を埋める為には、どのようにしたら上手に花を配置出来るのでしょうか。
それは
1.大きな空間を見つける
(優先順位で大きな空間から埋めていきます)
2.残っている花材の中でもっとも大きい花を1の空間にアレンジする
です。
この時、空間は「花と花を埋める」か
「花と花と花の空間を埋める」になります。
(ほとんどが後者です)
花と花の空間を埋めるとは・・・
水色の花がそうです。
左右の白い花の丁度中間に水色の花を配置します。
花と花と花の空間を埋めるとは・・・
花3輪の丁度丁度中間に黄色い花を配置します。
(花3輪は三角形の位置になります)
このような空間の見方をして、その空間を埋めるように花を配置することで少ない花でも華やかなフラワーアレンジメントを作ることが出来ます。
もし、花の配置をこれらの空間の中心から外れて活けてしまうと、更に別の空間が出来てしまいそこに花を入れたくなります。
これが花が足りなくなる最も一番多いい原因になります。
花の正面を見つけて花を配置する
フラワーアレンジメントを華やかに作るコツは、フラワーアレンジメントの正面に花の顔が華やかに見えるように活ける事です。
例えば、花が外を向いたり、下を向いてアレンジすると元気がなく寂しい印象の花になります。
そうするともっと花を足したくなります。
また、横に活けた花も花の表情と、花の正面を見つけアレンジすると華やかさが出ます。
何処を正面に向けて使ったらアレンジメントが綺麗か。
1本1本花を見て丁寧に活ける事が大切です。
まとめ。花材を把握、花の配置、花の向きでアレンジメントは華やかになる
花が足りなくなると、花をどんどん足してしまい、なんの花を見せたいのか
どんな花の表情を見せたいのか
あなたの花への想い、花の美しさ、個性が失われてしまいます。
更に、花を美しく見せるには花と花とのわずかな空間も必要です。
このわずかな空間に花びらの繊細さや、つぼみの躍動感が生きてくるのだと私は思います。
私は、冒頭でフラワーアレンジメントは空間を埋める生け方とお話をしました。
しかし、私のフラワーアレンジメントは空間をとても大切にしています。
なぜなら、その空間が花の自由な姿を表現できると思っているからです。
「空間はキャンパス」なのです。
その空間に花の躍動感やしなやかさを表現することがブーケットパフュームの大きいフラワーアレンジメントです。
花の配置と共に花との空間というのも皆さんにお考えいただけたらと思い、最後にお話をせていただきました。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。