こんにちは。
横浜市 泉区。1mを越す大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
秋から花市場では多くの種類が見られる菊。
特に、年末になりますとお正月の花として更に多くの種類の菊たちで賑わいます。
そんな、菊にも色々な種類があるのをご存じですか?
小菊、スプーレーギク、そして大菊・中菊と3つの種類に分類される菊をご紹介してみたいと思います。
小菊は小さな小花の菊
菊の中でも一番花が小さく、開花すると直径1㎝程です。
1本の枝から沢山の花がスプレー咲きで花を咲かせます。
主に仏様へのお供えとして仏花の束にして花屋の店頭に並びます
スプレーギクはヨーロッパで生まれたキクの花
1本の枝から枝分かれして咲く花を「スプレー咲き」と言います。
開花すると直径4㎝程ですが、スプレー菊の種類によっては10㎝になるような大きい花もあります。
色は、イギリスを中心にヨーロッパ各国でスプレーマムの品種改良が行われた事で
従来の菊と比べて明るいパステル色の花から
シックな色まで多彩な色があるのが魅力です。
花びらの種類も豊富で
マーガレットの様な花びらから
花びらが筒状になり、花びらの先はストローを斜めに切ったような(屋台のかき氷のスプーンの様)なもの
また、花火のように細い花びらが放射線状に開くように咲くスパイダー咲などがあります。
そして、仏花から華やかな会場でのフラワー装飾に
またはギフト用として小さなアレンジメントから
大きなアレンジメントまで幅広く使える万能な花です。
大菊・中菊は日本生産量ナンバー1の花
18㎝以上の菊を大菊。
それ以下の大きさは中菊になります。
仏様へのお供えの花として使用される事が多く
国内での生産量は花の中で一番です。
しかし、最近は淡くシックな色から
発色の良い菊までオシャレで人気の色合いの菊が多く流通されるようになり
ギフトに使われたり、花束に使われたりととても人気が高まっている花です。
また、天皇家の紋章も菊の花でもあり
桜と共に日本の国花でもあります。
その為、とても高貴な印象もある花です。
おわりに
菊の花は愛好家がいるほど昔から人気な花ですが
近年、特にその傾向が強くなってきました。
しかし、まだまだその魅力は広く伝わっていないように感じます。
それは、菊が仏様の花
和花と言った印象がとても強うからでしょうか。
しかし、その概念を超えるとそこには菊の魅力が広がっています。
お正月に菊の花を飾れなかった方は
桃の節句、端午の節句など言った日本の伝統的な行事で菊の花を飾ってみませんか。
桃の花、ショウブの花とも非常に良く合います。
2000種類もある菊の中から出会った菊との一期一会を楽しみつつ。
時には和の心を感じてみては如何でしょうか。