こんにちは。
横浜市泉区。1mを越す大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
アレンジメントを作るとき、まず最初の工程としてグリンを器の淵に沿って挿します。
この時、どのようなデザインにするかで葉っぱの挿し方も変わります。
また、この時点で横に挿す葉っぱの長さで横幅の長さを決めます。
本日はアレンジメントのデザインに合わせた葉っぱの上手な挿し方をお伝えします。
その前に、葉っぱを上手に挿すための共通事項として
①葉っぱの準備
②葉っぱの上手な挿し方
③丼に葉っぱが向いているか
④デザインに合わせた葉っぱの挿し方
をお話ししてています。
準 備
葉が大きいときはホチキスでは葉っぱを丸めて小さくするか
モンステラ、ドラセナ、アレカヤシなどは茎に沿って小さくするか
または、ヒバ類やピットなどは
オアシスをーに挿さる所まで葉を落として茎をすっきりさせます。
上手な葉っぱの挿し方
①器の淵を隠すように葉っぱを入れましょう。
→器とアレンジメントに一体感が生まれます。
②少し深めにしっかりと挿します。
→アレンジを移動するとき、器の上の部分(淵の少し下)をもって持ち上げます。
このとき、葉つぱに触れると挿しがあまいと簡単に抜け落ちてしまいます。
差し替えが多くなるとオアシスに大きな穴が開いてしまい余計に抜けやすくなるため、先にしっかりと挿して抜けないようにしておく方がお勧めです。
また、挿す前に余分な葉っぱは落として、使います。葉っぱがついたままだとオアシスに大きなを開けてしまいます。
どんな葉っぱが向いているか
デザインの大きさにより、使う葉っぱの大きさも変わります
◆ギフト用のアレンジメントの場合
レザーファン、レモンリーフなど
・・・1枚、1本の葉を小分けにして使える葉っぱ。
◆大きなアレンジメントの場合
モンステラ、ドラセナ、レザーファン、レモンリーフなど
・・・1枚の葉っぱが大きいもの
デザインに合わせた葉っぱの挿し方
アレンジメントのスタイルに合わせて葉っぱの挿すスタイルも変わります。
◆アレンジメントが下に垂れ下がるデザイン
花が器から溢れるようなイメージの作品の場合です。
デザインの形に合わせ、葉っぱも下に垂れ下がるイメージで挿しましょう。
【挿し方】
①葉っぱを下から上に突き刺すようにオアシスに刺します。
②大体45度位の角度をつけると良いです。
③葉っぱを手でしならせて反り返らせることが出来るユーカリ、ドラセナ(1枚づつにして使たとき)葉を使うより柔らかさがでます。
注意
①オアシスは器より高くなるように入れます。
・ギフト用のアレンジメントの場合→2~3センチ
・大きいアレンジメントの場合→5~6センチ
②葉っぱが抜けやすくなるのでしっかり深く挿しましょう。
但し、必要以上に深いと、オアシスの崩壊、オアシスの中で茎同士がぶつかり後から花が入れられなくなります。
・ギフト用のアレンジメントの場合→1~2センチ
・大きいアレンジメントの場合→3~4センチ
◆アレンジメントが横に伸びるデザイン
①デザインに合わせて、葉っぱも横長に入れます。
③横は長細く、真っすぐな葉っぱを使いましょう。(ルスカス、ドラセナの葉など)
④葉っぱの向きは真横か、少し垂れ下がっても良いでしょう。ただし、余り垂れ下がると横へ延びる線の印象が弱くなることもあります。
【挿す順番】
正面→真横→正面と横の間
◆アレンジメントが上に伸びるデザイン
①デザインの大きさに合わせてグリンを入れます。
②器の淵が隠れるようにします。
③オアシスには真っすぐ横に刺します。
まとめ
葉っぱを入れる目的は、横の幅を決める事で、
グリンを入れる効果は、アレンジメントの輪郭がしっかりすることで花もより一層、華やかさが増すことです。
アレンジメントの完成度を上げる重要な土台作りでもあります。
葉っぱの入れ方一つでも気持ちを入れて活ける事で、貴方のアレンジメントがより素晴らしい作品になる事と思います。
最後に、バラを使ったアレンジの時はバラの葉っぱをオアシス隠しに使うと便利です。
①使う葉っぱは綺麗な所にしましょう。
②裏になっているバラの葉つぱは表にして上げましょう。
華やかさが増します。
是非、ご参考になさってください。
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