こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きなドラマチックフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
フラワーアレンジメントには様々なデザインがあります。
基本のデザインを応用してフリースタイルで活ける事もあります。
そしてどんなデザインで花を活ける時でも、大切なのがバランスです。
そこで本日は
【フラワーアレンジメント 上達方法】バランスが大切。アシメトリーのデザインを上手に作るフラワーアレンジメント上達方法
というタイトルで
左右非対称的なフラワーアレンジメントを作る時のバランスの作り方についてお話をしたいと思います。
まず、アレンジメントには軸なる中心線があります。
例えば、ラウンドの様に半円形の場合は一番高いトップの花になります。
ラウンドや開店花のように一般的に左右が対照的なアレンジメントの場合は中心線は真ん中になるため左右のバランスは自然と同じになります。
見たときの印象にどちらかに比重が傾いている。という事はないと思います。
では、こちらのアレンジメントの場合はどうでしょう。
こちらのデザインはストレチアの花の所がアレンジメントの中心線となっといます。
そして、ストレチアを中心にして左右に違う長さの花や葉が伸びていします。
いわゆるこのようなデザインは「アシメトリー」と言います。
このようなデザインの場合は、自然とバランスの比重は長い方に行きます。
短い方は印象が弱くなり、長い方は重い印象になるでしょう。
これは、アンバランスの物を見たとき、自然と無意識のうちに不安定さを感じるのとになります。
これはシーソーに例える事も出きます。
中心から長い方がボリュームが重く、短い方が軽い場合、シーソーは長く重い方に傾いてしまいます。
従って、人の視覚的思考も重さの比重にアンバランスを感じると不安定さを感じていしまいます。
そこで、長い方を軽く、短い方を重くすると左右の比重のバランスが取れ、見たときの安定感が保たれ
安心して花を見ることが出来ます。
もし、そのようなアンバランスさを見せて、人を驚かせたい、ハラハラさせたいという意図があるときは良いでしょう。
しかし、一般的には安らぎの気持ちを与えたい
楽しい気持ちになって欲しい、祝福の雰囲気を出したいと言う時に使われる場合はこの安定感というのは大切かと思います。
これは、器と花のボリュームの関係性においても同じ事が言えると思います。
(こちらはまた、別の機会にお話をいたします)
花を見たとき安定感があってこそ人は穏やかな晴れた気持になるのだと思います。
そして、目の前の花をありまま美しいと感じる事が出来るのではないでしょうか。
従って左右のバランスが非対称的なデザインの時は中心線からで左右のバランスをとる事は
美しいフラワーアレンジメントに繋がります。
また、アシメトリーのアレンジを作る際は縦と横の長さの割合を5:3で作る事がお勧めです。
これは、花に限らず人が美しく感じる割合で
黄金比と言われます。
こちらの写真も、ハランという大きな葉を高低差をつけて活けていますが
長さを5:3のバランスで美しい高低差になります。
オシャレで洗礼された印象のアシメトリは
アンバランスな作品として花に限らず写真、ファッション、そしてお料理の盛り付けなどにも使われるデザインです。
このバランスの理論を理解すると様々なアシメトリーなデザインを作る事が出来るようになります。
是非、貴方のフラワーアレンジメントにご活用ください。
こちらの内容は動画でもご紹介しています。
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