こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
夏は暑さに強いユリの花を生けてみましょう
一年を通して出回るユリの花ですが
本来花が咲くのは夏の季節。
更に、暑さに強いユリの花は夏のフラワーアレンジメント作りにはおすすめの花材です。
そこで本日は
【ユリ 生け方】要注意。傷つきやすいユリの花を傷つけない。原因とユリを綺麗に生ける生け方とは
と言うタイトルで
ブーケットパフュームのフラワーレッスンである
1mを越す大きいフラワーアレンジメントから、ユリを使った生徒様の作品と共にお届けします。
ユリの花の魅力はとは
夏でも花持ちが良いはな。
ユリの花の魅力は、香りとそして大きな花です。
他の花に比べて1本のお値段はしてしまいますが、それでも花持ちの良さと
花が大きいので、他の花を沢山揃えなくても、生ける事が出来
更に蕾数も沢山あり、1本のユリの花で長く楽しむ事が出来ます。
ユリの色、種類
色はオリエンタルリリーでは、白とピンク、クリーム色、赤
スカシユリでは、黄色、オレンジなどを楽しむ事が出来
更に、最近は八重咲きのユリや
花粉の出ないユリなど
様々なユリの花が出回っています。
◆参考記事~花粉が無いユリの花
(小振りな八重咲きのユリ/ノーブル)
ユリの花に傷が出来る原因と対策
ユリの花に傷が出来る時とは
ユリはフラワーアレンジメントの中ではメインとなる花です。
このユリの花を中心に花を生けていきますが
今日皆様にお伝えしたい事は、ユリの花を吸収性スポンジ(オアシス)に生けた後の事です。
ガーベラでも、バラでも、花の花びらは傷つきやすいものです。
しかし、その中でも特にユリの花は花びらが傷つきやすく
花びらに折れた筋が入ってしまったり
最悪、花びらが取れてしまう事もあります。
特に注意したいのが、しばらくしてから傷となった所が黒くなる事です。
従って、傷が出来たばかりのの時、気が付かない事になります。
そして、この傷は、ユリの花の周りに他の花を生けた時に出来ます。
他の花を挿している時、気が付かない間に手にユリの花びらが強く当たり、傷になったものです。
この気が付かない間に・・・と言うのが
傷を多く作ってしまう大きな原因でもあります。
ユリに傷が出来る原因とは
では、詳しく、どのような状況で、ユりに傷がつくのかお話ししたいと思います。
花を生ける時、花を手の指で持つため、どうしても手が拳の様に丸くなりますね。
そして、狭い花と花の隙間にこの握りこぶしを入れ、花を生ける事になります。
ただ、ユリ以外の花でしたら、花びらに手(握りこぶし)が当たったとしても、ほとんど痛まないのですが
ユリの花びらはそれだけ傷つきやすいという事です。
華やかで、アレンジメントの主役となるユリの花が、気づいたら傷だらけになっていた。
そんな残念な事にならないように、ユリの花を生ける時は気を付けて欲しいと思います。
◆参考記事~ユリ、ダリア、シャクヤク。大きい花の生け方
ユりの花に傷を付けない対策とは
では、具体的に、どの様に生けたら傷を付けずフラワーアレンジメントを完成させることが出来るのでしょうか。
それには、利き手ではない、空いた手を使う事がポイントです。
利き手で花を持ち、空いた手でユリの花びらを軽く寄せながら花を生けると手でユリの花に手が当たらず生ける事が出来ます。
ポイントは強く寄せない事です。
(マニフィーク)
ユリの花にも気持ちを集中させる
ユリの花びらは細長く、どうしても手が当たっている事に気付きにくいものです。
しかし、生ける花だけに気持ちを集中するのではなく
ユリの花にも同じ位、気持ちを向ける事が、ユリの花びらを傷つけることなく
綺麗なユリの花を使ったフラワーアレンジメントを作る事が出来る方法です。
記憶と共にユリの花を楽しんで。
本日はユリの花を綺麗に生ける為の花の生け方についてお話をさせて頂きました。
他にも、ユリの花を生ける時は、花の向きを見て生ける事や
花を深く挿して吸収性スポンジ(オアシス)に固定させるなど
花の生け方のコツがあります。
◆参考記事~ユリの生け方。花の向き
しかし、ユリの花の向き、挿し方が上手になっても
ユリ自体が傷だらけで、ゆり本来の美しさ、魅力を感じる事が出来なくなったら
一生懸命に生けたユリの花も大無しです。
そうならないように、本日は皆様にお話をしたいと思い、ブログにてご紹介させて頂きました。
夏だけではなく、一年を通して楽しまれるユリの花は
きっと皆様にとって馴染みの深い花でもあると思います。
そんな中、25年前、私がホテルの生花店でウエディングやロビーなど館内の装花を手掛けていた時
良く使われていた「シベリア」という白い大きなユリの花が今でも市場に並び
変わらない人気である事に改めて嬉しくなりました。
何事も早いスピードで変化していく世の中ですが
変わらない物があるという安心感でしょうか。
久しぶりにレッスンの花材にしたシベリアの花と
芳醇な花の香りにとても幸せな気持ちになりました。
それでは、今日のユリの花についてのお話が、皆様のお役に立ちましたら光栄です。