こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きなドラマチックフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
本日は
【枝物 春】春におすすめの枝物3選。ビバーナムスノーボール、ドウダンツツジ、キイチゴ(ベビーバンズ)
についてお話をしていきます。
ビバーナムスノーボールは爽やかなグリンとコロコロと可愛い花が魅力
初夏の花としてとても大変人気なビバーナムスノーボール。紫陽花より小さな花がボール状にまとまりとても可愛らしい花です。
硬い茎から、今年伸びた柔らかい茎の先に花が咲き、花が咲くごとに球体も大きくなり、重みで下にぶら下がる姿も変わらしい花です。
そして、窓を開け、風に当たると少し揺れるような、そんな軽やかさを楽しむ事も出来ます。
花の色は花が開くにつれてグリンから白へと徐々に変わります。
グリンの頃は淡い黄緑色をしていてとても爽やかな色をしています。
楓のような可愛い形の葉も花のように爽やかな黄緑色をし、花と葉でとてもボリューム感を感じる事が出来る花です。
丈は長く、1m程で出荷されるため春から初夏にかけての大きなフラワーアレンジメントにもとても重宝します。
花は水が下がりやすいので、しっかりと水揚げをし、万が一水が下がってしまった時は早めにもう一度新聞紙に巻いて切り口を切り戻し、深水につけてあげるとまた元気に復活します。
この時、葉を少し落としてあげるとより花や葉にその分の水分や栄養が行き渡り元気なります。
花を合わせる時は、ビバーナムスノーボールの爽やかさ、かわいらしさを活かせるように、黄色や、白、水色、ピンクと優しい色か
コロコロと可愛い表情に合わせ淡いオレンジ色なども如何でしょうか。
黄緑色はフラワーアレンジメントをとても明るく仕上げてくれる色です。
そのため、春のフレッシュな雰囲気を出したい時にはとても使える色なのでビバーナムスノーボールを入れると心が弾むようなフラワーアレンジメントが出来ると思います。
オオデマリとの近い
《オオデマリ》
葉の形は紫陽花のようなで脈がくっきり出ている
《ビバーナムスノーボール》
葉が楓やアイビーのように切れ込みがあり、柔らかい印象です。
水あげ方法
そして、ビバーナムスノーボールの水あげ方法は枝の先(切り口)をカッターナイフで斜めにそぎ落とし、茎の中心にある白いわたのようなものをかきだします。
こうする事で、水の吸い上げが良くなるので切り口が大きいほど、沢山かきだせます。
また、茎は硬いので、ナイフもフローリストナイフか工具用の買ったナイフなど刃が硬い物。そして良く切れる刃でご使用ください。
アレンジメントに使う時のコツ
また、アレンジメントに活ける時は深めに挿すと水も沢山吸えます。
レストランや受付の活け込みの花でしたらガラスの花瓶に水を入れて、投げ入れ等にしもガラスの透明感と相性が良い他、爽やかな印象も増します。
また、お水も沢山吸えるのでとても安心かと思います。
花のユラユラとした軽さがを出すには、花と花の間の空間があるとビバーナムスノーボールのフンワリ感が伝わるのではないでしょうか。
そして、花に被さるような葉や、葉と葉が重なり重い印象の葉を整理してスッキリさせると軽さが出来まます。
もし、この時どの葉を整理するか迷う場合は裏を向いている葉を落とすと全体的に生き生きとした花に見えます
裏を向いた葉を整理して華やかなビバーナムスノーボールのフラワーアレンジメントを楽しんで下さい。
ドウダンツツジ
「満点に輝く星の様だ」と名付けられたのが満天星ツツジ。
ドウダンツツジは新緑の頃から、秋の紅葉にかけて楽しむ事が出来る枝物です。
春にはひし形の葉が放射線状に広がりその葉の下に花を咲かせます。
この花はスズランの花をもっと小さくしたような形をしていてさくらんぼうのように下向きにぶら下がるように咲きます。
そんな姿が非常に可愛らしい花です。
そしてとても薄い葉は春の柔らかい日差しに当たり、青々とした新緑の葉を楽しむことが出来ます。
水あげ方法
枝の切り口をハサミで割ってください。もし、枝が太いときは十字にすると良いです。
また、新芽は水が下がりやすいので深水に入れ葉に沢山の水を与えて下さい。
アレンジメントに使う時のコツ
枝は針金のように細く、ピント伸びながら横に、上にと伸びていきます。
枝を矯める事で形を曲げる事が出来るので伸びやか印象を出したい時には枝を矯めて使うと良いでしょう。
また、ドウダンツツジの魅力はこの空気感です。
枝と枝の間も大きいのでとても空間を感じることが出来ます。
この空間をもっと引き立たせたい時は、枝を整理して使うと良いでしょう。
枝が重なっている所から整理し、そして形を作るように不要な枝を落とす
そのように作業をしていく事で次第にすっきりとした枝振りになっています。
また、ドウダンツツジは長い枝物として流通しているので、大きな活け込みアレンジメントにはピッタリの花材です。
但し、葉が落ちてアレンジメントの足元を汚してしまうのでメンテナンスには注意が必要です。
他にも、開店祝いなどのアレンジメントに使うと、高さが出て、新しいお店の印象にピッタリな明るくフレッシュな花として喜ばれると思います。
キイチゴ(ベビーバンズ)
葉は名前の由来から「赤ちゃんの手」=「ベビーバンズ」と呼ばれているように手を開いたような形。楓やアイビーのようを形をしております。
出回り時期
キイチゴは1月の末から10月の末までとほぼ一年を通して流通している枝物です。
主な産地は北海道、群馬、秋田県。国産の切り花です。
春は新緑。秋は紅葉。
そして、3月から5月は白い花をつけキイチゴ(ベビーバンズ)を楽しむ事が出来、季節折々それぞれの表情を楽しめるのでフラワーアレンジメントではとても人気です。
水揚げ方法
水も上がりやすく、切り口を水切りすれば大丈夫ですが、一番先端の新しい葉、新芽が元気がなくなった時は水が下がった証拠になります。もう一度水切りをし、深水つけて元気にしてあげてください。
フラワーアレンジメントに使う時のコツ
花の大きさは7㎝位の大きさになり、1本の枝に沢山の葉がつきとてもボリューム感のある葉です。
フラワーアレンジメントでは細かく切り分けてアクセント的に使うか、長さを出して大きく活けるか。
何方にしてもとてもキイチゴ(ベビーーバンズ)の存在感を感じるフラワーアレンジメントになります。
そして、ディスプレイ装花に使用した場合は落葉せずに、枝についたまま、葉が縮れるように枯れていくので、メンテナンスが非常に楽なのは嬉しいです。
枝はとてもしなり、矯めが効くので、その特徴を活かし、活けると、とても動きをつけて活ける事が出来ます。
また、枝は1本30センチの短い物から1mくらいの長い物まで様々な長さで流通しています。
使用するアレンジのサイズで選んで仕入れると良いですね。
そして、キイチゴ(ベビーバンス)の仲間にブラックベリーもあります。
こちらは葉と実を楽しむもので、黄緑色の実が次第に赤く、そして最後は黒くなる姿が時期ごとに楽しむ事ができます。
まとめ
春から初夏にかけて楽しめる枝物をご紹介してきました。
この時期の枝物は新緑の爽やかさを感じる事が出来るので積極的にアレンジメントに取り入れる事をお勧めします。
そして、窓をあけ、風と共に新緑の柔らかい葉を感じると心にまで風が通り抜けるようなフレッシュな気持になります。
そんなビバーナムスノーボールやドウダンツツジ、キイチゴ(ベビーバンズ)を見ながら、どんなフラワーアレンジメントを作ろうか考えるだけでもワクワクしますね。
そして、ドウダンツツジのように横に葉を広げる枝や、
ビバーナムスノーボールのように垂れ下がる花は少し高い所に飾ると下からあおるように見る事が出来、それぞれの表情を思う存分楽しむことが出来ます。
これからの季節、皆様に初夏の風をお届けするのに是非とも使いたいそんなビバーナムスノーボールと、ドウダンツツジ、そしてキイチゴについてお伝えいたしました。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。