こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きなドラマチックフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
ビバーナムやスノーボールなど思い通りに挿せない花
というタイトルでお話しをいたします。
ポイントは花を観察する
花を活ける時はその花の特長、個性をしっかりと見る必要があります。
例えば、ばらやユリは花びらの開き方。
ガーベラやダリアは花首の動き。
どの花にも共通しているは花が美しく見える所を探し出します事。
そして大切なのは、花によって見る所のポイントが変わる事です。
それでは、ビバーナムスノーボールの時はどうでしょうか。
大きい花のスノーボールビバーナムほど花の重みによって下に垂れ下がりやすくなります。
そして、1本の枝から四方に向かって枝分かれをしている事もわかります。
その為、正面を決める必要があるという事です。
コツ1。花にフォーカスしてアレンジする
では、1本の枝に2つ、3つビバーナムスノーボールの花が咲いていると想定してお話しをします。
そして、どの花に一番フォーカスをして正面にするかを決めていきましょう。
その為には
①枝を回し、色々な角度から見る
②枝の裏表を見る
③花のたれ具合を見る
①は回しながら見る事で他の花と比較くをしてみます。
②は枝には裏表があります。ビバーナムスノーボールは枝ぶりが良いと四方に何輪も花がつくため裏表がない場合もあります。
花付きが少ないものは裏表がありますので、1本1本確認して裏と表を見てみましょう。
(裏とは、花が無く枝がしっかり見えている所です)
③は刃が垂れ下がっていると元気が無いように見えます。
特に高い所に長く活ける花は花首がしっかり持ち上がっている花。
見ていて元気そうな花を選ぶとアレンジメントに生き生きとした印象を出すことが出来ます。
コツ2。手元でなく、花を見てアレンジする
ダリア、シャクヤク、ユリなども花が大きく、重い花になりますがこれらの花は茎に太さがあるためアレンジメントの中で花を入れたいポイントに挿すことが簡単にできます。
ビバーナムスノーボールの難しい所は、この花の茎が細くとても柔らかい事です。(枝は硬いですが、そこから枝分かれしている茎をさしています)
そのため、花の重みで首が垂れ下がって元気のない花のように見えてしまう事があります。
そこで、このような花を活ける時は花を見ながら挿す事がとても大切です。
これは、ビバーナムスノーボール以外でも花の頭が重い花、茎が柔らかく花の向きがなかなか収まらない花などを活ける時のポインになるのでよく覚えて欲しいて思います。
ポイントは
①花を入れたいポイントに合わせて枝の角度を微調整する。
②花のおさまりに合わせ深く挿す
①は本来、花を挿す時は放射線状に花を挿します。しかし、例外として花の頭が下がっている分、
②枝に対して花が沢山ついているものや、茎の曲がりが強いものは重心が先端(花の所)に集中してしまいます。
そのため、挿したときに回ってしまう事があります。
このような時は深めに挿してオアシスでしっかり固定しましょう。
挿す深さは通常の深さより2.3㎝深く位です。
あまり深く挿しすぎてしまうとオアシスが割れてしまったり、他の花を挿せなくなります。
補足。ビバーナムスノーボール扱い方。
綺麗なフラワーアレンジメントを作るには、元気な花を使う事が大切です。
活ける時も非常に活けやすくなりますし、長く観賞できるのでフラワーレッスンの花材としてご用意するときも
ギフトフラワーとしてお店で提供する時もとても喜んでいただけます。
①花の負担を軽くするため、下の方の葉は落とします。
こうする事で花に沢山の水が行くようになり、花が元気になります。
②花を新聞紙でゆったりと包みます。
③水揚げは枝を刃の硬いカッターなどで断面が大きくなるように長く斜めに切ります。
中心に詰まっている白い綿のようなものを取り除きます。
花瓶のお水はたっぷりと入れてあげます。
このような方法でしっかり水揚げをして可愛いビバーナムスノーボールを沢山の方に楽しんでいただいてください。
おわりに
フラワーアレンジメントの魅力の一つは季節感を届する事です。
その花を見た人が春の訪れを感じてくれたり、花を見て楽しい気持ち、安らぎの気持ちを味わって欲しいものですね。
特に、春の花は柔らかい花々、明るい色合いが多くなる季節。ふんわり、柔らかい花からはそんなメッセージが伝わってきます。
そのメッセージをそのまま器り中で表現できら。
「春の花を使って春をお届けする」という事はそんな事だと思います。
そして、ビバーナムスノーボールは丸いフォルムとが茎の先についてポンポンと弾む印象が可愛く、手の上で転がしてたくなります。
そして、この黄緑色の花を見ていると心の中に新鮮な風が通り抜くような爽やかか気分になれます。
そんなビバーナムスノーボールはこれからが最盛期を迎えます。
私もフラワーレッスンで積極的に使い花であり、その時の生徒さんのお顔を想像するだけでワクワクしてきます。
そろそろ厚いコートもいらなくなってきたました。
そして、沢山の春の花もこれから最盛期を迎えます。
ご一緒に春の花をたっぷり楽しみ見ましょう。
こちらの動画でも詳しくご説明しています。
是非、復習や確認にご活用ください。