こんにちは。
横浜 東京 神奈川の大きなドラマチックフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント 作り方】少ない花で華やかで大きく作りたい。花と葉っぱの選び方、作り方
についてお話をしたいと思います。
アレンジメント作りの悩みは、花選びと生け方
フラワーレッスンでカリキュラムの花を作る時や、ギフトフラワー、ディスプレイ装花の花を活ける時など
より華やかな花にしたい、感動していただける花をご用意したいと考えた時、どうしても予算内に収まらない時があると思います。
電卓をたたき、時間ばかりが過ぎてしまっては少々もったいない時間の過ごし方になってしまいます。
それでは、どのようにしたら予算内で華やかで人を感動させることが出来る花を活ける事が出来るのでしょうか。
それは、花材選びと、花の活け方です。
では、具体的にこの2つの事についてお話をしていきたいと思います。
アレンジメントを華やかにボリュームよく見せる花の色選び
フラワーアレンジメントの花は同系色でまとめられている花にはまとまり感を感じることが出来、心の安らぎを感じる事が出来ます。
しかし、花の区別がつきにくいため一瞬花を見ただけでは同じような花が入っているという印象が感じやすくなります。
このため、花を数種類、色は数色でアレンジをした時の方がとても華やかさが出ます。
また、花の色には1色だけの花、例えば、真っ白なバラ、真っ赤なバラといった他の色が混ざっていない単色の花に対し、
1輪の花に2.3色の色が混ざっているような複色の花があります。
例えば、バラでもマーブル模様のような品種のバラがあったり
アネモネのように花びらは紫色で花芯の色は黒い花
他にはヒマワリでも黄色い花びらの先端が茶色であったりと花に色が混ざっている複色の品種が見られます。
このような複色の花は1輪でもとても存在感を感じる事が出来ます。
そして花の中にアレンジした時には実際の花の種類以上に沢山の種類の花が入っているように見える効果が出ます。
これは、花が華やかに見えるほか、とてもボリュームもあるようにみえる大きな効果があります。
従って、単色の花と複色の花を組み合わせる事で、実際以上の花の種類を感じる事ができ、華やかなフラワーアレンジメントに感じる事が出来るのです。
花の組合せは大中小を混ぜて
花の色に続けて、花の組合せも非常に重要になります。
花には様々な大きさの花がありますが、同じ大きさの花で合わせると単調な印象になってしまいます。
そして、それは花が大きくなればなるほど「シンプル」といった印象を感じます。
もし、「洗礼された雰囲気の花」を作り出すことが目的の場合は大輪の花でまとめると良いでしょうが、「華やかさ」を出したい時は花の大きさを考える必要があります。
では、実際どの様に組み合わせるのかと申しますと、花の大きさを大中小と段階的に揃える事です。
大輪の花とは
ユリ、アンスリウム、ダリアなどと言った大輪の花やバラやガーベラなど。
作るフラワーアレンジメントの大きさによつて変わりますがアレンジメントの中一番大きくメインとなる花です。
中輪の花とは
メインの花より小さい花。
ストック、ラナンキュラス、スイトピーなど空間を埋める花としてアレンジする花だったりします。
小花とは
はカスミソウ、スターチス、ライスフラワーなどの小花。
花は粒粒とした細かさがあればある程華やかさを出すことが出来ます。
私はレースフラワーが好きでフラワーアレンジメントに華やかさを出したい時にはこのレースフラワーをよく使います。
このように3段階で花を選ぶことで花の印象は大いに華やかになり、花それぞれが役割を持ちお互いを引き立たせてくれる効果が生れます。
更に、スターチス、スプレーカーネーションなど比較的手ごろな価格の花を入れたり
1本で沢山の花がついている花など
トルコキキョウ、アルストロメリアを入れるとボリューム感と華やかさを演出してくれるとても効果的な花になります。
このように、花の色と一緒に組み合わせる花も同時進行で考え、花の華やかさを出していく事を意識する事でイメージの華やかさを出すことが出来ます。
上手な葉っぱの選び方でアレンジメントが変わります
葉っぱも花のように見せる事を意識するとフラワーアレンジメントに華やかを出すことが出来、とても効果的です。
例えば、秋でしたら紅葉したヒペリカムや、雪柳など色が赤や黄色に染まった葉。
春でしたらフレッシュ感ある黄緑色や白の斑入りの葉。
例えば、ブプレリウム、ゴットセフィアンナ、アイビー、ミスカンサスなど
夏でしたらアスパラガス、シースターのような細かい葉。
他にはシロタエギクやユーカリのようにシルバーリーフなどもアクセントになり、アレンジメントが華やかになります。
ドラセナはアレンジメントにボリュームが出ます。
色も様々ありまので、アレンジメントの印象に合わせドラセナを選ぶと良いのではないでしょうか。
このようにグリンをただオアシスを隠すためだけに使うのでは無く、アクセントとして使うとオアシスも隠しつつ華やかさも出る。という効果的な使い方をする事が出来ます。
更に、高さが欲しいとき、横の幅が必要な時など必要に応じてモンステラ、アレカヤシ、ハランなどを使う事もおすすめです。
花が少ない時こそ、グリンは上手に、効果的に選ぶと良いと思います。
花の空間を効率よく埋めるアレンジのコツ
フラワーアレンジメントは空間を埋める活け方をしていきます。
メイン、アウトライン。と活けたら今度は花と花との間の空間を埋めていくのです。
この作業を繰り替えす事でフラワーアレンジメントが完成していく。と言っても良いのではないでしょうか。
そして、この「空間を埋める」時に丁度真ん中のポイントに花を入れる事でその空間は丁度良く埋まるのです。
もし、上に、下にと何方かに偏ってしまった時はまた、新たに出来てしまったその空間に花を埋めないといけない事になります。
従って、この場合、花が沢山必要になってしまうので、最初にいかに花を真ん中に活けるかが重要になります。
これは、フラワーアレンジメントの基本になりますが、実は意外と難しい事になります。
何故なら、空間を沢山の花で埋める方が簡単だからです。
失敗したら又花を用意して足していけば失敗を感じられなくなるからです。
従って、少ない花で、空間を埋める事は常日頃から意識し、チャレンジしていく事が必要になります。
どんな花を活ける場合でも必要なになりますので、是非ご自身のスキルアップのために身に着けて下さい。
少ない花で華やかに作るフラワーアレンジメントの作り方。まとめ
如何でしたでしょうか。
少ない花で華やかに活けるには全てを取り入れなくてもこの中で幾つかのポイントを意識してアレンジをするだけでも充分効果は期待できます。
その中でも、「大輪、中輪、小花を揃える」「グリンの選び方」は取り入れやすいかと思います。
また、空間を埋めるように花を活けるのはフラワーアレンジメントの上達にも繋がりますので是非意識してみましょう。
そして、なにより、楽しみながら花を活ける事が花を輝かせるスパイスです。
楽しみながら活けた花と、そうでない時の花は伝わるものが違います。
この花、可愛いな。
こんな表情素敵だな。
そんな事を感じ楽しみなが花を活ければ、きっと同じ花でも華やかさが変わってくるのです。
少ない花でも、十分素敵に花を飾る事は出来ます。
是非チャレンジをしてみて下さい。