こんにちは。
横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント デザイン】花の先端を見極め、ラインを活かしたアレンジメントの作り方
というタイトルでお届けします。
私は、花の活け方の中で花の向きを見てこの角度からみる花が美しいと思う所を見つけ出す「花の表情を引き出す」とフラワーアレンジメントを推奨しています。
更に、フラワーアレンジメントが上達するコツ、ポイントを本日はお話をしたいと思います。
フラワーアレンジメントのデザインは表情を作る事でアレンジメントに物語を作る事が出来ます。
それは、花の動きで作る「ライン」「流れ」によって作る事が出来るフラワーアレンジメントの表情です。
例えば、本日はこちらのフラワーアレンジメントでご説明します。
このアレンジメントに使われているグリン色の長く太い花「モルセラ」は上に向かって活けてますが、花の先を見るとお互いが向かい合うようにアレンジされています。
これはお互いの流を受け止める働きがあります。
流には、「止める」と、「流す」があります。
例えば、真ん中の大きな葉「ギボウシ」は上に向かって流れています。
どちらも花または葉の先端の動きが重要になります。
何故ならモルセラの花の先に注目するとお互いに向かい合っているのがわかると思います。
もし、この先端がお互いソッポを向いていた場合は一見向き合い流れを受け止めているように見えながらも実は受け止めていない事になります。
更に、花はこの向きが綺麗だが、先端は逆の向きが良い。という事も植物にはよくある事です。
これはグラジオラスの花を使う時に得に感じます。
その場合は、先端を少し摘まんでしまい、花の向きと先端の動きを揃えると良いです。
しかし、花によつては先端をつまむ事が出来ない事もあります。
その時は花を優先し例えば、双方の長さのバランを変えたり何か工夫してみて下さい。
そんな条件の中でも、花が美しく見える場所を見つける事が出来た時、とても嬉しくフラワーアレンジメントを楽しく感じる時でもあります。
そして、もう1つ。このフラワーアレンジメントの中で「揃えているライン」があります。
それは下のラインです。(グリンで描いてます)左の向日葵、真ん中のアンスリウムを繋ぐようにモルセラがあります。
また、反対側も同じくアンスリウムと右のアスチルベを繋ぐように間にアスチルベを入れました。
このように花と花を繋げるようにその間に花を入れる事はフラワーアレンジメントの基礎となります。
フラワーアレンジメントの流や、ラインを見極めるには花を、そしてフラワーアレンジメントを全体的に見る事が大切です。
常に視点を広げ、気持も広げるように花と向き合うと全体像が見えます。
肩の力を抜いて花と会話を楽しむような気持で花に、そしてフラワーアレンジメントに接するのが全体像を見るコツです。
フラワーアレンジメントをもっと自由に。
そして花の先端で創り出すフラワーアレンジメントのラインに、花を綺麗だなと思う気持ちを映し出してみて下さい。
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