こんにちは。
横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント 葉っぱ】葉っぱの選び方、使い方で上級者のアレンジメントを目指す
というタイトルでお届けします。
フラワーアレンジメントでの葉っぱの役割
フラワーアレンジメントには葉っぱは欠かせない存在です。オアシスを隠したり、空間を埋めたりとフラワーアレンジメントを美しく仕上げる為に必ず使います。
しかし、グリンの役割はそれだけではなく、花を引き立たせるためにも重要な花材となります。
アレンジメントの輪郭を強調させて花を大きく見せたり
花と花の間に葉っぱを入れる事で花1本1本がより華やかになります。
葉っぱが入る事でそれまで無機質な花から一気に生命力を感じ、花の自然の姿に近い状態で見る事が出来ます。
その為、葉を使ってないアレンジメントに比べ花の柔らかさ、花びら1枚1枚までもが生き生きとして感じる事ができます。
どんな葉っぱがあるか。葉っぱの種類と特長
では、フラワーアレンジメントに使う葉っぱはどんな種類かあるのでしょうか。
花屋さんに行くと沢山の種類の葉っぱを見る事が出来ます。
主にフラワーアレンジメントで使われるグと葉っぱえば「レザーファン」です。
30㎝程の大きさのレザーファンはアレンジメントのアウトラインを取るのにも最適で
更に小分けに切り分て使いぐりんです。
何故なら葉が広がっていてるためオアシス隠しにも適しており
茎は細くオアシスに挿しやすく花に邪魔することなく使える事から一番良く使われるグリンです。
他にもグリンには色、大きさと様々な特徴があります。
《白いグリン》
ダスティーミラー(背丈は20㎝前後・オアシスを隠したり、色をポイントとして使う事が出来る)
《グレーのグリン》
ユーカリ(30㎝~60㎝と大きさは色々・色をポイントとして使ったり、矯めてデザインに流れを作ったり、丈の長い物は大きな空間を埋める事が出来る)
《青緑のグリン》
ブルーアイス(クリスマス時期に使う青味のあるグリンです)
《黄色、赤味のあるグリン》
グレビリア(長さのあるグリン大きな花、ダイナミックさを伝えたい時に適してます)、ベビーバンズ(大きく広がりのあるグリン。葉の印象が大きくなり、色も綺麗で華やかです)
この様に葉っぱと言っても多くの種類があります。
レザーファンは使いやすい葉っぱですが、あまり目立った使い方をするより、さり気無く使う方がおすすめです。
代わりに、他の葉っぱをアレンジメントの一部として使った方がより効果的で
そしてオシャレなフラワーアレンジメントを作る事が出来ます。
花と合わせる時に大切な葉っぱ選び
どんな花とも相性がよく、季節感に関係なく使う事が出来るのはレザーファン、そしてスカスなどの緑色のグリンです。
ルスカスも小分け委してオアシスを隠したり、細長いフォルムを活かしてアウトラインを作るのにとても便利なグリンです。
しかし、春のフレッシュいな印象、軽やかな印象に合うグリン。
夏の日差しが強い季節に合うグリン、秋の紅葉した季節に合うグリン、冬の景色やイベントを思わせるようなグリン。
季節に合わせて葉っぱを選ぶと伝えたい四季折々の美しい花の姿をより伝える事が出来ます。
季節の花を選んで季節感を伝えるように、葉っぱも季節感で選ぶと花との相乗効果が期待できます。
《春におすすめの葉っぱ》
葉が薄く光わ感じ軽やかな印象のグリン・・利休草、ブプレリウム、アイビー
葉が青々としてフレッシュ感があるグリン・・レモンリーフ
《夏におすすめの葉っぱ》
色鮮やかでエネルギッシュな葉っぱ・・ドラセナ(レインボー)、ゴットセフィアナ(フロリダビューティー)、クロトン
空間があり涼しげな葉っぱ・・シースター、アレカヤシ、オクラレルカ、スタールグラス
葉っぱと涼しげな色とのコンビネーション・・ドラセナ・サンデリアーナ、ミスカンサス
(写真:ドラセナサンデリアーナ)
《秋におすすめのグリン》
豊かな色彩で実りの秋を感じる葉っぱ・・紅葉ヒペリカム、紅葉雪柳、カラテア、ベビーバンズ、グレビリア
深みのあるでシックなアレンジを演出・・クッカバラ、ドラセナ(ブラックリーフ)、ドラセナ(グリンコンパクター 茶×グリン)、ヒカゲカズラ
(写真:プリザーブド加工の紅葉グリン、カラテア)
《冬におすすめのグリン》
雪景色を思わせるような葉っぱ・・ラムズイヤー、ダスティーミラー
季節感を感じる葉っぱ・・クジャクヒバ、ヒムロ杉、ブルーアイス、松
葉っぱを使う時のコツ
葉っぱを選ぶ時は数種類のグリンを選ぶ事がおすすめです。
葉っぱの色や形を組み合わせる事によって花に華やかさを出すことが出来ます。
ここでのポイントは葉っぱの印象が被らないように、違う印象の葉っぱを選ぶ事です。
例えば、アイビーを選んだら、もう1つ同じように蔦性の利休草を選ぶのではなく
レモンリーフや、クッカバラなどは葉の形、大きさ、色を変えるのが大切です。
ユーカリやクッカバラは矯めて形を作る事が出来、アレンジメントに躍動感を出すことが出来ます。
他には葉っぱにも花同様に動きがあり、その動きを見つて流れを作ったり、弾むようなリズミカルな動きを出す事で生命力が溢れ出るようなアレンジメントを作り出すことができます。
また、葉っぱは折ったり、葉の一部を切ったりとする事で自由に表現する事も出来ます。
これから作るフラワーアレンジメントで何を伝えたいのか、しっかりと目的を持ち、葉っぱの使い方を変える事で印象的なフラワーアレンジメントを作る事できます。
そしてその様なフラワーアレンジメントは人に感動を与えられるのではないでしょうか。
そんなフラワーアレンジメントを目指して日々精進したいですね。
おわりに
フラワーアレンジメントを作る時、素敵なアレンジメントを作りたい。
お洒落なアレンジメントを作りたい。
と思い花の合わせ方、色の合わせ方に気持が集中してしまいますが、葉っぱ選びもとても大切です。
グリンでアレンジメントの印象が変わるくらいグリンの存在は大きく変わります。
花を選ぶ時は葉っぱの種類も豊富な花屋さんで花とグリンをコーディネートするとその場で合わせられて失敗無く選ぶ事が出来ます。
そんな花屋さんを1つ見つけるのも楽しみであり花を飾るコツです。
どうぞ、花と同じように葉っぱにもこだわった選んで生き生きとした花を楽しんで下さい。