こんにちは。
横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント レッスン】枝物、赤づる、秋の花で大きなフラワーアレンジメントをレッスンしました。
と言うタイトルでお届けします。
10月の枝物アレンジメントの特長
先日は、こちらのブログでもご紹介させていただきましたが、大きなフラワーアレンジメントのレッスンをしました。
今回もまた、いつに増し大きくダイナミックな花になりました。
大きなフラワーアレンジメントを作るには、枝物はとても便利で欠かせない花材です。
今迄も何度か枝物を使ってきましたが、今回はいつもより大きく、そして重く、扱いが少々難しい実がついた枝物と、
形を好きなように作る事ができる「赤ヅル」というる枝も
こちらの2種類をご用意しました。
沢山の枝もの、秋の花で大きく、そしてダイナミックにアレンジをしていただきしまた。
大きな枝ものを思い通りに扱える爽快感
この日、レッスンにご参加下さったお二人は大きな花のレッスンを始めて約1年になります。
正確には始めた時期が違ったり、今年は何度かレッスンが出来ない日もありました。
しかし、二人は着々とフラワーアレンジメントが上達し、様々な花の扱いが上手くなってきています。
そんな時には次なるチャレンジできるような花、枝ものを選びました。
赤い大きな実が沢山ついた「アルプスルビー」というビバーナムは実の多さ、そして実の付き方で重心が上になった重たい枝ものです。
枝の太さも太く、大きな枝です。
そして、オアシスに大きく挿す。
あんなに大きい枝ものを自分の手で扱う事が出来た時は、1つの大きな山を乗り越えたような達成感、気持よさを感じます。
器に堂々と立つ大きな枝物はそれだけでも様になる迫力感があります。
枝物をの使い方を学ぶレッスン
更に、今回は赤づるという枝ものを使いました。
こちらの枝は自由に形が作れる所が面白く、皆さんには思い思い赤づるで大きな輪を作り花にかぶせる様にアレンジをしてもらいしました。
◆参考記事~赤ヅルアレンジ。レッスンの様子
そして、今回の一番の課題は、枝ぶりを整える事です。
枝ものを選定して、形を整えたり
枝をためて自由に曲げ、形を作る枝物の使い方を学んでいただきました。
枝ものの使い方を学ぶために選んだのは「ヒペリカム」です。
今の時期は赤く紅葉し秋を感じる事が出来るヒペリカムの枝ものを楽しむ事が出来ます。
枝ものを選定したり、矯めたりする事は、枝ものを美しい形に整えてあげる事になり
枝ものでアレンジメントの印象も大きく変わります。
例えば、枝が密集している所は枝を何本か切り落とし、スッキリとさせる事で枝が生きてきます。
また、枝をためる事で、真っ直ぐな枝ものに曲線が出来、アレンジメントに流れを作ったり
空気が通る間が出来りします。
自分の枝ものの扱い方で枝の見え方が変わるのでとても楽しいフラワーアレンジメントの花材です。
赤い花で作る色のグラデーションと光の演出
今回の花は、赤、オレンジ、ピンクでグラデーションを作り幻想的な印象を感じる花となりました。
特に、ピンクッションの光沢のある質感と、オレンジ色が効いています。
ピンクの縁のドラセナも赤い花の中のではアクセントになっていますね。
また、赤い花は色が沈みやすいので、明るいピンクをポイントに使うのはとても効果的です。
スプレーマムの沈んだ赤もアレンジメントの中では影の様に深く奥行きを作ってます。
様々な光沢感の花、色のグラデーションで見ていて飽きない花の色合わせです。
10月のレッスンフラワー。花材のご紹介
それでは、こちらの大きなフラワーアレンジメントの花材をご紹介したいと思います。
・ピンクッション/オレンジの花。個性的な花ですが、フラワーアレンジメントに入れるスパイシーな格好いい花になります。
・スプレーマム/深い赤が綺麗で秋らしい花。色も豊富で咲き方も色々ある花です。秋はスプレーマムが楽しいですね。
・フウセントウワタ/グリンの丸い花。色が鮮やかで、赤い花の中でとても存在感を感じる色です。このようなインパクトのある花は使い方を上手に使う事がポイントです。違和感なく、アレンジメントに溶け込むように使い事を意識してもらいました。
・紅葉ヒペリカム/丸く、小さな葉はアレンジメントにとても使いやすい葉です。実が付いているヒペリカムより、枝が硬くしっかりしているのも特徴です。アレンジメントに秋の華やかさを出す葉です。
・アルプスルビー/赤い実の枝もの。最初は実が硬くマットな質感ですが、実が熟れてくるスグリの実の様に半透明になり色も光沢感を出します。とても長持ちする実ですが、葉は残念ながら直ぐに落ちてしまったり、乾いてしまいます。
・ドラセナ/フラワーアレンジメントのアクセントに使ったり、壁にしたりととても重宝なグリん。今回はピンクの縁がアクセントになったドラセナを選びました。
・赤づる/蔓。クリスマスリース作りの土台としても人気の蔦です。秋の今時期に出回ります。新鮮なうちは柔らかく形が自由に出来ますが、しばらくすると乾燥し、強く曲げると折れやすくなります。それでも今回の様なフラワーアレンジメントにかぶせて使う事は出来ますので、あれんじで使った時、保管しておけば又アレンジメントに使う事が出来ます。
最後は大きな花と記念撮影
レッスンの最後はフォトスペースで記念撮影をしています。
マスクでハッキリわかりませんが、目元からとても良い笑顔なのが伝わります。
レッスン後、講師が一眼レフカメラで撮影した、写真データーをお届けしています。
花はしばらくすると悪くなってしまいますが
写真に残す事で、いつまでもイキイキと輝く花を残す事が出来ますね。
そしてこの花に会いたくなった時はいつでも会えるのも写真の楽しい所です。
講師からのメッセージ
お二人のフラワーアレンジメントからとても楽しい赤づる使い方を見る事が出来たのは楽しかったです。
赤づるの先端の螺旋状に丸まっている所を見せるアレンジの仕方は新鮮でした。
枝を挿し、どちらに伸ばすか、二人がそれぞれこんな風にしたい。という思いを形にし、工夫されたアレンジがとても良かったです。
そして、個性的な花であるピンクッションですが、そんな植物の不思議な魅力、そして光沢のある花から輝きを感じるオレンジ色の独特の雰囲気などを感じていただけたらと思います。
アレンジメントの技術も上がり、差し替えもほとんど無くなり、アレンジメントのスピードアップにも繋がってきてますね。
これはフラワーアレンジメントのスキルの中ではとても大切です。
今まで通り1本1本丁寧にアレンジしながら、更なるスピードアップを目指し来月も素敵な花を楽しみにしています。
さて、市場では少しづつ秋の花から冬の花になってきました。
ブーケットパフュームのレッスンも来月からはクリスマス。そしてお正月のレッスンへと続きます。
今回もまた新しい花との出会いを楽しみに、どんなフラワーアレンジメントが出来上がるのかを楽しみに期待したと思います。
皆さまにもそんな素敵な作品にご紹介していきたいと思います。