こんにちは。
横浜市泉区。1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフューム 相沢 知美です。
本日は、
【フラワーアレンジメント 花器 選び方】アレンジメントに合わせた花器の選び方と、オアシスのセット方法
についてお話をします。
その前に、花器とアレンジメントの高さのバランスでお話しをしたいと思います。
器とのアレンジメントの高さのバランス
デザインによって、器とアレンジメントの高さ比率は変わりますが
・こんもりと丸く活けたい時は、器1:アレンジメント1
・縦長に活けたい時は、器1:アレンジメント3
が基本となります。
では、器に合わせたオアシスのセットの仕方についてお話をしたい思います。
縦長に活けたい時は深さのある花器
縦長に活ける時は、その花の長さからの重みと、花が先端に付いている場合は、重力が上に上がり重さが増します。
このような長いものを挿す時は、倒れないように、深く挿すことが必要になります。
だいたい、1mサイズの花や枝でしたら5㎝~7㎝と深く挿します。
その為、オアシスも縦長にセットする必要があります。
そのことが、縦長のアレンジメントを活ける場合は縦長のオアシスが入るような縦長の器が適しています。
そして、この時の注意は
《1》器の淵からオアシスは高く出し横からも花を挿しやすくする。
・一般的には4㎝位
・茎の太い枝物や、花、葉を挿す時は5.6㎝位。
・花を下に垂らしたい時は7㎝~
《2》花器の口は狭く、オアシスの面積が狭いことです。
縦にオアシスをセットすると、表面積が狭くなり、茎の太い花を数本入れるとあっという間にさせる場所が無くなってしまいます。
花材を変える、本数を調整する等が必要です。
裏技として、アシスを横にして使う事で表面積を広くすることが出来ますがデメリットもあります。
(デメリット1)低い高さで高さのある花を支える事でオアシスへの負担が大きくなり、割れやすくなる
(デメリット1)水がオアシスに漬かりにくくなり乾きやすくなる
《3》オアシスの転倒防止
オアシスと器に隙間がある場合はオアシスが転倒しやすくなります。
転倒防止として次の2つを必ずします。
・器の隙間に小さく切ったオアシスを詰める
・オアシステープで器に固定する。
低く、横長に活けたい時
では、背の低いアレンジメントや横長に活けたい場合はどうでしょうか。
この時のアレンジの特長から考えてみましょう。
《特徴1》高さはありませんので、トップの花でもオアシスに挿す深さは3㎝程になります。
《特徴2》横に伸ばす花は、下への重力が加わり、抜け落ちやすくなります。
特に、バラやグラジオラスなどのような茎が硬い花は小花の様にしなる花に比べ抜け落ちやすくなるため横から4㎝~5㎝程深く挿します。
枝物も同様に4㎝~5㎝ほど深く挿す必要があります。
特長1.2からわかるのが
・オアシスの高さはは低くてよい
・横長の幅が必要
と、いうことです。
従って、オアシスは横長に使い、花器にセットすると良いことが分かりました。
また、前後からも長く花を活ける時は
オアシスを小さくカットしたのを手前と奥に入れる事でオアシスに奥行きの幅が出来ます。
この横長にセットする時の注意は
縦長にセットした時はオアシスが器の中にすっぽり入っていましたが
このような深さの浅い花器の場合は、オアシスが転倒しやすいという事です。
その為、必ず、オアシステープを使い、オアシスを器に固定します。
オアシスの選び方
オアシスなど、吸収性スポンジには硬さ違いで種類があります。
小さなアレンジメントには、ふつうの硬さで良いですが
大きなアレンジメントの場合は硬いオアシスを選んでください。
それでは、大きなフラワーアレンジメントのご参考にどうぞ。
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