夏の花。ヨウシュヤマゴボウをご紹介します。
こんにちは。
横浜市泉区 大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームを主宰しています。相沢 知美です。
夏になるとヤマゴボウ(ヨウシュヤマゴボウ)という花が花市場に並びます。
とても動きがあり、花、実もの共に人気です。
私はピンクの茎とグリンの実の色合いが可愛らしいくも、どこか毒々しさも感じる所に魅力を感じる花です。
先日、1mを越す大きいフラワーレッスンで花材として使いましたが
花としても、花材としてもとても魅力を感じ、この日の生徒さんにもとても気に入ってもらいました。
そこで本日は
【ヤマゴボウ 花】夏の実物。ヨウシュヤマゴボウの花言葉、出回り時期、アレンジメント作品とコツと言うタイトルで
ヤマゴボウ(ヨウシュヤマゴボウ)の基礎知識と
ヤマゴボウを使ったフラワーアレンジメント
ヤマゴボウのアレンジのポイントをご紹介したいと思います。
ヤマゴボウ(ヨウシュヤマゴボウ)とは
ヨウシュヤマゴボウとヤマゴボウ違い
花屋さんなどでは、ヨウシュヤマゴボウを略して「ヤマゴボウ」と言っていますが正式には「ヨウシュヤマゴボウ」と言います。
ヨウシュヤマゴボとは別名「アメリカヤマゴボウ」といい、北アメリカ原産になります。
ヤマゴボウと聞くと、漬物の「ヤマゴボウ」を想像すると思います。
しかし、漬物に使われるヤマゴボウはキク科のモリアザミの根っこになり
ヨウシュヤマゴボウはヤマゴボウ科の植物で、毒があります。
毒は根→葉→実と強くなります。
実は身近に咲くヤマゴボ。
ヤマゴボウ(ヨウシュヤマゴボウ)は山野や、街中の草むらの中など意外と身近な所に映えている花です。
ただ、派手な花ではない為、気付かないでいたかもしれませんね。
ヨウシュヤマゴボウの開花時期、花言葉、出回り時期
ヨウシュヤマゴボウの花の開花・出回り時期
ヨウシュヤマゴボウの楽しい所は、時間の経過と共の楽しみ方も変化していく事です。
最初は白い花が咲き、花が終ると緑色の実がなり、次第に実は黒くり、静止熟した艶感を感じる花になります。
花は5月ごろから咲きます。
白い花はヤマゴボウの大きな葉っぱに映えてとても可愛いです。
実は9月まで出回ります。
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ヨウシュヤマゴボウの花言葉
「野性」「元気」
花言葉の由来は、一説では野性で元気に増えていく姿が由来とあります。
他にも「内縁の妻」があります。
ヨウシュヤマゴボウを使ったレッスンのアレンジメント
ヨウシュヤマゴはアスファルトの切れ目からで出てきたり、野山に生息する逞しい花です。
そんなヨウシュヤマゴボウの野性的な個性を感じる事が出来る生徒さんの大きいフラワーアレンジメントをご紹介します。
枝を左右に長く伸ばしてアレンジされました。
茎からぶら下がった実物を感じる事が出来、花の姿そのままが表現されとても躍動感があります。
ヤマゴボウのアレンジメントのポイント
・今回は1本の枝を2つに切り分けました。
何処で切り分けるか。実の付き方、向き、茎の長さ考えて切り分けました。
・枝をどの位置に配置し、どのくらい傾けてアレンジするかによって印象が変わります。
左右に広がるように対角に思いっきり伸ばしたのはとっても野生感が出て良いですね。
・葉っぱで実を隠してしまったり、枝が重く感じていまう時は葉を整理します。
大きい葉。実を隠している葉。葉と葉が被っている葉など
適度に葉を整理するとスッキリします。
・ヨウシュヤマゴボウはアクセントに使うと良い花です。
アレンジメントの最後に花の向き、動きに合う場所を見つけてあげてましょう。
そして、他の花に埋もれないようにアレンジしてあげ下さい。
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まとめ。ヨウシュヤマゴボウは夏におすすめの花です。
ヨウシュヤマゴボウは市場で出回ると多くのフローリスト、花講師が買っていきます。
ブーケットパフュームのフラワーレッスンは積極的に新しい花、普段手にしないような花などを花材にレッスンをしています。
様々な花に触れ、花の魅力を知り、アレンジメントの無限に広がる可能性を感じるためです。
しかし、ヨウシュヤマゴボウは今迄タイミングが合わず、実は今回初めてレッスンの花材にご用意する事が出来ました。
今回、私もヨウシュヤマゴボに触れてみて
大きいフラワーアレンジメントを生けたい
花の自然な姿を表現したい
そんなフラワーアレンジメントを作りたい時はとてもおすすめの花材だと感じました。
皆さんも実際にヨウシュヤマゴボウを手にして頂き、実際にこの花の魅力を間近で感じて頂けた嬉しいです。