花器の選び方にはポイントがあります
こんにちは。
横浜市泉区 大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームを主宰しています。相沢 知美です。
私の花に携わり20年以上になり、自宅で大きいアレンジメントを基本から学べる花教室をしていますが
レッスンでは主に4種類の花器を使っています。
形も、色も違う4つの花器はその時のアレジメントのデザインで変えますが
もう1つ、花器を選ぶ時に重要なポイントがあります。
そのポイントを無視して花器を選んでしまうと・・・
上手くアレンジが出来なかったり
花と花器のバランスが悪くなったり
更に、花持ちも悪くなることがあります。
そこで本日は
【花器 選び方】花に合わせたオアシスの大きさ。花器の選び方のコツとは
と言うタイトルで
フラワーアレンジメントを生ける時の花器の選び方について
上手な花器の選び方
そして、花とオアシスの大きさとの関係についてお話したいと思います。
花器は見た目だけで選んでは駄目
ブーケットパフュームの大きい花をアレンジするレッスンでは主に4種類の花器を使ってレツスンしています。
生徒さんや、生徒さん以外の方からもブーケットパフュームの大きい花を見て下さった方から「素敵な花器」とご好評を頂いてます。
それには、私の花器選びのこだわりがあるからです。
花器選びはフラワーアレンジメントの完成度を上げるためにとても重要なアイテムです。
イメージ作り、花のデザインとの統一性
お教室や、フラワーショップならブランディングにまでつながるものだと思います。
しかし、様々な花器の中からこれらを考慮してビジュアルで花器を選ぶ事も大切ですが
本日、皆さんにお伝えしたいのは
フラワーアレンジメントの技術面から見た花器の選び方
「アレンジメントに使う花の量に合わせて花器を選ぶ」という事です。
花器の選び方のポイントは口径の大きさ
では何故、花の量によって花器を選ぶ事が大切なのでしょうか。
それはその花器に使われるオアシスに関係します。
花の量が多いい時は、花が充分に挿せるように大きいオアシスが必要です。
花器の口径(口の直径)が小さければ、小さなオアシスしかセットできません。
しかし、口径が大きい物でしたら大きなオアシスをセットできます。
従って正しい花器の選び方は、花の量に合わせて、花器の大きさを選ぶだけではなく
花の量に合わせて花器の口径を選ぶ事もとても大切です。
花の量に対しオアシスが小さい時、大きい時
では、何故、花の量に対して、口径。すなわち花器にセットするオアシスの大きさが大切なのか。
オアシスが小さい時に起きるアクシデントと、大きい時のアクシデントをご説明します。
オアシスが小さい時は、思い通りにアレンジ出来ない
・花を挿すスペースが無くなってしまう
・オアシスに対して花を挿した穴が多くなり、オアシスが割れたり、崩れたり崩壊しやすくなる
・オアシスの中で茎が混雑して、深く挿せず花持ちが悪くなる
オアシスが大きい時は、花とのバランスが悪い
・オアシスが花や葉っぱで埋まらず、スカスカになってしまう。
・アレンジメントの大きさと、花器のバランスが悪くなる。
以上の様に、オアシスの大きさが花の量と合わないと様々な影響が生じるという事です。
◆【関連記事】アレンジメントの大きさで選ぶ花器の選び方
茎の太さもオアシスの大きさに重要
そして、もう1つ、皆様にお伝えしたいのは、花の茎の太さです。
花の茎は、花によって様々で、カスミソウの様な細い茎もあれば
ダリア、アネモネ、ケイトウなどの様に太い茎があります。
細い茎の花に比べたら太い茎は何十倍の太さとなります。
その為、太い茎の花を3本、5本と挿すとオアシスのスペースをかなり使ってしまう事が想像できると思います。
茎が太い花を挿す時は、茎の太さも考慮して、オアシスの大きさも選び
そのオアシスがセットできる花器を選ぶ事が大切です。
最後に。花器選びも楽しみましょう。
フラワーアレンジメントを作る時は、花を選ぶのと同じように、花器選びもしてあげましょう。
上手に花器選びが出来ると、フラワーアレンジメントも素敵に活ける事が出来、
更に、オアシスの大きさが正しい事は、花が長持ちする事にも繋がります。
◆【関連記事】フラワーアレンジメントの花を長もちさせるコツ
もしも、花器選びに迷ったら、花を買った花屋さんでご相談してみては如何でしょうか。
花と一緒に、バスケットの花器、樹脂の花器など様々な大きさ、種類の花器を譲ってくれると思います。
花器が変わると花のイメージもガラッと変わり、インスピレーションも生まれたりと、花を生ける楽しさが広がると思います。