こんにちは。
横浜市泉区。
1mを越す大きいアレンジを基礎から学べるフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
本日は
【フラワーアレンジメント 作り方】華やかなアレンジメント、趣のあるアレンジメント。自分らしく花を生ける
と言うタイトルでお届けします。
今日は少し難しい花の考え方をお話ししたいと思います。
もしも、よくわからないな・・・と思う方がいらっしゃったら頭の片隅に覚えて下さったらと思います。
(秋色あじさい)
花の生け方には大きく分けて2つの生け方があると私は考えています。
1つは、華やかさを表現した生け方。
もう一つは花の自然な姿を表現した生け方。
華やかさを出す生け方は、花の顔を正面を向くように生けます。
このようなアレンジメントは、ギフトフラワーや、華やかな場所に飾る時に向いています。
もう一つは、花壇の花を切り取ったような自然な花の姿です。
花壇の花は、決して同じ方向には向いていません。
風で倒れた花もあれば、葉っぱが虫に食われた花があり
更に、右を見たり、左を見たり。どの花も自分の好きな方を向いています。
そんな表情の花は、華やかさはありませんが、花の本来の自然の姿に趣や、生きる力を感じたりします。
2つの花の生け方はどちらが正しいなどと言うものでは無いと考えています。
(但し、場にふさわしい花か。オーダーなら注文主の要望の花か。という事は重要ですが)
ただ、後者は、生け花の考え方に近いと感じています。
生け花には多くの流派があり、流派によって生け方の考え方が違うようですが、もとは生命を表現する花でした。
そして、フラワーアレンジメントはアメリカやヨーロッパなどでパーティーに飾る花、お誕生日に送る花として発展していきました。
◆関連記事~華道とフラワーアレンジメントの文化、歴いから学上達のコツ
そんな背景から華やかに生ける技術が伝わり発展していったのがフラワーアレンジメントなのです。
実際、ブーケットパフュームの1mを越す大きいフラワーレッスンでも、作品が完成した時、特に注意して添削をしている所でもあります。
(コスモスと赤い実はビバーナム)
しかし、好きな花を選び、自宅で花に触れながらフラワーアレンジメントを生けたい方。
自分で生けた花を飾りたいという方が多くいると感じます。
つまり、人のために生けるものではなく、自分の為に生けたい方には、もっと選択の自由があって良いと思ってます。
華やかにアレンジしたい。
花の表情を生かしてアレンジしたい。
どちらも間違いではなく、どちらもフラワーアレンジメントであります。
但し、私がこちらのブログて何度かお話をしているように、花が自由に暴れてしまった花は美しいとは言えず、花の魅力を消してしまう事になると考えています。
つまり、下を向いた花の姿は哀愁があって美しいはずなのに、「ただそこに花があるだけけ」になってしまうのです。
華やかで綺麗な形のアレンジメントを作る事はフラワーアレンジメントの基本です。
基本が出来て、応用が出来るようになります。
従って基本をある程度を習得出来たら、花の向きを自由に表現してあなたが感じたままのアレンジメントを楽しんで頂けたらと思います。
そこで大切なのが「花の流れ」になります。
ブーケットパフュームの大きい花のフラワーレッスンでも皆さん、レッスンを重ね花の向きがとても上手になってきました。
(スプレー菊/パンティカサーモン)
しかし、更に花の向きについて深く理解していただき、皆さんのご自分らしい花。
自分が生けたい花に出会うことが出来るように。
花のもう一つの生け方についてレクチャーと実践のあるレッスンにしていきたいと思い、本日はブログに書留て私の考えを言語化してみました。
最後までお付き合いして下さり、ありがとうございました。