こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
枝物は選定したり、ためたり様々な技法を使い、好きな形にして生けることが出来る
とても楽しい花材です。
私も花に触れるうちにその魅力にはまり、この大きいフラワーアレンジメントレッスンでも花材としてよく使います。
特に、春は花が咲く枝物が沢山でまわります。
そこで本日は
【枝物 春】黄色い花の枝物サンシュユと、春の枝物を使った大きいアレンジメントの作り方
というタイトルでサンシュユの魅力、開花時期や、水揚げ方法など基本的な知識から
サンシュユを使った大きいフラワーアレンジメントをご紹介したいと思います。
サンシュユの基本知識
原産地と別名
サンシュユは中国原産で、春には黄色い花、秋にはグミに似た赤い実をつけます。
その為、別名「ヤマグミ」「アキサンゴ」の他、「ハルコガネバナ」とも言われます。
漢方薬、ジャムに
また、サンシュユは漢方薬として江戸時代に中国から種を持ち帰られました。
秋になる赤い実の種には滋養強壮、冷え症、低血圧症、不眠症などに効果があるそうです。
他にも、熟した赤い実をジャムして食べることが出来るそうです。
開花時期
2月末~4月上旬
庭木や公園などで黄色い花を見ることが出来ます。
香りは微香でパウダリーな香りがします。
水揚げ方法
枝が太い枝物なので、切り口に向かって縦にハサミを入れ十字に枝を割ります。
枝が細く、十字が難しい場合は、縦のみ(又は横のみ)ハサミを入れて割るように切れ込みを入れます。
春の枝物。サンシュユの大きいアレンジメント
使用したサンシュユは、微妙な曲がりがある枝ぶりでしたので、その枝ぶりを見て生けてみました。
花や枝物を良く観察すると、それぞれ個性が見つかります。
今回は枝の曲がりを見て、自分でデザインを作り生けてみました。
また、枝の個性を見つけると、宝物を見けた様に嬉しくなります。
そのため、「この宝物(魅力)を生かすにはどう生けたらいいかな・・」
なんて考えて生けるのが枝物を使った大きいアレンジメントの楽しさです。
皆さんそれぞれ枝物を見て、感じる所は違うと思います。
一番、枝物の形、花がきれいに見えるところをよく観察して
皆様が感じる枝物の魅力を表現したアレンジメントを生けてみて下さいね。
花材紹介
・チューリップ
・オリエンタルリリー(ピンク)
・スターチス
・ リューココリーネ(紫色)
・サンシュユ(枝物)
春は花咲く枝物で華やぐアレンジメントを
春は花木が沢山出回る季節です。
枝一杯に花が咲く花木はフラワーアレンジメントをより華やかに、そして大きくしてくれるのでお勧めの花材です。
今回は黄色い花が咲く「サンシュユ」という花枝と、八重咲の黄色いチューリップを選んでいますが
八重咲きのチューリップもまた開くとシャクヤクのような華やかさがあり、そんな花を見て気分更に楽しくなりました。
まだまだ花が咲く枝物が沢山これから出回ります。
その時々の旬の枝物と共に、枝物アレンジメントを楽しみたいと思います。
皆様もぜひ、ご一緒に!