こんにちは。
横浜市泉区 1000㎜²の大きなフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
【スモークツリー】開花時期、出回り時期、水あげ方法と、ドライワー、リース。スモークツリーのフラワーアレンジメント
と言うタイトルでお届けします。
スモークツリーとはどんな花
スモークツリーは鉢物や切り花として初夏から夏にかけてとても人気の植物です。
スモークツリーの花の色
赤、ピンク、白、ナチュラルなベージュ色と様々な色合いのスモークツリーがあります。
煙のような姿から「ケムリノキ」とも言われています。
また、スモークツリーはウルシ科のハグマノキ属の落葉樹です。
かぶれやすい方は注意が必要ですが、切り花の場合は樹液は太い枝でない限り出ないため心配ありません。
(心配な方は念のため手袋などを着用をおすすめします)
分布域はイギリス、フランス、ギリシャ、ウクライナ、アルゼンチン、イラン、パキスタンの他、ヒマラヤ山脈、中国な丘陵や山地の森、茂みの中に自生します。
◆関連動画~スモークツリーのご紹介
スモークツリーの上手な選び方
切花のスモークツリーはフワフワした花と、花のみずみずしさを感じるしっとりした質感が魅力でもあります。
しかし、とても乾燥しやすく、気が付いてら花がドライになっていたことも。
その為、スモークツリーの切花を選ぶ時は、乾燥してない花を選びましょう。
スモークツリーの開花と出回り時期
スモークツリーの開花時期は6月から7月時様旬迄になります。
5月の末から花市場では出回り、花屋さんに並び始めます。
夏の短い期間しか楽しむ事が出来ない旬の花です。
その為、スモークツリーが出回ると「いよいよ夏が来る」と季節の移り変わりを感じるのと共に
今年はスモークツリーでどんなフラワーアレンジメントを作ろうかととても楽しみになります。
スモークツリーの水あげと管理方法
スモークツリーの水あげ方法
スモークツリーは枝物になります。
枝を縦にハサミで切れ込みを入れ、更にハサミを左右に動かし枝を裂くようにすると繊維に沿って沢山切れ込みが入る為、水を沢山吸う事が出来ます。
更にもう一度縦にに切り込みを入れ切り口の断面に十字に切れ込みが入るようにします。
この水揚げの方法は一般的な枝物の水あげ方法になります。
ほとんどの枝物はこの方法で水あげをしますので是非覚えて下さい。
また、スモークツリーはミョウバンを使うのもおすすめです。
使い方は切道を斜めにカットし、更に枝の表面の皮をそぎ落とし、ミョウバンを刷り込んで下さい。
このあと、深い水に入れてた状態で半日以上はお水を吸わせてください。
スモークツリーの葉の処理
スモークツリーの葉は丸くとても可愛い葉です。
種類によつて色も違うので、葉も一緒に楽しむ事が出来るのもスモークツリーの魅力の一つです。
しかし、スモークツリーの葉は乾燥しやすいため、先に葉を取る事が綺麗に長く飾るコツです。
その為、水揚げの際は上の葉を数枚を残して下の葉は取り除きます。。
このようにした下処理をしておくと、フラワーアレンジメントにした時に乾燥した葉が目立たなくなりアレンジがいつまでも美しく見えます。
花を水あげする時は、花が長く綺麗な状態で飾れることを意識する事をお勧めします。
水、置き場所など正しい管理方法でスモークツリーを長持ちさせる方法
熱くなる時期はお水の量が多いいと水が汚れやすくなり、枝もぬめりやすくなります。
水替えは毎日するのが好ましく、更に水につかっている所の枝も洗い、ぬめりを取りましょう。
又、スモークツリーは乾燥しやすいため、エアコンの風や、直射日光に当たらないような場所に置く
などの管理方法がおすすめです。
スモークツリーの飾り方
スモークツリーは幅広く使う事が出来る花です。
その使い方を知る事で更に色々なスモークツリーと出会うきっかけになりますね。
今からご紹介します楽しみ方をご参考になさって、スモークツリーの作品を沢山作ってみて下さい。
◆関連記事~スモークツリーの種類と色毎のアレンジのコツ
ドライフラワーの作り方
スモークツリーは前章でもお伝えした通りとても乾燥しやすい花です。その為、ドライフラワーを作るにはとても適した花になります。
作り方は花を逆さまに吊るし、乾燥させる事です。
ただし、花が潰れてしまうとフワフワした花が潰れたまま乾燥してしまいます。
その為、花は出来るだけ広げて、壁や花同士が当たらないようにして吊るす事がポイントです。
沢山の花をまとめて縛ると風通りが悪くなるのでボリュームを抑える、または高さを変えて花の位置をずらすのも良いでしょう。
この時、大切なのは、直射日光に当てない事です。
直射日光に当たると、花が日光によって日焼けをしてしまい綺麗な色が失ってしまいます。
そして、ドライフラワーは花が新鮮なうちに作るのがポイントです。
フレッシュな花を逆さまにすると枝も下になりとてもフンワリトしたスモークツリーのドライフラワーになりますが
長く切花として飾った花をドライフラワーにするとスモークツリーの細かな先端が垂れた状態で乾いてしまうのでふんわり感が失われます。
このように出来上がりに差がつくので是非、新鮮なうちに逆さまにし、細かい枝までフワフワした状態でドライにして下さい。
スモークツリーのリース
リースの土台に細かく切ったスモークツリーをつけていきます。
蔓を巻いたリースにグルーガンでつけても良いですし、リース型のオアシスにボンドをつけながら挿していく方法もあります。
作りやすいのはオアシスですが、コストは蔓のリースの方が抑えられます。
ドライのスモークツリーでも、生花のスモークツリーでもどちらでも作る事は可能です。
ただし、スモークツリーは先ほどもお話ししたように逆さまにしたほうか綺麗なドライフラワーになりますが、乾燥しているため壊れやすくなります。
フレッシュなまだ乾いていないスモークツリーの方が作りやすくおすすめです。
スモークリーだけでリースにしても、スモークツリーとアジサイなどドライになる花と合わせても
どちらも可愛いリースが完成します。
スモークツリーのスワッグ
とても手軽に作る事が出来る作品なのでスモークツリー初心者の方にはおすすめです。
作り方はフレッシュな花をまとめてから逆さまに吊るしドライフラワーにしてスワッグにする方法と。
ドライフラワーにしてからスワッグする方法があります。
花の茎が見えない程度に花の頭に段差が出来るようにずらしながら重ねてみましょう。
スモークツリーは花の後ろにダイナミックに見せてあげるととても目立ちます。
とても大きな花ですので、もし、他の花を合わせるならプロテアなどの大きな花ががおすすめです。
スモークツリーのフラワーアレンジメント
スモークツリーのフラワーアレンジメントはとても幻想的で、そして清涼感を感じるアレンジメントになります。
向日葵や、ユリなど大きな花と合わせると花のダイナミックさが伝わります。
そして、クレマチスや、ベアグラスのような細く長いラインフラワーと合わせる事で、空間が生れ、清涼感が増すのと、スモークツリーは動きのほとんどない花になります。
このようなラインフラワーの動きによって作品に柔らかさ、躍動感が出ます。
色は淡い色から濃い色まで、どんな色とも合います。
合わせる色で印象がだいぶ変わり、優しい印象、癒されるアレンジメントにしたい場合は淡い水色、黄色と合わせてみては如何でしょうか。
白と合わせるとスモークツリーの清涼感を強く感じることが出来ます。また、大人っぽくリュクス感のある花になります。
そして、私のお勧めはアンニュイな色と合わせる事です。
幻想的なスモークツリーとアンニュイな色とでとてもドラマチックなフラワーアレンジメントを作ることが出来ます。
そしてスモークツリーはとても大きな花です。その大きさを活かして、ダイナミックなアレンジメントに挑戦してみては如何でしょうか。
空を見上げるようなそんな爽快感を感じるフラワーアレンジメントが出来上がると思います。
◆関連動画~スモークツリーの大きいフラワーアレンジメント
おわり
最近はスモークツリーのブーケ人気なようで益々需要が高まる予感のスモークツリー。
品種改良もされており、ナチュラルカラーが目立つスモークツリーでしたが最近は色も違う種類があります。
特にスモークツリー好きに人気なのが「グレース」です。落ち着いたピンク色の花と濃い赤紫色の黒っぽい葉とのコンビがシックな印象のスモークツリーや「ヤングレディー」という淡いピンク色をしています。
葉もフレッシュな緑色で明るい印象のスモークツリーです。
色んなスモークツリーがあり今後更にアレンジの幅も広がりそうです。