大きい枝物と、長い花を使ったフラワーアレンジメントをレッスンしました
こんにちは。
横浜市泉区 大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームを主宰しています。相沢 知美です。
6月の1mを越す大きいフラワーレッスンは長く大きい枝物と
花先の動きがアレンジに流れを作るスリムな花を使いフラワーレッスンをしました。
そこで本日は
【フラワーアレンジメント 6月】垂れ下がるデザイんがポイントのグラジオラス、芍薬、枝物のアレンジメント
と言うタイトルで
生徒さんがアレンジした作品と
使用した初夏の花の紹介
更に、アレンジメントのポイントをご紹介したいと思います。
お届けします。
グラジオラスとシャクヤクのフラワーアレンジメント
こちらのアレンジメントはシャクヤクをメインに使ったアレンジです。
そして、芍薬と同じ位に印象に残るグラジオラスと
ライデンというオリエンタルな印象の枝物を使いました。
◆関連記事~5月のフラワーレッスンの作品
グラジオラスのアレンジのポイント
・グラジオラスの花先に注目
グラジオラスの枝先はとても個性的で、1本1本の曲がり具合が違います。
そんな花の動きを読みながらアレンジに使い、アレンジメントに流れを作りました。
・花先を摘む
グラジオラスは沢山蕾をつけ、下から順番に花が咲きます。
その為、このままアレンジに使うと、折角の綺麗な花がアレンジメントの中に埋もれてしまったり
花を見せようと花を長く使うとアレンジメントが高すぎてしまい
花器やアレンジの横幅と高さとのバランスが悪い作品になってしまいます。
その為、グラジオラスはアレンジに使う時のポイントは
「花先を折る」という一手間をかけてあげる事で花が引き立つ華やかなアレンジメント
作る事が出来ます。
・枝ぶりを整理する
葉の付いた枝物は、そのまま使うと枝の美しさや、その枝物の魅力が欠けてしまいます。
例えば、こちらのライデンの場合は、爽やかな空気感が魅力の枝物ですが
葉っぱが込み合ってしまっていると、その魅力が損なわれてしまいます。
その為、枝ぶりや葉っぱの付きをみて、整理してあげる事で、とても美しい姿になります。
花の色合わせのポイントはマスタード色
ピンクと白という花の色合わせはフラワーアレンジメントでは人気の色合わせです。
バラや百合を使えばエレガントな印象
ガーベラを使えば可愛らしく
カラーを使えばスタイリッシュな印象にする事が出来ます。
今回は、そんな白とピンクの花合わせの中に、マスタード色というスパイシーな色のトルコキキョウを合わせてみました。
エキゾチックでありながら、華やかさが増したフラワーアレンジメントになり、心トキメク花合わせとなりました。
◆関連記事~花の色合わせについて
花々が垂れ下がるフラワーデザインの作品です
今回のフラワーレッスンの課題は、トライアングルを作りながら、花を垂れ下げる事です。
片方は下がり、片方は上がるアシメトリーのフラワーデザインとなってます。
この様に花が下がったラインを作っていくには3つのポイントがあります。
それは
・オアシスのセット方法
・花の挿しかた
・花の動きを使う
です。
そして、花材によっては茎を矯めて、動きを作る事もできます。
今回は、ライデンの枝を矯めて枝が垂れ下がる優雅な表情を作りました。
この様に、花の動きを読んだり、自分で好きなように花に動きを出す事を学べるのがブーケットパフュームのフラワーレッスンの特長でもあります。
花を思い通りに扱うフラワーアレンジメントの技術
アレンジメントにしなやかな動きを作る事が技術
そんなフラワーアレンジメントの技術で表現する楽しさを知って欲しいと願っているからです。
◆関連記事~花の動きの使い方
アレンジメントに使用した花材紹介
・グラジオラス
白いグラジオラスは「バンビーノベネチア」という品種です。
小振りのとても使いやすいグラジオラスで、1m程のアレンジメントにはピッタリのサイズでした。
花の中心が赤紫色しており、とても綺麗だったの選んだ花でした。
ライデンのようなオリエンタルな花との相性も良く
スリムな花姿からスタイリッシュなアレンジメントにおすすめの花です。
・シャクヤク
「麒麟丸」という品種の芍薬で、白にマゼンタ色の絞りが入ったとてもドラマチックな印象の芍薬です。
花が咲くまでどんな花なのかワクワクしましたが期待以上の美しさにとても感動した花でした。
・トルコキキョウ
マスタード色のトルコキキョウは「キフジン」という品種です。
頬を赤く染めたようにほんのり赤味のあるニュアンスが魅力花です。
シックな色ながらも、八重咲のトルコキキョウの華やかさを感じる花でした。
・アルストロメリア
一般的なアルストロメリアより小振りで、可愛らしさを感じる「カリオ系」というアルストロメリアです。
白は「レモネード」
オレンジは「プリンセス」と言います。
アルストロメリアはアレンジメントにボリュームを出したり、花埋めに使ったりしますが
このアルストロメリアはアクセントとしてアレンジメントに取り入れる事がおすすめです。
・アスター
アスターは、フラワーアレンジメントのデザインの骨格を作るのに使いました。
フラワーアレンジメントの専門用語では、「アウトライン」という所になりますね。
大振りでぼってした花が魅力のこのアスターは
1本の茎に沢山花を咲かせフラワーアレンジメントの花材におすすめです。
クリーム色がとってもチャーミングな花ですね。
他にも、京鹿の子、ヒメライデン、ドラセナ、レザーファンなど、沢山の花々を使いました。
グラジオラスとシャクヤクのフラワーアレンジメントからのメッセージ
ライデンの深いグリンから、新芽の爽やかなグリンのグラデーションがアクセントにもなり
風にそよぐのうな初夏のフラワーアレンジメントが完成がしました。
今回は心にピンとくるような花に沢山出会え、市場での仕入れもとても早く終わりました。
私の仕入れは、気に入った花とイメージにピッタリくるような花を探しながら市場の中を行ったり来たりしています。
そんな花に巡り合うかは出会いであり
次から次へと買われていく花
新しい花が後から追加されるという花とのタイミングもあります。
仕入れは時間のかかる作業ではあります。
しかし、この様な素敵なフラワーアレンジメントに出会う為
そして、生徒さんが上達していく過程には、茎の太さ、柔らかさ、花つきなど
花材選びは重要であります。
そのため、私にとっては仕入れはとても大切な作業になります。
ブーケットパフュームは
フラワーアレンジメントが上手になりたい
素敵なアレンジメントが作れるようになりたい
花、1本1本を生かし、自由なフラワーアレンジメントを楽しみたい
そんな皆さまの気持をこれからも応援していきます。