こんにちは。
大きい花に特化したフラワーアレンジメント教室
ブーケット パフュームの相沢 知美です。
年末に花屋さんの前を通ると沢山のお正月の花が並び、とても賑やか光景を目にします。
春の花も出てきて、チューリップ、スイートピーなどの洋花のお花に、菊や南天などの和花。
そして葉のつき方、色、大きさが違う松が並びます。
これらはすべて種類が違う松になります。
今回は、お正月アレンジメントに人気の松の種類には
若松、大王松、蛇の目松、五葉松などがあります。
それぞれの松の違い。
更に松をお正月アレンジメントに使う時のコツを松ごとにご紹介し
それでは本日は
【お正月 松】若松、蛇の目松、大王松などの違いとお正月アレンジメントのコツ/フラワーアレンジメント教室 横浜
というタイトルでお話を致します。
若松は爽快感を感じるお正月アレンジメントが作れる松
若松は、黒松という松の樹齢が若い松を言います。
主に門松に使う松です。
そして、お正月のフラワーアレンジメントとして一般的に最も使われている松です。
葉っぱの特徴は他の松に比べ爽やかなグリンをしていて新緑のようなフレッシュな印象がします。
また、真っ直ぐ伸びた枝が若松の枝は爽快感を感じます。
大きなアレンジメントに使うの場合
直線的なラインを生かメリハリのあるデザインがおすすめです。
こちらは、ブーケットパフュームの大きい花のフラワーレッスンでお正月アレンジとして12月にレツスンした花です。
中央の若松の堂々とした姿がダイナミックで松の魅力が活きたお正月のフラワーアレンジメントになりました。
小さなアレンジメントの場合
小さいフラワーアレンジメントでも松の真っ直ぐな枝を見せてアレンジしましょう。
更にフラワーアレンジメントの足元を隠すように若松を小分けに切り分けて使い
若松のフレッシュな色の葉っぱから爽やかで、新春を感じるお正月アレンジメントを演出する事が出来ます。
また、脇枝の小さな枝をポイントに使うなどすると小さいアレンジメントの可愛さが増したお正月の松を使ったフラワーアレンジメントが出来上がります。
蛇の目松は黄色い葉っぱでお正月アレンジメントにアクセントになる松
松と言ったら青々としたグリンが特徴になりますが
この蛇の目松(じゃのめまつ)は葉っぱの先端が黄色く
更に、若松より葉っぱの長さが長くとても華やかな松です。
蛇の目松がお正月のフラワーアレンジメントに入ると花に明るさ出て
大きなアレンジメント、小さなアレンジメント共に
蛇の目松を色目として使い、華やかなお正月アレンジメントが完成します。
蛇の目松のアレンジの仕方は花の中心に入れると良いでしょう。
勿論、大きいお正月アレンジメントは松を大きく使い迫力感を出すと長い葉っぱが生きてダイナミックなお正月の花になります。
五葉松は葉っぱが放射線状に躍動感感じるお正月アレンジメントに
はははは長い脇枝のに先に葉が放射線状に広がるとても躍動感のある松です。
大きなアレンジメントに使用する場合は
長い枝が見えるように広がりのあるデザインにして活けるととてもダイナミックな作品になります。
小さなアレンジメントの場合も、小さな脇枝を使うか、五葉松の丸くまとまった感じを引き出すように活けると良い作品が作れます。
大王松は長く光沢感のある葉っぱ。最高級を感じるお正月アレンジメントに
ダイオウショウは枝先に広がる長い葉がとてもインパクトのある松です。
また、大王松の光沢感がひときわ引き立つ松です。
そのため、小さな作品より大きなアレンジメントに使うと大王松の松の魅力が引き立ちます。
大王松を使う時は大王松の松の葉っぱを前面に目立たせ花や、他の葉っぱで大王松を隠れないようにアレンジする事。
更に、葉っぱの動きも又、この大王松の迫力を感じる一部です。
その大王松の松の葉つばの動きも目立つようにアレンジしてあげる
他の松を使ったお正月アレンジメントでは感じられない華やかさ、ダイナミックさ、高貴な印象を感じる事が出来るお正月アレンジメントになります。
松を飾る時期
松には神様が宿ると言われ
年神様が家に来る時の目印になるそうです。
そのため、31日の前日に飾ることは神様に失礼とされ
更に、29日に飾ることは「二重の苦しみ」という意味があり
この29日と31日を避けた日に飾ったほうが良いでしょう。
松のお正月アレンジメント以外の楽しみ方
今回、松をフラワーアレンジメントで楽しむ場合をご紹介しましたが
花瓶に挿して行けるのも楽しいものです。
そして花瓶に活ける場合は、松は水を沢山吸うため、お水は多めに入れると良いです。
最近はフレッシュな松を使いしめ飾りなどにしたドア飾りも大変人気でお勧めになります。
普段、フラワーアレンジメントで松を使う機会が無いと思います。
しかし、それぞれ種類によって面白い個性があります。
お正月には松を使った花を活けて
普段と違う「和」を意識した花を楽しんでみては如何でしょうか