こんにちは。
横浜市泉区 大きな花に特化した造形フラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢知美です。
本日は
「赤 花合わせ 色合わせ・夏らしい花にするためのポイントを押さえ上級者を目指す方法を花教室講師がお伝えします」
というタイトルでお届けします。
赤とはどんな色か
赤は「明るい」が語源とも言われるくらい明るい色の代表です。
エネルギッシュな力を感じる色でもあり、そして生命力、情熱を感じる色でもあります。
夏のフラワーアレンジメントで元気を届けたい時。または感じたい時。
どんな花合わせをしようか考え真っ先に思いつくのは赤い色の花ではないでしょうか。
ただ、少し色合い間違えると暑っ苦しいとか、重たい印象になります。
夏の赤は軽やかさがあると見た目にも涼しげになり、夏の花合わせにフィットします。
本日は夏におすすめしたい赤い花の合わせ方、使い方について徹底的に追求してご紹介していきたいと思います。
赤い花を2つに種類に分けて考えてみましょう
赤と一言で言っても様々な赤があります。。
黒が混じった赤、茶が混じった赤。そして紫色が混じった赤。
この2つの赤は色のトーンが低い赤になります。
そして、オレンジ寄りの赤、ピンク寄りの赤は明るいトーンの赤になります。
ご自身がどんな色が似合うのかパーソナルカラー診断を受けた事がある方はご存じたと思いますが
黒や茶、紫色が混じった赤を季節に例えると秋冬の色とされます。
それらはとてもシックで深みがあり、そして温かみを感じる赤です。
オレンジ寄りやピンク寄りの赤は季節の色は春夏になります。
フレッシュ感があり、より明るく、そして爽やかさを感じる赤です。
この赤から感じる2つの印象がフラワーアレンジメントにも大きく影響を受けます。
特に温かみを感じる秋冬色の赤を使う時は暑く、そして思い印象にならないようにちょっとしたコツを使い夏らしさい花合わ、色合わせをしたいと思います。
それが夏らしいフラワーアレンジメントを作るポイントになります。
秋冬カラーの温かみを感じる赤い花とはどんな花
では、温かみを感じる茶系、紫系の赤の花とはどんな花があるか見てみましょう。
《バラ~ローテローゼ》
深みのある赤が高級感を感じる人気のバラです。
《向日葵~プロカットプラム》
茶系の赤と黄色のグラデーションが綺麗な向日葵です。
《百合》
高貴な印象の赤紫色のユリです。
その他、一年を通して人気の実物であるヒペリカム、などがあります。
フレッシュ感の爽やかな赤い花もどんな花があるか見てみましょう。
《スグリ房》
みずみずしさを感じる夏の赤い実物です。
《カーネーション・スカーレットクイーン》
《ダリア》
様々な条件の中で花を選ぶ事が出来たら花の世界はもっと広がる
様々な赤をご覧いただき、赤と言っても色によって印象が異なる事が見て分かったと思います。
「では、夏らしい赤いフラワーアレンジメントを作りたい時は明るい赤を使えば良いんだ」と、思われるかもしれません。
しかし、花を選ぶ時は条件の中で作らないといけません。
それは、予算、今ある花の中から選ぶ、花持ち、ギフトフラワーなら受け取方の好み。
花屋さんに花を買いに来た時、気に入った花が落ち着いた赤だった。
私の花教室でも、同じような赤ばかりではなく、色んな赤で花材をご用意します。
そうすると生徒さんも喜んでくれるのではないでしょうか。
この色合いの赤でないと・・・
確かにそんな風にこだわって赤を選ぶ時もあります。
選べる状況の場合はこだわって選ぶ事も良いと思いすが
どんな条件の中でもベストな花を選ぶ事が出来たら花選びのパターンが増えます。
そしてフラワーアレンジメントの世界を広げる事が出来、ますます花の世界が楽しくなります。
2つの赤で花合わせ・色合わせする時のコツ
-明るい赤で夏のフラワーアレンジメントを作る時
明るい赤は同じトーンで明るい色合いの花を合わせれば夏らしい爽やかなる花合わせを・色合わせをする事が出来ます。
黄色、白、ピンク、水色も素敵です。
更に白やグリンを多めにすると爽やかな印象が増します。
-落ち着いた赤で夏のフラワーアレンジメントを作る時
シックな落ち着いた赤をメインに使う場合は明るい印象にすることは難しいです。
しかし、そんな落ち着いた赤の特色を活かして夏らしいく花合わせ・色合わせをする方法もあります。
それは、空間、乾いた印象の花を合わせる、グリンを多くする。
この3つの方法で赤い花も夏らしい素敵な花にする事が出ます。
《方法その1.空間を作る》
花や葉の密が詰まり、モリモリとした印象は更に温かみを感じます。
従って、枝物を合わせ、更に枝を間引いて空気の流れる空間を作る。
もう1つ、細い葉や小花を長く伸ばして沢山の空間を作る。
そんな工夫で空間を作る事が出来ます。
《方法その2.乾いた印象の花とあわせる》
夏になると日がよく当たる場所の街路樹や庭の植物たちが乾いている姿をよく目にします。。
また、貝殻、砂浜、流木、麻など夏の天然素材の定番アイテムもカラッ乾いた質感から夏に良く合います。
花も同じで乾いた印象の花と合わせるとカラカラに乾いた空気感、質感を演出し夏らしい花合わせ・色合わせを作る事が出来ます。
例えば、カンガルーポー、野ばらの実、スモークツリー、ミニパイナップル、ガマなど。
他に夏の時期は沢山あります。
ご自身で乾いた印象と感じる花を探してみるのも楽しい過程です。
《方法その3.グリンを多くする》
グリンにも色々な色のグリンがありますが、ここで選ぶ時は深い緑のグリンが落ち着いた赤と合います。
例えばモンステラのようなグリンは光沢感もあります。
この光沢感からは明るい印象を受ける事が出来ますのでおすすめです。
更に、様々なグリンを使うとグリンのグラデーションができ華やかな花合わせに仕上がります。
深いグリン(モンステラ)、青々としたグリン(ルスカス)、黄色っぽいグリン(ゴットセフィアナ)、白っぽいグリン(ユーカリ、ピットなど)色んなグリンを組み合わせてみて下さい。
他にも沢山のグリンがありますが、グリンの代わりに枝物を使うのも良いでしょう。
夏はナツハゼ、ナナカマド、ドウダンツツジなどが出回っています。
その1.でお伝えした「空間」を作りながらグリンの多いい花合わせ・色合わせをする事が出来ます。
赤い花を飾る時の夏の装い方法
少し番外編になりますが、ご自宅で花を飾る場合のおすすめの飾り方もご紹介したいと思います。
この方法は今迄お話しした事と重ねて実践していただくとより効果的です。
《その1.透明の花瓶を使う》
ガラスの透明感はとても清涼感を感じる事が出来ます。
更にそこに水かはいると太陽の光で輝いた水を見る事が出来ます。
《その2.器の下に天然素材の物を置く》
麻の布、籐のランチョマットを花器の下に敷く。
もし、ご用意があればドライにした枝物、流木、貝殻などと言った天然素材を置くと花を飾ると夏を感じるインテリアスペースとして楽しんで頂けます。
以上のようにちょっとした事で花がより素敵になったり、飾る事の楽しさが増してきます。
ご自宅にあるもの、身近な100円ショップで探しても良いですね。
おわりに
梅雨が明けると夏の暑い日が続いてきます。
花によって癒されたり、ワクワクしたり、そして時に元気になることがあります。
朝から暑い日差しが降り注ぐ夏の朝は花から元気を感じる事が出来ると良いスタートで一日を始める事が出来ますね。
また生活のシーンだけではなく、赤い花はお祝いの花としても定番の色です。お誕生日、開店祝い、周年祝いなど用途は様々なです。
貴方のその日の赤い花で素敵な花を楽しんで下さい。
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